忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年12月27日(土)

24日、大掃除に突入。部屋の模様替えを思い立ち、エッサエッサとテーブルやテレビなどを移動。ふう。自分のお部屋は掃除機をかける途中で挫折。

25日、「中華学校の子どもたち」の片岡監督と会合で銀座のウエスト本店へ。ウエストのリーフパイは大好きだけど、喫茶室には入ったことがなく、一度行きたいと思っていた。静かで、派手でないのにとても素敵で、のんびりしてるのにきちんとしている店内とケーキがたまらない。パリパリさをキープするため店内でしか食べることのできないミルフィーユがめちゃくちゃおいしかった。

26日、富士山のふもとの劇場へ天野天街作/演出のITOプロジェクトの糸あやつり人形劇『平太郎化物日記』を観に行く。去年スズナリで観て、ぜひもう一度観たいと思っていたのだ。
28日の日曜日まで上演しているので内容について触れないが、時間のある方はぜひ行って観たほうがいいと思います。
登場人物もそのお人形も操っている演者さんもお客さんも、遠くの人も近しい人も昔の人もうんと先に居たはずの人も、「人」とは言わないモノたちも、あらゆるすべてのツブツブがみなとてもいとおしくなります。
お人形と舞台の大きさはわかってたはずなのに、ステージに集中して見ているうちにすごく大きく見えて、人間の実際の大きさや、他のものの大きさの感覚がまるで狂ってしまう。終わってまた改めてみるとステージとお人形の小ささにびっくりする。あの小さいお人形やほかにもいろーーーーんなモノモノを糸であやつってあそこまでできるというのはホントーーーーーにすごい。
終演後、天野さんと、観に来ていたマルタくんやマリリンやエビサワさん、映像のハマジ、15年ぶりぐらいに会った音響のカンスくんなどとほんとに久しぶりに話したりできてすごくうれしかった。泊まって翌日のマチネも観劇。久住さんや井村さんU5くんなど東京から来た人たちとも再会。
それにしても東静岡駅周辺は地図の縮尺がみなおかしい!ホテルや行きたかった骨董屋さんなど、アクセスの地図で見るとあたかも駅前のようだが、聞いてみると『ああ歩くと3〜40分かかりますねえ。』とか、『あー、そこ車で15分から20分ぐらいですかね。』とサラッと言われ、舞台に続き現実も距離感が狂いっぱなし。しかもタクシーが街を走っていない(どうやら呼ぶのが常識のようだ。)ので、結局行けなかったり。
更には、ちょっと何か食べるようなお店も全然なくて、あっても昼間はやってなくて、つまるところ@ホテルの人がイチオシしてくれた『イケメンがいる(?)おしゃれ(?)パスタカフェ(?)』、Aガスト、Bデビット伊東のラーメン屋、C吉野家、という『東京から静岡に来たのに何もここで入らなくても.....』という静岡っぽさゼロな選択肢。
しかしそんなこんなの珍道中を、澄み渡った空の下、あまりにも堂々と、そして静かに、富士山はそこで見てくれていたのでした。

そして帰宅後、やれやれ、とお風呂に入っているとSさんから電話。『J-WAVEでカミナリ食堂が流れてるよ〜!』
さっそくチェックしてみると、ホントだ!
BOOK BARナビゲーターの大倉さん杏さん(どちらの方も面識ありませんが)ありがとうございましたー。

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[link:1063] 2008年12月31日(水) 16:06


2008年12月31日(水)

今日で2008年も終わり。
そもそも、時間は片時も止まらないのだから、そんなに区切りを作らなくても..と思うし、特に私のように、普段ぐうたらとカレンダーや時計も『大体な感じ』で暮らしている怠け者にしてみれば、犬と遊んでいる間に世界は2009年になってもうだいぶ経ってた、ぐらいな感じが気持ち的には一番リアルなような気がしないでもない。
とはいえ、そんなことを言っていると犬と遊んでばかりのうちに気がつかないでおばあさんになってしまいかねないので、区切りには自分を省みて戒めることにしよう。
みなさま、今年も私はぐうたらでした。でもこんな私を笑ったり励ましたり叱ったりしてくださったすべてのまわりの方々、本当にありがとうございました。
またひきつづき、牛の歩み以下かもしれませんが、足だけは止めず進んでいくつもりです。先を行く人、一緒に進む人、追い越して行く人、後ろをついてくる人、先で待つ人、いろいろでしょうが、そんなまわりの人たちとほんの少しでも行き会い、つながり、目に見えたり見えなかったりするいろんなモノを交換していけたらそんなうれしいことはありません。
みなさまここからもまたどうぞよろしくお願いいたします。
とりあえずまた来る1年間、(瞬間瞬間はもちろん秒では追いつかないけれど)ざっくり秒にすると計算して31,536,000秒+α(ほんとに合ってる?)。すべての人の1秒1秒がそれぞれに素晴らしくありますように。

[link:1064] 2008年12月31日(水) 23:37


2008年12月31日(水)きゃーーーーーーー!

さっきせっかく一年のごあいさつ的な日記を書いてしみじみしたばっかだというのに。
もう結構ゆく年来る年な時間帯なのに。
『時計なんて大体な感じ』なんて書くんじゃなかった....
ここへ来てまた、というか、やっぱり止まっちゃいました。うちの柱時計ちゃん。うわーーーーん!
ここから30分ぐらいこそ、時間がわからないと楽しくないとダメだよね。カウントダウンでしょう!やっぱり!と、時計ちゃんをなでなでしながら急いで言ったりしてみる。
お願い!動いてー!
来年ちゃんとオーバーホールに持ってってあげるからー!
ああ.........

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[link:1065] 2009年01月01日(木) 17:07


2009年01月01日(木)

あけましておめでとうございます。
昨晩10時すぎに柱時計ちゃんが止まって数時間。振り子はシーンとしたまま年があけました。
強いていえば、1年の中で一番時計を見るあたり、大晦日の11時50分ぐらいは、柱時計ちゃん的には一番の見せ場だったはずなのですが、だめだったね.....。
いやいや、もうね、仕方がない!だってもうさ、30年だから。
修理屋さん行こうね。で、またコチコチコチコチ、がんばってください。

私もコチコチがんばります。
今年もよろしくお願いいたします。

[link:1066] 2009年01月07日(水) 10:56


2009年01月07日(水)

いやはや、もう今日は七草がゆですねえ。
きのうはタマコのニシイケさん、ムーさん、トミーとオサムちゃん、私で浅草へ繰り出しました。
何を隠そう、わたくし、新年早々の帝釈天で凶(ガーン)、悔しくて3日後に再び帝釈天でリベンジに燃えるもまた凶(ガガーン!)、そしてその屈辱をはらすべく、三度目の正直で挑んだ浅草は浅草寺で、前のお姉さんが『やったー!大吉大吉!』と叫ぶのを横目にまたまた凶(ドーン!!)という、凶三連発。
しかも、浅草寺は自分のおみくじ番号の引き出しからセルフでおみくじを取るんですが、手がかじかんで二枚取ってしまった。まったくおんなじ印刷が施された凶がもう一枚。ムーさんが松の枝に力なく左手でおみくじを結ぶ私を慰めるべくずっと傍らで爆笑しててくれたのが唯一の救いでしたが、その後も立ち上がれないほどのダメージを受けつつ、ヨロヨロと焼きそばなどをすすっておりました。ある意味凶記録更新中ともいえます。
こうなったら全国行く先々でおみくじをひいくぞ。大吉を出す。念頭にかかげる目標としてはかなりショボいんですが。

そしてその後は路地裏の飲み屋さんで杯を重ね(私はお茶ですけど)、ヤケッパチでニシイケさんのティアドロップ型のサングラスなどをかけて記念撮影などし(他のみんなは誰もがすごく似合っていたが、私だけハエのようで凹む)、楽しい新年会でした。
みなさんはおみくじいかがでしたか。凶だった方、ご一緒にきっといつか大吉を出しましょう。私がもしどこかで大吉が出たら、『凶だったみなさんの分もこれでチャラね。』とつぶやいておきますから、みなさんもよろしくお願いしますね(何を?)

というわけで、これからちょっと名古屋へ行ってまいります。
ちょっと京都へも寄ってきます。
不在の間にいただいたライヴのご予約のお返事は13日午前12時以降にいたしますのでよろしくお願いしまーす。


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ムーさん撮影のハエ写真。

[link:1067] 2009年01月13日(火) 23:30

2003年6月16日までの日記


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