『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:1297] 2013年02月01日(金) 23:39
[link:1299] 2013年02月02日(土) 00:04
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「ふいご」を観てきた。おもしろかった。中尾さんは最終新幹線に乗らなければいけない、とアンコールに出ないで帰ってしまったよ。」との知らせが来た。
「ふいご」というバンド、一度観てみたいと思っていたので、思い立って入谷のなってるハウスへ駆けつけた。
古池さん(Tb)、関島さん(Tub)、中尾さん(Sax)の三人組。
いろんな噂を聞いていたけれど、観てみて、とても腑に落ちる面白さでした。
最強にユルそうに見えて、すごい難しそうなことを眠そうな顔でやられてて感銘をうけました。
ずーっと、ぬるい出がらしのお茶をすすり続けているように見えて、その実、お茶を濁しているようなところは寸分もないのです。
すばらしき変てこバンドでした。
その古池さんに垣間見える「こっち行ったらおもしろくないからこっち行ったらどうか」「こっちへ行くと思うでしょう?いやいやそうは行かないんだよね」というような変則ぶり、あるいは、「いわゆる普通」というものを無視して、自分が「こうしたほうが面白かろう」と思うことを選び続けていったらこうなってしまった、というような曲の作りが、どうも自分の根底にもある、とある気質とも似ているなあ、わたしも友達もわりとそういう人多いなあ、と思っていたら、名古屋のご出身だとか。
それを聞いて妙に納得したといいますか、名古屋の人がそうだとは言いませんが、なんとなく、そういうところ、ふわーーっとある名古屋スピリッツだと思います。
そして古池さんを囲む関島さんや中尾さんをひっくるめて、いろいろな発見もあり、大変面白く拝見したのでした。