忘れ物はないね?:2009-07-22

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年07月22日(水)

今年も花火。雨がパラついていたけど、午後遅くになって、ポン、ポン、と試し打ちの音が聞こえ、夜にはドドン、ドン、ドン、と花火がたくさんあがった。近くの河川敷まで散歩がてら出かけるも雨がだんだんひどくなり、花火も雲に隠れたり。でも次々と人々が傘を開く上に花火も開いておもしろい。昔はスターマインがあんまり好きじゃなかったんだけど、こういう傘の上にポコポコ咲くのはスターマインがかわいい。

そして日食を見事に見逃して、家で作業。
夕方、大音量でマンションの非常ベルが鳴る。耳をつんざくとはこのことだ。が、本当に非常事態の時にはこのぐらいでないと意味がないから当然か。
なかなか鳴り止まないので、耳をおさえながら外に出ると、他の家の人も出て来ているが、別段どこからも煙っぽいものも出ていない。とりあえず、大音量のベルを背に管理会社へ電話をし、その到着を待つ間、その場の誰もが、ああよくある「誰かがまちがって押しちゃった」やつだな、と思い、互いに顔を見合わせうっすら笑いあうも、なす術もなく、みなウロウロ。そうこうするうち、上のフロアあたりで「すいませんっ!すいませんっ!うちなんです!あそびに来てた姪っ子が慣れないもので.....!」というような悲鳴に近い声が聞こえ、ああ、そうなんですか、そんならいいんですよ。よかったです、火事じゃなくて。ああ、びっくりした。でもよかったわあ。気をつけてくださいね。ふう、やれやれ。な空気になり、間もなく管理会社の人も到着して一件落着。
そして玄関を入った自分の格好に笑った。並んで脱いであった別々のつっかけの左と右をはいて出てた。つまり右側のつっかけAの左足と、左側のつっかけBの右足を。
失笑しとったわりにオマエめっちゃあせっとるやん!
みなさま、非常時には足元に注意、でお願いします(おマエだよ)。

1136.jpg 640×480 (original size)

[link:1136] 2009年07月24日(金) 23:20

2003年6月16日までの日記


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