『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:1172] 2009年10月15日(木) 01:46
[link:1171] 2009年10月13日(火) 14:48
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[link:1169] 2009年10月12日(月) 13:47
[link:1168] 2009年10月10日(土) 02:38
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秋は空の高さと、街の中で突然やってくる金木犀の匂いなどで、自分が突然どこかへ行ってしまったような、かと思えば急に輪郭が濃くなって浮き出してしまったような、自分以外がみな遠い時間のような、なんともいえない気持ちになります。
テリーたちは今日は大阪。
昨日のTOKUZOもいいライヴだったんだろうなあ。TOUZOの森田さんやいずみちゃんにも会いたいなあ....などと思いつつ遠い目。
東京の二日目の時、リハをのぞかせてもらおうと早めに行ったら、ちょうどリハが終わってドラムのコンラッドとベースのピートが向こうからやってきた。
挨拶もそこそこに、ちょっと腹ごしらえにお寿司が食べたいから連れてって、というので『ゴーラウンドスシ?(ほんとは回転寿司ってなんという?)』と聞くと『イエス!』と。
で、近くのゴーラウンドスシに一緒に行く。
カウンターに座るやいなや、二人は慣れた手つきで自分でお茶を入れ、お箸をとり、お醤油にわさびを大量に投入して、ウニや生タコ、ホタテ、サーモン、いくら、うなぎ、お稲荷さんなどを次々と平らげてました。
日本に来たからには、日本の食べ物やリアルな街を味わいたい!というピートとコンラッド。ピートは納豆も初チャレンジしてましたが、ものすごくビミョーな顔で『...........Ummm.... Not so bad.』とのことでした。味はともかく、糸をひくのがいやなようです。
その後、彼らと別れ、開演までまだ少し時間があったので、ぼやっと歩いていると、かの有名な『名曲喫茶ライオン』のところへ来たので入ってみる。
建物、店内、照明の暗さ、メニュー、私語はできるだけ控えめに、椅子に深くすわって、すごいスピーカーからやさしく流れるハイドンに、うつむき加減で首をゆらすお客さんなど、正真正銘の由緒正しい『名曲喫茶』でした。もちろん名曲喫茶ジャズ喫茶の定番『オレンジエード』を注文する。
そしてお店を出てO-Nestへ行き、一気にハイドンから12 bar Bluesへ。
楽しみ方も好みもさまざまだけど、本当に、音楽とはなんと不思議な、すてきなものか。