忘れ物はないね?:2008-09-04

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年09月04日(木)

九月になってしまいました。
ここ数日降ったり蒸したり、毎日大変なお天気でしたが、空の様子、気配はもう秋です。
あれやこれやとやらなければいけないことがたくさんあります。
アルバムの具体的な構想を練るにつれ、『今たまっている曲の中でこのアルバムに入れるべき曲は意外と少ない!』という衝撃的な事実もわかり、自分で自分を笑ったりしています。
『おせっかいカレンダー』以降、作ってライヴで歌ったりしている曲は何曲かあり、作った時は次のアルバムに入れようかな、と思っていましたが、『おせっかいカレンダー』を作り終えた時点でぼんやりと見えていた次のアルバムの全体図が、頭の中で鮮明になるにつれて、『やっぱりこの曲はちがうんだ』と思う曲も色々出て来て、そうやって考えていくと今ある曲ではちょっとしか入れる曲がないので、また曲をせっせと作っています。
時間が止まることがないように、音楽という空気の振動をとどめておくことができないように、ヒト自身も止まることがないから、その一部分を『記録』として残すのは難しいなあ!とつくづく思います。あらゆるモノたちの止めても止められない一瞬をザクッと切った断面を『記録』できたらいいのになあ。

そうこうしながらも、あまりライヴをしないものサミシイので、この九月、十月はライヴもあります。九月は初めての横浜。十月はleteもあります。今度のleteは上野茂都さんとご一緒します。初めて上野さんの演奏を見たのはずいぶん昔ですが、衝撃でした。まわりでは関島さんやふちがみとふなとやほかにもたくさんのミュージシャンがつながっているのに、不思議とこれまで直接お会いするタイミングがなくて、でもずっと頭のどこかで、いつかご一緒したいと思っていたのでした。実現してとてもうれしいです。『攻めの脱力三味線ブギ』?上野さんの魅力は私の言葉足らずな説明ではおよそ言い表すことはできません。上野さんに負けぬよう、私もはりきって演奏します。みなさまどうぞ観に来てください。

[link:1029] 2008年09月09日(火) 02:52

2003年6月16日までの日記


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