忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年11月07日(土)

加藤千晶とアンチヘブリンガンのごちそう音楽会、もう空けて本日、7日です。
いつもより早めのスタート。
開場は5時、開演は6時です。
みなさまどうぞお間違えのないように、おいでください。

楽しい秋の夜をご一緒に過ごしましょーう。
お待ちしております。

いらしてくださる方へ。
アンチヘブリンガンまでの道は、一度行ってしまうと簡単ですが、はじめての方には少々難しいかもしれませんので、お
役に立つかわかりませんが、ことばの地図をやってみます。

1. 水道橋駅を降りたら、JRの線路に沿って、線路を左の上に見ながら御茶ノ水方面へ白山通りまで行きます。

2. 白山通りの歩道橋がかかっているところに出ますので、そのまま白山通りを横断して(歩道橋は渡らなくてよい)線路沿いにまっすぐ進む。

3. すると、『昔のチョコレートケーキ』っぽい縁取りのビルが右手に見えてきますので、
そのビルを右折(手前に深く曲がり込む細い脇道が一本ありますがそれではありませんのでココ注意。)。

4. チョコレートケーキビルを左に見ながら通り過ぎ、1本目の太い道(わりとすぐ。ポプラまで行っちゃったら行き過ぎです。)を左折(右手にはホテルがあります)。


5. 曲がってすぐ右手、道路から少し階段を上がったところがお店です。

お店のHPがありませんが、たぶんこれ が一番わかりやすいかも、です。

お気をつけておいでください。
お待ちしておりまーす!


[link:1183] 2009年11月08日(日) 13:51


2009年11月08日(日)

アンチヘブリンガンでのごちそう音楽会へおいでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
いつもライヴの来てくださる方やアンチヘブリガンの常連さん、それからお子様連れの方まで、ほんとにたくさんの方が駆けつけてくださって、それはそれは楽しい夜になりました。アンチヘブリンガンのOさんの腕によりをかけたごちそうも最高においしかった。
私は大好きな「えびのオイル」と、通称?「スパルタ小麦」ももちろんだけど、昨日はじめて食べた「春菊ペーストのパスタ」もすっごくおいしかったなあ!おなかがいっぱいで食べられなかった「アボカドと貝柱のサラダ」、今度ぜったい食べたいです。

オーナーのOさんご夫妻とあのお店の雰囲気や在り方はまさにトーキョーの灯です。そこに集まる人々のつながりもまたそうで、ヘンテコな偶然や必然も含め、そこからまたどんどんつながってたことが判明したり、新しくつながりが生まれたり。そういう場で演奏させてもらえたことがほんとにうれしい。

来てくださったお客さん、アンチヘブリンガンのOさんご夫妻、そして、この企画の立案から実現にむけてご尽力くださったNさんに心から感謝します。
みなさまありがとうございました。

余談だけど、昨日のその「偶然のつながり」の中で最大の偶然は、以前、「厨房で、奥様Yさんが元栓を締めたことに気がつかず、Oさんが東京ガスに『給湯器の火がつかない!壊れちゃったみたいなのですぐに来てください!』と電話し、その後元栓に気がついて『すみません、やっぱり壊れてませんでした.....』とバツの悪い電話をする」という事件があったそうですが、なんと、東京ガスのお客様センターでその電話を受けた方がお客さんの中にいらっしゃった。その方は私のライヴにもよく来てくださる方で、アンチヘブリンガンには昨日はじめて来てくださったみたいなんだけど、こんな偶然ってある???
ああ、世の中はほんとに広いけど、ほんとに狭い。こんなことがあるからこの世もまだまだ捨てたもんじゃないなあって思うのです。
大げさなようだけど、決して大げさでなく。ヒトとヒト、ヒトとコト、ヒトとモノ、ヒトやコトやモノに限らず、いろんなすべてのものがいろんなふうにつながったり働きあったりしているしくみの「妙」っていうか「縁」の不思議っていうか、それがほんっとうに面白い。つくづく、すべてのものに存在する意味があるんだなーーーーーと思います。
かこさとし先生の「地球」をむしょうに読み返したくなる。


[link:1184] 2009年11月12日(木) 01:15


2009年11月12日(木)

今年最後のライヴが終わった(早いですが)後、なんやかんやで諸々の事柄が重なり、数日引きこもって仕事したりあちこち行ったり。
今日は雨がざーざーで、都内の道は大混み。しかし雨が降ると普段は『ふふん雨なんてなんてことないよねえ』という顔をしているような立派な大人の人たちがこぞって長靴を履いたり、おまわりさんもカッパで動きにくそうだったり、雨風に傘がおちょこになったり、完璧なオールバックのおじさまのヘアスタイルがそこらへんのお風呂帰りの人みたいになってたりしているのが垣間見えて少し面白い。
いろんな人と長靴がおそろだったり、いつもお仕事バリバリ、クールな微笑みを絶やさないスゴ腕のP氏が、靴下がびしょびしょになり、裸足でぺたぺたと事務所を歩いておられたり。
と、楽しいことは楽しいのだけど、なにせ移動には不便である。長靴の中で靴下がどんどん下がって脱げていったり、「あ、軒下にちょうど車止められた、ラッキー!」なんてうっかりドアを出ると、軒からのしずくがハードすぎて、大粒のが背中にボタボタ入って、普通に降ってる屋根のないとこのがまだよかった....なんてことになったりするのです。

明日は止むといいんですが。。。

[link:1185] 2009年11月18日(水) 00:03


2009年11月18日(水)

訳あって3日間ほど名古屋へ行っていました。
その間にちょうど栗コーダーカルテットがツアーで名古屋に来られてたので、E.L.Lで観戦させていただく。『栗コーダーの15周年』らしく、壮大な、でもユルい、歴史絵巻を見たような、あるいは、一緒に笑いながら、現在進行形の素晴らしき歴史を振り返ったような、とても楽しくイカした、そして充実したライヴでした。
そのほかには、家の用事をすませて、92歳のおばあちゃんに会って、今回友達には誰にも会わず、おしまい。

帰りはスタジオへ直行、仕事の合間に、名古屋土産の「ゆかり」の効果か、プロデューサー各氏にモノマネがウケて有頂天。しかし、ウケたわりに、まったく似ていない、といわれ、ますますヤル気に火がつく。修行の場は日常にあるものである。


[link:1186] 2009年11月19日(木) 14:18


2009年11月19日(木)

きのう、冷蔵庫の戸の角で頭を思い切りぶつけたところがたんこぶに。痛い。
チョコレートを出そうと冷蔵庫を開けたら、チョコレートがころがり落ちた。で、私の計算では拾ってる間に戸がユラーッとしまるはずなので、もうユラーッと行ったと思って頭をあげたら直撃だったのだ。ぅくーっ!
あまりの痛さに3分ぐらいうずくまって泣いた。この怒りのやり場に困り、しばし逃避して、録画しておいた実写のサザエさんをちょっとだけ観る。するとなんと、放送開始当時の映像が。すごい。絵もちろんだけど、キャラ設定もぜんぜんちがう。今のサザエさんもいいんだけど、いぢわるばあさんとかなかよし手帖とかのややブラックな雰囲気がちゃんとある、長谷川町子の『サザエさん』のこの時代にもっと観ていたかったなあ。



[link:1187] 2009年11月22日(日) 14:54

2003年6月16日までの日記


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