忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年12月31日(水)

今日で2008年も終わり。
そもそも、時間は片時も止まらないのだから、そんなに区切りを作らなくても..と思うし、特に私のように、普段ぐうたらとカレンダーや時計も『大体な感じ』で暮らしている怠け者にしてみれば、犬と遊んでいる間に世界は2009年になってもうだいぶ経ってた、ぐらいな感じが気持ち的には一番リアルなような気がしないでもない。
とはいえ、そんなことを言っていると犬と遊んでばかりのうちに気がつかないでおばあさんになってしまいかねないので、区切りには自分を省みて戒めることにしよう。
みなさま、今年も私はぐうたらでした。でもこんな私を笑ったり励ましたり叱ったりしてくださったすべてのまわりの方々、本当にありがとうございました。
またひきつづき、牛の歩み以下かもしれませんが、足だけは止めず進んでいくつもりです。先を行く人、一緒に進む人、追い越して行く人、後ろをついてくる人、先で待つ人、いろいろでしょうが、そんなまわりの人たちとほんの少しでも行き会い、つながり、目に見えたり見えなかったりするいろんなモノを交換していけたらそんなうれしいことはありません。
みなさまここからもまたどうぞよろしくお願いいたします。
とりあえずまた来る1年間、(瞬間瞬間はもちろん秒では追いつかないけれど)ざっくり秒にすると計算して31,536,000秒+α(ほんとに合ってる?)。すべての人の1秒1秒がそれぞれに素晴らしくありますように。

[link:1064] 2008年12月31日(水) 23:37


2008年12月27日(土)

24日、大掃除に突入。部屋の模様替えを思い立ち、エッサエッサとテーブルやテレビなどを移動。ふう。自分のお部屋は掃除機をかける途中で挫折。

25日、「中華学校の子どもたち」の片岡監督と会合で銀座のウエスト本店へ。ウエストのリーフパイは大好きだけど、喫茶室には入ったことがなく、一度行きたいと思っていた。静かで、派手でないのにとても素敵で、のんびりしてるのにきちんとしている店内とケーキがたまらない。パリパリさをキープするため店内でしか食べることのできないミルフィーユがめちゃくちゃおいしかった。

26日、富士山のふもとの劇場へ天野天街作/演出のITOプロジェクトの糸あやつり人形劇『平太郎化物日記』を観に行く。去年スズナリで観て、ぜひもう一度観たいと思っていたのだ。
28日の日曜日まで上演しているので内容について触れないが、時間のある方はぜひ行って観たほうがいいと思います。
登場人物もそのお人形も操っている演者さんもお客さんも、遠くの人も近しい人も昔の人もうんと先に居たはずの人も、「人」とは言わないモノたちも、あらゆるすべてのツブツブがみなとてもいとおしくなります。
お人形と舞台の大きさはわかってたはずなのに、ステージに集中して見ているうちにすごく大きく見えて、人間の実際の大きさや、他のものの大きさの感覚がまるで狂ってしまう。終わってまた改めてみるとステージとお人形の小ささにびっくりする。あの小さいお人形やほかにもいろーーーーんなモノモノを糸であやつってあそこまでできるというのはホントーーーーーにすごい。
終演後、天野さんと、観に来ていたマルタくんやマリリンやエビサワさん、映像のハマジ、15年ぶりぐらいに会った音響のカンスくんなどとほんとに久しぶりに話したりできてすごくうれしかった。泊まって翌日のマチネも観劇。久住さんや井村さんU5くんなど東京から来た人たちとも再会。
それにしても東静岡駅周辺は地図の縮尺がみなおかしい!ホテルや行きたかった骨董屋さんなど、アクセスの地図で見るとあたかも駅前のようだが、聞いてみると『ああ歩くと3〜40分かかりますねえ。』とか、『あー、そこ車で15分から20分ぐらいですかね。』とサラッと言われ、舞台に続き現実も距離感が狂いっぱなし。しかもタクシーが街を走っていない(どうやら呼ぶのが常識のようだ。)ので、結局行けなかったり。
更には、ちょっと何か食べるようなお店も全然なくて、あっても昼間はやってなくて、つまるところ@ホテルの人がイチオシしてくれた『イケメンがいる(?)おしゃれ(?)パスタカフェ(?)』、Aガスト、Bデビット伊東のラーメン屋、C吉野家、という『東京から静岡に来たのに何もここで入らなくても.....』という静岡っぽさゼロな選択肢。
しかしそんなこんなの珍道中を、澄み渡った空の下、あまりにも堂々と、そして静かに、富士山はそこで見てくれていたのでした。

そして帰宅後、やれやれ、とお風呂に入っているとSさんから電話。『J-WAVEでカミナリ食堂が流れてるよ〜!』
さっそくチェックしてみると、ホントだ!
BOOK BARナビゲーターの大倉さん杏さん(どちらの方も面識ありませんが)ありがとうございましたー。

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[link:1063] 2008年12月31日(水) 16:06


2008年12月23日(火)

うちの近くにある、セブン○○ブンなのにまるで独自の道を行くコンビニ『ヘンテコなセブン○○ブン』略して『ヘブン』。
忙しかったので買い物に行きそびれ、また夜中にそこへ行った。そこは夜中だろうがいつも静かににぎわっている。なぜなら、そこは畑の中にある『ヘブン』だから(詳しくは11月24日の日記をお読みください)。
昨日はお弁当割引の貼り紙が万国旗のようにショーウインドウを飾っていた。そして、成城石井との独自コラボによる独自仕入れ商品には異国情緒あふれる『マンゴーチリソース』や、イタリアのチーズ、沖縄の塩、各地の醤油が勢揃いし、これまた独自の『日本各地の名産品フェア』では木更津の『無添加生炊き海苔の佃煮』とか、食べたらあまりのおいしさにビックリの『蒜山ジャージー生クリームサンド』とかが並んでいて、昨日はその中に蔵王の『シベールのラスク』を見つけてしまった!!!
以前贈り物でいただいて以来、虜になってしまったラスクにこんなところで出会えるなんて。やはりヘブンだ。
そしてここのエライところは、一度だけの『仕入れてみました』風じゃなくて、その後も『あの生クリームサンドがすごいおいしかったのでまた買いたいのですが』と聞くと、レジのバイトくんでさえ『あ、少々お待ちください。そちらの商品は次回は○月○日の何時以降にまた入荷する予定です。』と教えてくれるのだ。ちゃんとセレクトしてくる商品に自信を持ってきちんと継続して仕入れてくれるのもエライし、バイトくんに至るまでが、その独自仕入れ状況をきちんと把握しているのもエライ。
レトルトカレーコーナーでは、これまたやはり店長U氏独自のセレクトによる『全国の絶品レトルトカレー』が並んでいて、流行りっぽいやつからタイカレー(これはほんとうにおいしかった)、松坂牛のや神戸牛のとかもあって、みな軒並み高い。1000円以上するのもある。そういうのを見ても、まさに自信のセレクトなんだろうな、と思わせてしまう何かがこの店にはある(って語ってるアタシは何者?単にオマケをしてもらったから完全な贔屓目線になっているともいえる)。
まあ、とにかくそんなこんなで、さすがにあれもこれもと買っていたらコンビニで万越えというとんでもないことになるので、あれもこれもカゴへ入れたくなるのをぐっと堪えて、じーーーーーーーっと厳選に厳選を重ねてお買い物。
ボジョレーヌーボー解禁日には、コンビニなのにひとりバリッとスーツを着て太っ腹なオマケをしてくれた店長U氏には、オマケのお礼も言いたいし、シベールのラスクを入れてくれたお礼(関係ないが)を言って、握手のひとつもしたいところだけども、それ以来会ったことがない。きっと仕入れに全国を駆け回っているのだろうか......と勝手に想像したりしている。


[link:1062] 2008年12月28日(日) 01:08


2008年12月21日(日)

冬至です。今年も残すところ十日余り。なんとなく例年にくらべて年末ムードが薄いような。。。。
さて来年2月のワンマンライヴのご予約を本日より承ります。
次回はアコーディオンのるっちゃんに再登場していただきます。久しぶりのライヴなので楽しみ。
みなさまどうぞおいでください。

[link:1061] 2008年12月23日(火) 01:20


2008年12月16日(火)

このところ、タマコライヴや仕事や忘年会や美容院などで連日お出かけ続き。あっという間に12月も半分過ぎてしまいました。
なぜ師走はこんなに進みが早いのでしょう。
忘年会などは日頃お世話になっていながら、お話しするチャンスがなかなかない方々ともお会いできてうれしい。
さてそんな忙しい年の瀬、うちの『ネジ巻き柱時計ちゃん』がへそを曲げた。
この柱時計は祖母の家から私がもらってきたもので、私がもらってからかれこれ20年、その前に祖母の家で動いていた年数も含めると、もう30年以上、いつも休まずにカチコチ動いてくれている。しかし、1年に2〜3回、どうやっても振り子が止まってしまってネジを巻いても何をしても動かなくなってしまうことがある。
しかしこれまでは、そんな時、別の時計を持ってきたり、『本当にもう動いてくれなかったら困っちゃうんだからね。あなただけが頼りなの。お願い、お願い』となでなでしたりすると、なぜか突然動き出してくれ、現在に至っているのだ。
そのへその曲げ方、機嫌の直り方はもう完全に『すねている』としか思えない。
そして、昨夜は史上最高のへその曲げ方であった。何があったか知らないが、帰ったら止まっていて(ネジは巻いてある)、何度振り子を動かしても、なだめてもすかしてもダメ。5時間ほどつきっきりであれこれやったが、振り子は3分ほど揺れるとピタッと止まってもう動かない。何度やってもそうなので、腹が立っていたのだけれど、考えてみればもうこの時計も30年以上もよくがんばったものだ、動いてくれるほうが奇跡だと思い、急にやさしい気持ちになり、ネットで柱時計の修理をしてくれるところを探し、もうこれでダメならばそこへ持っていこう、でも古いものなので直らないかも知れない。もしそこでダメなら悲しいけどあきらめよう。と思い、最後の最後に振り子を振って、ガラスの扉は開けっ放しにしたまま、『止まるなら止まってもいいよ。』と寝てしまった。

そして今日の朝、目が覚めるとリビングから時計の音が聴こえている。急いで見に行くと、振り子のところのガラス扉は昨日のまま開きっぱなしで、振り子はコチ、コチ、コチ、コチ、と動いているのでありました。
時計ちゃんほんとにありがとう。でもそろそろちゃんとオーバーホールをしてあげないといけないだろうなあ。


[link:1060] 2008年12月21日(日) 02:07

2003年6月16日までの日記


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