『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:1285] 2012年09月11日(火) 00:00
[link:1284] 2012年09月09日(日) 13:38
[link:1283] 2012年09月09日(日) 04:19
[link:1282] 2012年09月09日(日) 13:36
[link:1281] 2012年09月08日(土) 15:43
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名古屋にある「コーヒーカジタ」という、それはすてきな、コーヒーとお菓子のお店をやっています。
コーヒーカジタはそのお店のすばらしさで、開店以来、大人気のお店ですが、かじやんは、そのお店を開く前はベーシストでした。
かれこれ20年以上も前からの友人で、その頃から名古屋でザボンドボンというインストバンドをいっしょにやっていたのです。
今回もコルネットで参加してくれている中野明美ちゃんもザボンドボンのメンバーです。
当時、かじやんのお家のお庭にあった物置小屋が練習場所であった我々ザボンドボンは、それはそれはまじめにユルい音楽を研究して作るバンドでしたが、一方でまじめに楽しみを追求する仲間でもあったので、いつも練習を終えると、河原へ行ってカレーを作ったり、でたらめのナンを焼いたり、ただ、外で鍋をしたり、練習帰りにそのまま郡上八幡へ徹夜の盆踊りに行ったりしては過ごしていました。
そういう、ナンを焼いたり、郡上で踊りを覚えたりしたことが曲になったりして、メトロトロトンレコードのオムニバスに入れていただいたことが、今の私につながっています。
前置きが長くなりました。
それからみなそれぞれに大人になり、かじやんはコーヒー道に進み、現在のコーヒーカジタがあるのですが、時々お店へ立ち寄ってカウンター越しに話していると、ある時ベースをまた買ったという。
では、せっかくだからそれを演奏しよう、と誘い、かじやんにとっては10年ぐらいのブランクを経て、いきなりレコーディング、ということになりました。
前々から、カジタの曲を作りたくはあったのです。
果たして、デモを渡してから3ヶ月、お店やイベントで日々忙しいかじやんは、東京まで録音にかけつけてくれました。
忙しい合間を縫って、ずいぶんと練習をしてくれたそうです。
今回のアルバムは、河瀬さんのベースはすべてコントラバスです。
でも、この「コーヒーカジタで」だけ、かじやんの登場により、かじやんが買ったエレキベースになりました。
なんだかロマンを追いかけているふうに見えてしまうかもしれませんし、変てこかもしれませんが、それもまた楽しいものです。
この曲ではちゃんとコーヒーカジタへの行き方も歌っていますから、ぜひ歌いながらコーヒーカジタを訪ねてみてほしいです。