忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年10月07日(火)

先日、外出中に、フと宝くじでも買ってみようと思った。が、その周辺の売り場を見てみても、なんとなくピンと来なかったのでその日はあきらめようかと思って歩いていたところ、とある売り場の前を通りかかったらなんかがピンと来て、そこに吸い寄せられるようにして、オータムジャンボを買ったのであった。その際、やはりフと思い立ってスクラッチも5枚だけ買った。
私はどちらかというとスクラッチくじとか、ガラガラとかが一番『自分で当てにいく』感じがして、くじとして信用できる。というか、好き。こんなぼや〜っとした私のような人間にすら、やっぱり「ピンとくる」ってのがあるもので、さすが私、この日もちゃっかりスクラッチを当てました。5枚のうち1枚2000円、もう1枚200円。合計2200円。
.........まあ、額のモンダイじゃないね。『ピンとくる』ってのが重要なわけ。だってこれはまあはっきりと自慢だけど、かれこれ5年ぐらい前だけど、その念力で5万円当てたもんね。それでテルミン買ったもんね。その時は最初に5枚買って1000円当たって、その1000円でなんか当たる気してもう一回買ったら5万円来た。だから、基本的にピンとくる時にしかスクラッチくじも買わないことにしてるんだけど、まあハズレの時もぜんぜんありますけどもさ。
そう、前々から思ってたんですが、オータムジャンボとかは買ってから当選を知るまでのタイムラグがあるし、抽選も気がついたらいつのまにか終わってて、新聞とかネットとかで見るってのがどうも『当てにいく』感じがしないんですよねえ。だから、今度年末ジャンボとかドリームジャンボとかのあの抽選会場に行ってみたい。あれってどこでやってるんでしたっけ?そこで『ピンと来た』り、『当てにいく』感を味わったり、念力をためしたりしてみたいーのです。

[link:1039] 2008年10月07日(火) 20:43


2008年10月02日(木)

十月に入り、パカッと空がめくれたように秋になりました。お布団をもう一枚出したり、毎年恒例のお風呂読書も始まった私。
今日はお月見からはだいぶ出遅れてしまったけど、さといもの小いもで衣かつぎをして食べました。
ああおいしい.......。
衣かつぎって、子供の頃はしょうが醤油で食べてたけど、今回は大人っぽくお塩で食べた。沖縄のお土産にいただいた粗塩はマイルドで、最高。今日のごはんは衣かつぎ、豚肉とごぼうの炒めもの。米茄子のしぎ焼き。ごちそうさまでした。
秋刀魚や栗ごはんや焼きぎんなんなんかもいいねえ。
チョコレートもおいしくなるし。
もりもり食べてもりもりがんばろう。
leteの計画も準備中。楽しみだなあ。

[link:1038] 2008年10月07日(火) 00:06


2008年09月27日(土)

昨日のサムズアップはとても楽しかった。
たくさんのお客さんに観ていただけたこと、あの顔ぶれに加えていただいたこと、初めての横浜でやりたかったサムズでやらせていただけたこと、すごくうれしかったです。
みなさま本当にどうもありがとうございました。

栗コーダーステージは、通常のユルい雰囲気は常にキープしつつ、演奏自体の勢いと脂の乗り具合はハンパではなく、とてもとても面白かった。やっぱりあの4人はスゴイ4人組です。4人組としてもすごいんだけど、一人一人もすごい人たちなので、そういう人たちと一緒に演奏したり歌ったりできて、時々、音楽人生における様々な難局面で「こんな時、もし栗原さんだったら.....?」「いやいやもしこれが関島さんだったらなんとするか.....?」などと各メンバーの人たちにバーチャルで教えを乞うたりして、大変にお世話になっている私はたいそう幸せ者であることよなあ、と改めて思いました。

そしてもうお一方の知久寿焼さん。知久くんはほんとに観るたびに、その存在感と説得力に圧倒されるのです。歌の力ってすごいなあとつくづく感じます。我が身を省みると「知久くん」なんてエラそうに呼んでていいのか?とフと思ったりしますけど、出会った時からそうだからもうしょうがないのです。私が17歳ぐらいの時に少年王者館というところにいて、それに知久くんも出たりして、その時が最初の出会いであるから、本当にもう長いことお友達なのですが、一度もちゃんと一緒にライヴで共演したことがなかったのでした。それがやっとご一緒できてすごくうれしかった。久しぶりに会ったのにあいかわらず「カトチ」と呼んでくれていたのもうれしかった。
栗コーダーのみなさんや知久くんを観ていると、どんなことになってもまったくゆるぎのないド太い根っこと幹がどかーんとあって、それが季節季節の花や緑にいろどられいる感じがする。さすがだなあ!すごいなあ!と思うとともに、ああ、私もがんばらなイカンなあ、とフンドシを締め直すのであります。

そして横浜のサムズアップというところもまた大変によいライヴハウスで、あの小屋の雰囲気だからこそ、そこに集まるお客さんがあんなになごやかで大らかなんだろうなあ、とうれしくなった。アメリカンスタイルのでっかいハンバーガーは激ウマ。またあそこでできる機会があるとよいなあ。

そして私は10月のleteに向かっていくわけですが、上野さんとの二人三脚、一体どんなことになるんでしょうか。たのしみ。

[link:1037] 2008年10月02日(木) 23:25


2008年09月27日(土)

横浜サムズアップにお運びくださったみなさま、どうもありがとうございました。
この企画に誘ってくださった栗コーダーカルテットのみなさんと知久寿焼さん、サムズのスタッフの方々にもお礼申し上げます。
詳しい思い出は追って。
とりいそぎお礼まで。

[link:1036] 2008年09月27日(土) 16:55


2008年09月22日(月)

つまるところヒトなんてものは、モノに翻弄されて生きてるのであーる。
先日、上野さんのライヴで、上野さんが長年おうちでの練習用に愛用されている三味線の目の前で、別の三味線をかわいがったら、その長年おうちでの練習を共にしていたほうの三味線の皮が突然割けた、モノにはぜったい意思があるよね。とお話ししておられた。
そのお話を、『うんうん、そうだそうだ、うちの古い柱時計も時おりスネる時があって、そんな時は決まって何か別の時計をあてにしたり、冷たく放っておいたりした時だものなあ。』と心の中で深くうなづいていたのだが、昨日今日と、「まるでそれをせせら笑うかのような冷蔵庫」のシモベと化した私でした。「こちらがかまってあげなかったからスネた」とかいうかわいいレベルではない。冷蔵庫を買ってから8年間、触れたことのなかった未踏ゾーンの掃除を(本当にもうどうしてもやらざるを得ない状態で)余儀なくされたのでありました。冷蔵庫に掃除させられたの。
それは何の前ぶれもなく始まったのですが、たまたまらっきょうを食べようとらっきょうを買って来た。

そしてそれをガラスの器に移し替え冷蔵庫へ。

するとその夜、いくつもらっきょうを食べないうちにそのガラスの器を冷蔵庫の中でひっくりかえし、冷蔵庫中にガラスの破片とらっきょうとらっきょうの甘酢が広がる。

夜中なので掃除機もかけられず、とりあえずらっきょうと、手の届く範囲のガラスを拾うが、甘酢は冷蔵庫上段底面のくるくるポケットにまで浸透。

泣きながら甘酢に浸かったくるくるポケットにためておいた、おまけのワサビやショウガ、カラシ、しょうゆ、おかかパック、などを全部捨てて、くるくるポケットおよびくるくるポケットの下の底面の全面を重曹で掃除。

とりあえず就寝。

翌日。甘酢はとりあえず全部拭き取ったと思っていたら、冷蔵庫上段底面に空いている穴からガラスの破片および甘酢が下段の野菜引き出しへ浸透している衝撃の事実が発覚。

再び泣きながら冷蔵庫の棚に掃除機をかけ、野菜引き出しの中も大掃除したが、「問題の穴の下」は野菜入れ場からも冷蔵庫上段からも手が届かず、野菜の引き出しをごっそり抜くことに。

やっと件の穴の下に手が届き、破片および甘酢もめでたく拭き取り、やれやれ、と思って野菜引き出しを戻そうとした瞬間引き出しを抜いた冷蔵庫の奥深くの壁面と底面が氷と霜によって固まり、鍾乳洞状になっているのを発見。
おそらく野菜引き出しから落ちたのであろう謎の汚いビニール袋や上段からいつの間にかこぼれたのであろう液体までが一緒に固まり、鍾乳洞の凹凸や色をよりリアルな感じにしている。

あまりにすごい鍾乳洞なので、どうにかしないわけにはいかなくなったものの、なでても叩いてもびくともしないので、氷壁を打つピッケルのごとくドライバーを持ち出し、鍾乳洞を砕き、氷と格闘。

冷蔵庫の壁面に穴をあけてしまったが、とりあえず鍾乳洞は消失。

仕上げにやはり重曹できれいにきれいにお掃除したところで、やっと延べ二日に及ぶ冷蔵庫掃除から解放される。

と、ここまでが全体の流れなのですが、鍾乳洞掃除をやって、あ、そうか、この最終地点はコレだったのか!と、気がつきました。これはつまり、冷蔵庫が私に冷蔵庫掃除をさせるために冷蔵庫が立てた作戦以外のなにものでもないでしょう。私に普段買わないらっきょうを買わせたところから、もうすでに冷蔵庫に操られていたにちがいないのです。
もしかしたら、もう少し前から冷蔵庫は「プチ掃除指令」を発令していたのかもしれません。あの、製氷室に霜がつきすぎて開かなくなった時がそうだったと思う。あの時にやんわり発令された「プチ掃除指令」に気がついていたら、らっきょうが無駄になることもなく、くるくるポケットのワサビやカラシやしょうゆが無駄になることもなく、冷蔵庫壁面に穴が空くこともなかったはずだ。

[link:1035] 2008年09月27日(土) 03:48

2003年6月16日までの日記


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