『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:1102] 2009年04月28日(火) 23:40
[link:1103] 2009年04月30日(木) 20:33
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[link:1105] 2009年05月03日(日) 23:56
[link:1106] 2009年05月06日(水) 01:56
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本当は3月に行くはずが、結局行けず、今回になってしまった。
お友達にも誰にも言わず、用事をすませるのみ。でも実家では18歳のこりんちゃんと92歳のおばあちゃんが元気で迎えてくれました。
こりんちゃんは昼間はグーグー寝て、お耳も聴こえにくく、おめめも見えにくく、トボ〜トボ〜とお部屋の中でまったり生活なのですが、ごはんの時間には、そのヨボヨボが嘘のようにすばやい動きになり、びっくりします。おばあちゃんもすごくよく似ていて、普段はぼんやりしていますが、時折、デヴィ夫人も真っ青なほどの毒舌です。まるでケロッとした様子で『ヨンさまも、前はなんて素敵〜と思ってテレビよぅ見たけど、あんまり見すぎてもう飽きた(※印あくまでもオントシ92歳のおばあちゃんの主観ですので、ヨンさまが素敵でなくなった、という意味ではまったくありません。ヨンさま怒らないで〜)』などと言ったり、わざわざボランティアで出張して来てくださってるヘアサロンの人に髪を切っていただきながら、『まあこの人もたいしたことないけど便利やもんなあ。』と言ったり。
とにかくそばにいる身内はいちいちヒヤヒヤするんですが、なによりそこで感動するのは、そんなふうな毒舌にもかかわらず、そうやって年寄りにあっけらかんと言われたほうは、誰もが思わず爆笑してしまうのです。
そもそもお年寄りのみなさんとつきあう人々は、そのぐらいのことで怒る方はいらっしゃらない。お年寄りのあまりにも天然なボケをみなさんほんとにおもしろがり、その反面、お年寄りのふか〜くひろ〜い知識や考え方をとても大切にしていらっしゃるようで、たまにその場に居合わせるとちょっと人生が豊かになったような気持ちになります。