『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:993] 2008年06月15日(日) 22:43
[link:994] 2008年06月17日(火) 00:28
[link:995] 2008年06月20日(金) 00:09
[link:996] 2008年06月20日(金) 23:48
[link:997] 2008年06月25日(水) 01:08
k-diary script by Office K.
※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。
先週の土日はPちゃんと熱海にいました。
今や恒例になった、年に一度の研修旅行(?)です。去年は伊豆のラスベガス『ハトヤ』、その前は奥多摩バードウォッチングブルーズ、その前は尾道でした。
去年伊東のハトヤに行った折、帰りに乗り換えのために降りた熱海のただならぬ観光地ムードに魅了され、今年は伊豆再び、と熱海に降り立った私たち。
梅雨に入り、東京の週末は8週連続で雨を記録していた中、見事なお天気に恵まれました。まずは腹ごしらえ、とPちゃんが調べ上げてきてくれた名店『わんたんや』へ向かうも行列。『並ぶ』という言葉など辞書にはない私たちはあっさり矛先を変え、お向かいの『レストランスコット』へ。ここも文豪川端康成が通った洋食の老舗で普段は行列のお店らしいのですが、偶然すんなり入ることができました。そこでおいしいドミグラスソースのチキンソテーをいただきました。Pちゃんはポークソテー。どれもすごく丁寧に作ってある上質なお料理で、お昼からごちそう。おいしかった。
それからロープウェイでぶらさがりながら山頂へ行き、『熱海秘宝館)』へ行っちゃう。熱海秘宝館と聞いてなんとなく、昔行った蒲郡ファンタジー館がエッチになった感じか?(あ、ファンタジー館の公式に行けない....)と想像していましたが、想像以上の脱力感と爆笑の波。洋服を着たマネキンの前に立つと照明が切り替わっておっぱいがスケスケになったり、塀の穴をのぞくとマネキンの女湯から『キャー!エッチ!』という声と共に水がアクリル板越しに命中してビックリしたり。『あなたの理想の男性像は?』という占いで、バンダナをまいたサイケなボーイが出たが、あまりの面白さに写真を取り忘れ、その後何度もやるが、タモリやキダタローやジュリーのような人ばかり出て来て結局バンダナボーイはもう出てこなかった。平和だ.....。『ファンタジー館』+東山動物園の遊園地にある『魔法の舘(あ!今見たら魔法の舘はもう無くなってる!『ふしぎたんけんの舘』にリニューアルされている!ショック!)』+『まいっちんぐマチコ先生(知らない人は別に知らなくてもよい)』みたいな。ほんとうに脱力の舘でした。
で、そこを後にして再び駅前に戻りフと『ATAMIX』という駅前ビルディングに入る。と、そこはまさにパラダイスでした。ヴィンテージとは決して呼べない、『ナウ』なまま年月を経てなおショーウィンドウに入れられっぱなしの数々の土産ものやお洋服や謎の品物がフロアいっぱいに広がっています。Pucciの柄に見ようと思えば思えなくもない妙な柄のブラウスやスカーフがどっさり(しかも高い!)その他謎のお土産品や一度見たら忘れられない手作りのお人形とか。デッドストック万歳。一気に盛り上がりました。が、閉店時間が迫っており、宿にもチェックインしなければならず、とりあえずそこをザーッと見て、また明日来ようと誓い旅館へ向かいました。
つづく