忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年08月10日(日)

日頃とってもお世話になっているディレクターさんプレゼンツで、とある番組つながりのイラストレーターさんや造形作家さんのグループ展が千駄木にある『千駄木ガレージ』というギャラリーで開催されています。そこのほんの片隅に私のCDやへっぽこ絵はがきなども置いていただいています。ポップでカラフルな作家さんたちの作品が並んでいます。8月の17日までやっていますので、お時間のある方はぜひ遊びにいらしてください。

そして本日10日は、銀座の教文館へかこさとし先生の原画展を観に行ってきました。開催期間中、この日だけは先生の講演会が近くの会場で開かれ、その後会場へ来場されるとのことで、これはもう、『おせっかいカレンダー』伝説の(?)のジャケットを描いていただいたものの、一度も直接お会いしてお礼ができていない横着者、ついに直接お礼を申し上げられるまたとない機会!!!!行かねば!行くしかない!です。
これまでお手紙やお電話ではやりとりやお礼をさせていただいたのですが、どうしても今までお会いして直接ご挨拶するチャンスがなかったのです。でも、講演会のチケットは抽選で入手すらできず撃沈。なんとかサイン会でチャンスを得ようと朝から教文館へ行き、250枚限定である整理券をなんとかゲットしました。
それからじっくり原画の展示を観て、サイン会にももちろん並び、本来ならばそのサインをいただいている間にお礼を申し上げて終わりのはずでした。しかししかし、かこ先生と関係者のみなさまのお取り計らいで、終了後、先生にお目にかかり、ちゃんとご挨拶することができました。感激です。当時も今もご多忙を極められている先生に、なかば無理矢理ジャケットを描いていただいたことをお詫びし、ちゃんとお礼を言い、私が子供の頃はじめて『おおきいちょうちんちいさいちょうちん』を買ってもらって以来三十余年、かこ先生の作品が大好きで大好きで、ありとあらゆる作品を集めていること、その作品のほぼ全部が私の体にしみ込むほど愛読していることなど、先生にお伝えしたかったことをちゃんと先生に直接お話しすることができました。
そして、ジャケットを描いていただいた時に見た原画以外で、本の原画を見るのははじめてでしたが、それはもう言葉では言い表せない素晴らしさでした。虫は虫、花は花、石は石、ぼくはぼく、鉄は鉄、歯は歯、蟻の一匹一匹、微生物の一個一個に至まで、この地球や宇宙を作っているものすべてのそのひとつひとつが他の何者でもなくまさにそのひとつひとつとして等しく描かれていて、そのどれもが個性的で愛嬌があり等しく重みがありました。私は画家でも作家でもないし、かこ先生と自分を並べて考えるのはとても僭越だけれども、一制作者として、一表現者としてまだまだまだまだぜんぜん何もできていないから、やって行かなきゃな、と背筋ののびる思いでした。かこ先生にはまだまだお元気でもっともっと素晴らしい作品を作り続けていただきたいです。
お忙しい折にお時間を割いてくださったかこ先生とお取り計らいくださいました教文館の関係者の方々に深く深く感謝いたします。

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[link:1018] 2008年08月11日(月) 03:15


2008年08月08日(金)

8月になってあっという間に立秋も過ぎてしまいました。
赤塚 不二夫先生が亡くなり、オリンピックがはじまり、今週末からは世間的にはお盆休みなのでしょうか。
私は家にこもったり、あれこれ用事が立て込んだり、20世紀少年を徹夜で読んだり、曲を作ったり、絵を描いたり、部屋の片付けに手を焼いたり、です。
この猛暑の中、リビングのエアコンが壊れました。壊れたかどうかはまだ見てもらわないとわからないのですが、水が漏るのでつけることがデキマセン。一日のうちのある程度はなくてもガマンできるのですが、それにしてもまるでつけることができないとあまりにも暑いので、廊下の向こうの寝室のエアコンをつけて、通路のドアを全部しめて扇風機でリビングにその涼しい風を送る、というややこしいことをしております。

[link:1017] 2008年08月09日(土) 00:19


2008年08月02日(土)

部屋があんまりにもぐちゃぐちゃなのだが、収納に対してモノが多すぎる、という状態のため、片付けるには捨てるしかない。そこで、さすがに大昔の仕事の書類や資料は捨ててもよかろう、と書類と雑誌、本の類を捨てにかかった。ら、もちろん今日だけでは終わらない。途中で息切れしてちょっとやめる。その山のあちこちからドル紙幣やコインを発見する。数えたら180ドルぐらいあった。ラッキー!なんかもうかった気分。

去年の夏から放置していた『おいしいものと加藤千晶』をまたぼちぼち更新しています。とりあえず1年前の夏の思い出をいくつか。

[link:1016] 2008年08月03日(日) 00:17


2008年07月29日(火)

このあたりは連日することがたくさんある、と思っていたら、連絡待ちの案件が続き、先週末から思わぬ夏休み状態に。
なので週末はのびのびになっていた、Pちゃんの新居訪問。お引っ越ししてから半年も経ってしまい引越祝いもボケボケになってしまった。リビング両側壁面が全面本棚で本持ちさん仕様。すてきなおうちでうらやましい。何年かぶりに自由が丘へ行き、これまた何年かぶりに『自由が丘デパート』をスミからスミまで見学。ギョッとするようなピン留め屋さんを発見してしまい、狂ったようにうさぎのやりんごのやピン留めを13本買ってしまう。今時こういうところが残っているのが自由が丘のよいところだ。マダム風味と超庶民風味が変てこにまじっている、相変わらずユルい街だなあ。

27日は夜MANDA-LA2で『ふちがみとふなと』のレコ発ライヴ。すごい人でちょっとヘトヘトになってしまった。ライヴは素晴らしかった。ふちがみさんのあの声もふなとさんのあのベースも、他には絶対ない。その、他には絶対ない二つがあのように絶妙に超自然に組み合わさっていて、ものすごい二人組だなあ、と改めて思いました。そしてこの日、上野茂都さんを初めて拝見する。ご本人が演奏して歌うのを初めて観たわけですが、なんてチャーミングな人なのでしょう。すっかり虜になりました。
MAN2特製の生卵がてっぺんにのっかった「スタミナスパゲッティー」というのも初めて食べました。MANDA-LA2は食べ物がおいしいなあ!MAN2も得三も拾得もそうだけど、よいライヴハウスは食べ物がおいしいのです。

28日は古書ほうろうへ。これも遅れ遅れになっていた、お願いした本のお代をやっと払いにいった。宮地さんとミカコさんとおしゃべりして楽しいひとときでした。

私がエンディングテーマを担当した映画『中華学校の子どもたち』の詳細が決まりました。11月22日(土)より 横浜ニューテアトルを皮切りに順次公開だそうです。トップページにチラシなど詳細をアップしましたのでご覧ください。チラシすごいイイですね。

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写真は自由が丘デパートで発掘した収穫物。ヘアピン13本。

[link:1015] 2008年07月30日(水) 00:44


2008年07月25日(金)

ピタゴラスイッチのコーナーではないけれど、私は日頃『め』と『ぬ』がよくわからない。『め』と書かれているものと思い込めば込むほどそれが『ぬ』に見えてきたりする。『ぬ』と『ね』も時々見間違える。『ぬ』と『ね』の場合は書き間違いはないが、読みちがったり、メールだと打ち間違ったりする。
ほかには『ウ』と『ワ』と『フ』もよくわからない。昔から『くまの子ウーフ』だと知っているのに『ワーフ』とまちがえてみたり『ウーワ』と思ってみたりする。
脳が勝手にわざと読み違えているようだ。このくせはこどもの頃からずっとそうで、たとえばマンガなどのシーンに『ウワッ』とあるのを、当然の話の筋から『ウワッ』という文字であることはわかっているのに『ウフッ』とか『ワフッ』『ワワッ』とかという風に脳の中で勝手に『音読』している。『ウフフフ』も『ウワワワ』とか『ワフワフ』とかになっていたりする。『どうも、シーンの緊迫感がぜんぜんちがっちゃって変なのが面白い自分だけの遊びのように、どこか無意識のうちに思っちゃっているのかもしれない。『ウーフ、ウーフ』と思いながら『くまの子ワーフ』と何度まちがえたことか。アホである。ものすごーくアホだ。

予約録画したはずが、まちがってメイン画面はケーブルテレビの『番組表』のままワイプで出るちっちゃーいチャンネル案内画面で録画されててショック。ぜんぜんわからない。しかし途中で突然自動的に戻っていたので途中から普通に見られました。あれ、ひとりでに戻るようになってるんですねー。感心感心。

[link:1014] 2008年07月26日(土) 02:12

2003年6月16日までの日記


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