『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:1054] 2008年11月25日(火) 21:06
先日栗コーダーカルテットのライヴを赤坂BLITZへ観に行きました。BLITZといえば、およそ10年前に原田知世さんのツアーの東京公演がここであったなあ!昔のBLITZでしたが。その時は博文さんがバンマスで、川口さんと初めてご一緒したんでした。その会場で栗コーダーを観るなんてすごいなあ!と感慨深かったです。
栗コーダーは小さな会場でも大きなホールでも、『栗コーダーらしさ』が全然変わらないすばらしいバンドだなあ、と改めて思いました。笛来い、ピアニカ来い、サックス来い、テューバ来い、ギター来い、打楽器来い、どんな楽器もどんと来いで、曲も演奏もすばらしい。だけど、栗コーダーの一番すてきなところは、そうやってどんなにたくさんの楽器を演奏しても、たとえ笛を吹いていなくても、さらにはそこにゲストが入って4人でなくなっても、がっちり『栗コーダーカルテット』なところだ。なんだか先輩ミュージシャンのみなさまがたをつかまえてエラそうですが、なんといってもそこが私の一番すきなところなのだからしかたがない。ブラボー!と思います。