忘れ物はないね?:2008-10-23

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年10月23日(木)

『中華学校の子どもたち」の試写を観に行った。京橋の映画美学校というところの試写室であったのだけど、ここがまたすごいよい建物だ。銀座周辺てまだまだ古ーいビルが残っていてうれしい。数年前、当時銀座アパートと呼ばれていたビルディングも見物に入ったのだけど、そこは少し前にテレビでやってたなあ。エレベータが扉を手動で閉めるヤツで、乗ってから降りるまでドキドキする。この映画美学校も、天井が高くて、柱や扉や階段や窓などになんだか静かにシーンと年月が積もった感じがあって、よかった。さて、映画は試写を観るのも2回目だけど、2回目になってやっと落ち着いて観ることができた。なんだか『0号試写』の時はエンディングで無事に曲が流れるまであれやこれや反省?のようなものが先にたち、気が気ではなくて内容を冷静に観ることができなかったのだもの。改めて、今まで知らなかった中華学校のことについて、ちゃんと心に入れることができたし、今までにも増して子どもたちの素顔の面白さ、おバカさ、たくましさ、遠慮のなさ、そして賢さみたいなものも改めて感じることができたし、なにより映画を映画として楽しむことができた(遅)。横浜に続いて神戸や銀座でも上映が決まったそうなので、ぜひご覧ください。


その後千駄木の古書ほうろうへ移動してふちがみとふなと。あいかわらず素晴らしかった。この日はちょうど私の場所から船戸さんが見えなくてベースの音だけが聴こえていたが、改めて船戸さんのベースはすごい、と思う。渕上さんの歌ももちろんすごい。ふちがみとふなとの音楽はこの二人が出会うべくして出会ってできたんだなあ、とつくづく感じた。
終演後はほうろうさんで打ち上げ。お久しぶりにほうろうの宮地さんやはだかさん、興居島屋の澄子さんともおしゃべりでき、楽しい会でした。それにしてもほうろうのミカコさんはなんてお料理上手なんでしょう!中でもすごいおいしかった鶏のレシピを聞き忘れた。今度教えてもらおう。

そして、最近いろんな勘が冴えてい(るような気がし)て、鼻息の荒かったオータムジャンボ、はずれました。やっぱどうもジャンボとかは『当てる』感じがわからない。抽選会場行くか。

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[link:1046] 2009年03月02日(月) 01:39

2003年6月16日までの日記


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