忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年05月04日(月)

大変珍しいことに、世間とお休みが一致して、この数日はぽっかりお休みになったのだけど、バテて爆睡。起きたら3時。え〜.......。しかもなんか体調グダグダ。千駄木一帯でやってる『一箱古本市』に行こうとはりきっていたが、ここで人ごみに出かけるとなんかヤバそうなのでひとまず家で待機。
休み明けに来る締切のことを前倒しでやっておくことにするがはかどらず。
だんだんお腹が痛くなってきて、また寝る。

5日。こどもの日。
近所の子供は出払っているようで、雨降ってるし、こどもの日っぽいことは何一つ味わえず。諸々の事情で、この日も結局引きこもり、17日の準備もしつつ、曲作りに没頭。
出かけて曲のネタを仕入れたいが、我慢。また頭の中がごちゃごちゃしてきて、チョコレートに逃避する。ヘブン(近くにある『へんなセブンイレブン』の略)で売っている『
伊達の蜜桃』という桃の100%ジュースが夢のようにおいしい。

[link:1107] 2009年05月09日(土) 01:16


2009年05月03日(日)

高校生の頃、RCサクセションのライヴで前から二列目がとれて、アンコールでキヨシローと目が合って、キヨシローが着てたTシャツを投げてくれたのに、隣の席の人に手をひっかかれて横取りされた、というのは、人に話すと皆『ああ、そういうのってみんな目が合った、私にTシャツ投げてくれた、っていうんだよ』と言って相手にしてくれないけれど、その時のライヴのことははっきり覚えています。20年以上前の話。
音楽を作る者としてはあまりにもスゴすぎる先輩だけども、面識はないから『清志郎さん』なんて図々しくて言えない。ひとりのファンとして、尊敬と親愛の気持ちを込めて、やっぱり『キヨシロー』と呼び捨てにするほうがしっくりくる。

どんとも死んじゃった。
キヨシローも死んじゃった。

死んじゃった、というのがなんとも信じられない不思議な感じで、キョトンとしてしまうけども、わかっていることは、キヨシローという存在はあちらにもこちらにも確かにずっとあり続けるし、大好きな歌もいっぱいあるから、これからも時折聴いたり歌ったりすると思います。
ただ、キヨシローという人から、この先の新しい記憶が生まれなくなってしまったことがとてつもなくかなしい。

やってくる端から次々と過去になっていってしまう止まることのない、この世では『時間』と呼ばれているモノは、当たり前だけど、何物の上にも等しく止まることはない。とにかく、自分にもソレは後から後から注いできては流れていくのだから、出来る限りソレを大事に過ごそう、それが生きるってことだよなー、とキヨシローの生きた姿を見て改めて思いました。


[link:1106] 2009年05月06日(水) 01:56


2009年05月02日(土)

時をあけず、一昨日のリベンジをする機会はやってきた。なぜなら、買ったプリンターが初期不良(泣)で、交換に行かなければならなかったから。
プリンタは新品に替えていただいた。

そして、今日こそは天丼を!
今日こそはあの店へ!

と、お友達まで誘い、浅草の『天麩羅大黒....

と、ここまで書いて、もしや、と思って確認したら!やっぱり!
天麩羅のほうは大黒『家』さん、そして先日まちがったほうは大黒『屋』さん!
ウォー!字はちゃんと違っとったんかい!
そんでもまちがったんかい!
というわけで、アホさをさらに露呈してしまいました私ですが、戒めのために、あえて、
一昨日の日記はまちがったままにしてみます。

とはいえ、天丼は美味しかったです。とても。その様子は『おいしいものと加藤千晶』でごらんください。今年に入ってからのその他の『おいしいもの』も更新しました。

[link:1105] 2009年05月03日(日) 23:56


2009年04月30日(木)

プリンターが壊れてしまい、急を要するので秋葉原へ。I電気の改装前閉店セールにて、更にオマケしてもらって購入。

その後、どうしても天丼が食べたくなり、浅草の天丼屋さんへ行こうとケイタイで検索すると、出てきた出てきた、老舗の天丼屋さん。ふむふむ、ぜひともここへ行ってみよう、と更に検索してそちらへ向かい、車も停めて、歩いて探すけど、ない。
そこの近くの番地まであるのに、目的地の番地がない。

え〜。

なんで?そうだ、こないだやっとのことでダウンロードしたナビのアプリケーションを使おう、っと。
......なぜか住所の入力ができず。

え〜。

しかし悔しいので更に歩き回り、やっとのことでなんとか探したら、路地裏にひっそりと
そのお店は佇んでいた。
やった!あった!
まだやってる!
ということで、ガラガラガラ.....
しかし店内しーん。閉店間際か。
でも大変おっとりと感じのよい女将さんが出て来てくださり、無事通していただく。
右側全部が小上がりになっている。
腰を落ち着けたところで、お茶を出していただいたのだけど、このお茶がもんのすごくおいしい!で、お茶がおいしいことでテンションがあがり、天丼に向かう気満々になる。
が、続いて趣ある『お品書き』を出されるも、『天丼』の文字はどこにもない。
あ、あれ?
というか、蕎麦しかない。
というか、お店の名前からうっすら感じていたのだけど、ここって完全にお蕎麦屋さん(しかも浅草で蕎麦屋やってるだけあるって感じの)ですよね、やっぱり.......。
でもでも、たまに天丼があるお蕎麦屋さんもあったりするし、ひょっとして隠れメニューかなー?なんて思って、
おずおずと先のおかみさんに
『あの、天丼なんかは......』と切り出すと『天丼はやってないんですよ。うちはお蕎麦なんで。』

でーすーよーねー。

.....え〜。
というか、ガーン。

私の天丼は?
あのケイタイで見た天丼屋さんは?

頭の上全体に『?』マークを出しっ放しにしたまま、天せいろを注文する。
それから、卵焼きも。
そうしましたところ、まず卵焼きが焼きたてのふっわふわで、めっっっっっちゃくちゃおいしい!そしてお蕎麦もめっっっちゃくちゃおいしい!そしてやっぱりお茶がめっっっちゃくちゃおいしい!
とにかく、すべてのものがものすごーく丁寧に作られている(その分時間はかかる)のがよーくわかる美味しさでした。あの卵焼きはまた絶対食べたい、と思う。

で、まちがって入っちゃったのに、あんなにおいしいお蕎麦や卵焼きだったので、帰って調べてみたら、そこは『蕎亭 大黒屋』さんという、その筋では有名らしいお蕎麦屋さんでした。薮でも更科でも砂場でもない、九段一茶庵系?とかいう流れをくんでるところらしいです。よくわかんないけどおいしかったからよかったんですが、天丼のほうは『天麩羅 大黒屋(←正しくは『家』だったことが後日判明。この時点では漢字がちがっていることに気がついていない私)』さんだったようです。
両方とも浅草では名店といわれるお店のようで、同じ名前(←くどいようですが、この時点では『屋』の字がちがっていることにまだ気がついていない私。)とはいえ、まちがう人はあまりいないようです。そのために『蕎亭』ってついてるんだし、頭に。でーすーよーねー。そこまで見ても『蕎麦屋さんの隠れメニュー的なので天丼が人気なのかも...』と思う私も私です。というか、そんなアホな人、私ぐらいです。
ぜったい、あの女将さん、私が『天丼....』って言いかけたとき、顔には出さなかったけど『はぁ?』と心の中で失笑したにちがいないと思います....。大変失礼なことを申しました。ごめんなさい。
いやいや、何度もいいますが、すごくおいしかったからいいんです。
いいんですけどね。こんな自分が残念です。

[link:1104] 2009年05月02日(土) 01:54


2009年04月28日(火)

やっと今日ウルワシ堂へ行った。
もう今年に入ってからずっとずっとずうっっと行きたくて行かれなかったのだ。
のびきっちゃった髪、色が変わってしばらく経っちゃったカラー。とれてはねまくっちゃってたパーマ。
やっとのことで(髪型が)かわいくなった!でもかわいいのはたぶん今日一日だけどね〜。一晩寝るとなんだか、昨日とはちがう〜(泣)ってなって、寝方と髪型のスタイリングが下手な自分を恨むことに。
でも、かわいくしていただいて、ウルワシ堂さんありがとうございまーす。
そして帰りに久しぶりに寄り道してお買い物。とっておいてもらったワンピースを買っちゃう。閉店間際にもかかわらずショップのスタッフの方たちとおしゃべりで盛り上がり、スキップで(嘘)帰路につく。

さて、その帰りの、キュッキュウに混んだ電車の中で、真後ろに一見ヤンキーくん風の若者がいて、聞くともなしに会話が耳に入ってきてしまったのだけど、ある一言に妙に感動してしまった。

A『でさ〜、オレが作ったやつに、アイツあそこんとこだけ自分で勝手に作りやがってさ〜。』

B『あ〜、あそこんとこね〜。あれおまえ的にはいいの?』

A『オレ的に?ぜんぜんよくねーよ。よくねーけど.....いいよ。まあ。』

なんかその言い方には、自分の考えとはちがうが、その友達の存在を尊重している、というような背景がちゃんと感じられて、思わず振り返って、『エライ!!にーちゃん、イイネ!!若いのに器大きいね!』と言いたくなった。

自分の作ったものにヒトが勝手になんかやった、という重大な事柄に対して、その内容が自分の考えとはまったく違うものだったとしても、受け入れるその度量。しかも
「自分とは違うけど」というところをちゃんと認識しながら受け入れて尊重してるところが立派だ。いいトシの大人でもなかなか言えないよ、『ぜんぜんよくないけど、いいよ。』の一言は。
いやぁ勉強になりました。

[link:1103] 2009年04月30日(木) 20:33

2003年6月16日までの日記


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