忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年08月12日(火)

かこ先生にお会いして、北京オリンピックでの北島選手の金メダルの泳ぎを見て、私のまわりの空気が興奮したのか、突如としていろいろなことが動き出した。
8月に入って『待て』の状態になっていた仕事が再開、新しいものもスタートして、お盆を前に私の夏休みは終わりそうな気配(別に意図して夏休みしてたわけじゃないけど)。またがんばろう。エイエイオー。
9月26日のサムズアップのライヴ情報をアップしました。トップページを見てね。

[link:1019] 2008年08月13日(水) 00:30


2008年08月13日(水)

八月納涼大歌舞伎を観に歌舞伎座へ。第二部を観劇した。歌舞伎を観るのは高校生の時以来、なんと20年ぶりだ。歌舞伎座も前はよく通るが入るのははじめて。ほぼドシロウトなので、ドシロウトらしく「イヤホンガイド」なるものも借りて準備万端。せっかくだったら朝から行って幕間にお弁当でも食べたかったが、第一部というものはたぶんずっと観られないだろう。なぜなら午前中だから。
ともあれ、第二部に上演された二本はとても面白かった。人情話の『つばくろは帰る』というのと、舞が中心の『大江山酒呑童子』というものだったが、『つばくろは帰る」の方はあらすじをまったく知らなくても全然問題なく観られ、音声ガイドもなくても充分楽しめた。『大江山酒呑童子』も大体のあらすじを読んでおけば音声ガイドはなくても大丈夫そうだった。しかし、よくよく聴いてみると、音声ガイドの解説してる人もそれぞれに個性的で、それぞれに独特の解説と話し方だったので、ガイドはガイドで別の楽しみ方があるようだ。
そして舞台は、お芝居や迫力のある舞はもちろん面白かったのだけど、お囃子の人たちのアンサンブルが素晴らしかった。郡上踊りも、盆踊りだけど、中心の櫓の上ではお囃子と唄は生演奏で、これもまた素晴らしく趣があって楽しく大好きなのだけど、今日のも見事だった。西洋音楽でも邦楽でも、やっぱり生演奏の空気感はたまらない。
以下はシロウトの勝手な感想ですが、福助がすごくよかったなあ!とか、三津五郎しぶいなあ!とか、勘太郎は話し方とか所作が勘三郎そっくりだなあ、かっこいいなあ!とか、七之助の舞妓さんはかわいいなあ!とか、勘三郎の普通のセリフのやつ(人情劇とか)も観てみたいなあ!とか、女形の人はほんとの女の人より数倍もしぐさが女性で、そのデフォルメの仕方とかすごいなあ!とか、『大和屋!」とか声がかかるタイミングっていうのは、やっぱり誰しも『かけたくなる瞬間』が共通しているもののようで、シロウトにも『来るぞ』というのがわかる『気配』があって面白いもんだなあ、とか、色々色々楽しかった。

その後、小伝馬町にある「ともすけ」でごはん。カジタのかじやんやアノニマの丹治さんなど、まわりの人々が口をそろえて絶賛する食堂で、今まで何度も行くチャンスを逃していた。やっと行くことができてウレシイ。ひとつひとつの料理がすごく丁寧に作られていてすごくおいしかった。メニューに載ってるどれもがおいしそうで、あれもこれも食べたかったが、厳選に厳選を重ねていくつかを注文する。どれもすごくおいしかった。塩のパンチが効いている。おいしい素材をおいしいシンプルな方法で仕上げる、スピード感と丁寧さが同時に感じられるお料理の数々でした。またぜったい行こう。そして今日注文できなかったのを食べよう。

で、これから数日ははりきってお仕事です。私もスピードと丁寧さを同時に存在させられるシゴトができますように。

[link:1020] 2008年08月15日(金) 23:15


2008年08月15日(金)

今日はCMの録音。
仕込んだネタをあれこれ準備して都内のスタジオへ。世間はお盆休みなので車も少ない。しかし猛暑。車のエアコンの調子が悪く、外があまりにも暑い時はあまり冷えない。ほとんど『送風』だ。がんばれがんばれエアコン。エコと真逆の応援で罪悪感もあるが、この暑さのままだと、スタジオへ行く頃にはぐったりバテてしまって作業ができないのはマズいので仕方が無い。
曲は2種類こしらえた。どちらも自分では気に入っているので、どちらかにうまく決まるといいなあ。

それはそうと、あまりの前髪のうっとうしさに、発作的に前髪を自分で切ってしまった。切ったはよいが、『やっちまった』。とんでもない前髪になってしまった。
というのも、以前テレビで『自分で前髪を切る時のコツ』をやっていて、それによると『前髪を揃えて上に持ち上げまっすぐに切ると、額の丸みの分のズレが生じて、おろした時に自然なカーブになる』のだそうだ。
だから自分ではその通りにやったつもりだったんだけど、とった前髪の分量が多すぎたようで、それだけの量を真上に持ち上げてザクッとやってしまったので、『前髪が段カット』になってしまった。真上に持ち上げてまっすぐ横に切るのだから、後ろのほうから来てる髪がみじかーくなってしまうのは当然だ。切る前に気づきたかった。そしてそれ以前に、『そもそも切りすぎた』。つまり『短すぎて、なおかつ上から段カット』になっている前髪だ。マズい!マズすぎる!まるでいつの時代の何歳の人なのかわからないような変な髪型だ。わ、わたしは今週はこの髪型であちこちの仕事現場に行ったり、人に会ったりするのだろうか。
知ってる人にはまだ笑い話として話すこともできるが、電車の正面に座っている人に対してはどうしようもない。これほど、早く髪がのびて欲しいと思ったのは、小学校1年の時にロングヘアーに憧れてクリスマスに『毛のび薬』をこっそりメモに書いてサンタさんにお願いした(もちろん無視された)時以来である。

[link:1021] 2008年08月15日(金) 23:35


2008年08月18日(月)

スタジオでCMの録音。
諸々の変更から、リテイクや保留があったものの最初の案に落ち着きそうな気配。このまま順調に進むとよいです。
その現場で、前回『かわいく機能的なストップウォッチ』購入について大いに盛り上がったプロデューサー氏がストップウォッチのかわりにiPhoneを購入されており、皆で触りまくる。まわりで出会ったiPhoneを買った人、Uさんに続いて二人目である。
使い勝手の善し悪しは使う人の用途によるので、Uさんから聞いた感想や不便な点についてはこちらのプロデューサー氏はまったく不都合は感じておられないようだ。
パックマンとかやらせてもらってつい白熱する。
こうして触ってしまうとやっぱりかわいいねえ。
外のスタジオで仕事の時、たとえば万一うっかりして家にデータを忘れてきたとか、家に帰ればソレあるのに、という時、出かける時にMacさえ立ち上げておけば遠隔操作でそれをこっちに送る、という夢のようなことができるし、例えば一人で録音する時に専用のソフトでブースからコントロールすることもできる。
現状では、『今日はデータだけ持っていけばたぶん大丈夫なんだけど、ひょっとしてPowerBook持って行ったほうがいい?でも今日はデータだけで大丈夫だと思うけどなあ。でもひょっとして必要?どうだろ?。』という時には万一に備えてMacを持って、オーディオインターフェイスも持って、その他の荷物や楽器も持って行ってるのだけど、『とりあえず家で立ち上げておけばMacとオーディオインターフェイスは持って行かなくてもよい』という選択ができる場合が増える。
この機能だけでも、iPhone買う価値があるんじゃないか?と思ってしまうなあ。しかしそれが電話についてなくてもいいじゃないか?という気もするし。
などとああだ、こうだ、とiPhone談義に花が咲いて、また欲しくなってきてしまった。
余談ですがパックマンて食べられちゃう時のショボさがたまりません。

[link:1022] 2008年08月21日(木) 00:42


2008年08月21日(木)

S嬢と白金台。
ほんの10分、のつもりでうっかりminaをのぞいたら、ううう、買うつもりではなかったのだが、最高にかわいいブツと出会ってしまい、買ってしまう。ザ・衝動買い。
ひゃ−!手が、手が勝手に買い物をー!あ、衣装ですやん、コレなー、衣装衣装。今度のライヴで着よう.... っと(小枝探偵風に)。しかーし!熱に浮かされて買っちゃって後から後悔するような衝動買いとは訳が違う。後からだっていつだって、うんうん本当によい買い物をしたね!って思えるお買い物だからいいのだ(と自分を納得させる)。
.........さてとー。やることいっぱいありますなー。はいー。がんばらないといけませんなー(まだ小枝)。

それにしても、ジャマイカのボルト選手!んあー!!ナンデスか、あの速さ。笑っちゃうぐらいすごい。
そして渋谷には猿が出没。どうやら小平からどんどん都心に近づいてきてるようで、一体なんでこんな都心に出て来てしまったんだか。そしてこんな雷鳴ったり大雨降ったりの中、こんな都会で今頃どやって過ごしているんだか。



[link:1023] 2008年08月22日(金) 02:14

2003年6月16日までの日記


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