『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:1191] 2009年12月15日(火) 16:33
昨日は、とある録音の本番で、クラリネットを録音することになり、小森慶子さんに来ていただく。
小森さんは、秋に久住さんのライヴで、チラッとチッチで飛び入りさせていただいた時にゲストで出てらして、そこでご一緒させていただいた。
かわいらしいお人柄、しかしひとたびステージに立つと、そこから炸裂する閃光のようなプレイがとっても印象的でした。
今回お願いしたものは、またその閃光のような一面とはちがうあったかな日向で転がるボールのような感じのもの(どんなんや?)だったのだけど、最初の音が出た途端、みなその音色にうっとり。
見事に日向のボールな感じを表現してくださいました。
おかげさまでよいものができました。
そして今日は、栗原さんスタジオへ。
スタジオ完成の噂を聞いていたのですが、今までおじゃまする機会がなく、ついに今日おじゃますることができた。
ふぁーお!なんとすてきな。お家にこんなスタジオがあるなんて夢のようですー。
アコガレますー。
作業の後、ご迷惑も省みずぐるぐると邸内を見学し、おやつまでいただき岐路につきました。
さて、そして帰りに、ちょいと必要に迫られたものを購入するために、丸の内にあるとあるお店を目指した。
が、丸の内、おんなじようなビルが多すぎる!よく行く新丸ビルしか知らなかったんだけど、名前も似てるし群れで建ってるし、方角がわかんなくなるし、入ったら入ったで、おんなじビルのフロアにこっちからは行けず、一旦出て、向こうから入る、とかここはこのお店専用の出入り口、とか、ややこしい!そしてフロアマップが不親切すぎ!一体どこなんじゃーい!
あと、よけいなお世話だと思うけど、ライトアップしすぎ!
やっとの思いでたどり着いたらもう閉店.....。きー!っていうか、うわーん!
というわけで、結局用事は済まず、腹ぺこだったこともあって、たいそうもじゃもじゃしながら、雑貨店に立ち寄った。そしたらクリスマスツリーの前で小さい男の子がBGMのジングルベルの歌(英語)に合わせて小さく踊っており、サビ(Jingle bells, jingle bells,〜〜)の前のとこだけ一生懸命『ヘイ!』と間の手を入れてて、それが妙になんかよかった。
なので、そうかー、もじゃもじゃするのやめよ、と思ってぽくぽく帰ったのでした。
それにしても丸の内ビル群は......