『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:987] 2008年05月29日(木) 02:07
leteがすんで、締切のせまったお仕事を短気集中でやって、デモを出した本日は、公共広告機構の総会と懇親パーティに出席してきました。私、以前に名古屋で数年間公共広告機構でお仕事してたことがありまして、辞めてかれこれ14年ほど経つんですが、今年になって、たまたま偶然に別のご縁から公共広告機構の今年度のキャンペーンの曲を作らせていただいたのでした。
もちろん年月が経っていますから、ほとんどの方が変わられていましたが、それでも当時そこで私がお世話になった方がお二人ほどおられ、本当に久しぶりにお会いしたにもかかわらず、ものすごく相変わらずなご様子で迎えていただき、まるでつい先日まで私もそこで働いていたような錯覚に陥りました。束の間の再会でしたが、ずっとおしゃべりしっぱなしで、お仕事のお邪魔をしてしまいました。でもお会いできてうれしかったです。
で、私はというと、普段の格好はもっぱら麻、コットン、ペタンコシューズ、デニム、というキーワードでほぼ毎日が語れますが、やっぱりこういう時にはそれなりにきちんとした装いをして出かけねばなるまい、と、ワンピースに、年に1度履くか履かないか、というサテンのハイヒールをはいて出かけたのでした。しかも7cm。なぜそんなハイヒールになってしまったかというと、お気に入りのバッグと一緒の色の靴というのがどんなにさがしてもそれしか見つからなかったから(泣)。
これがねえ、ほんとにもう、やめときゃよかったよ。出がけからすでに足痛かったんだけど、帰りにはもう死ぬかと思いました。ロボットのような棒状&超小股歩きでやっとの思いで駅を出ると、超近いけどバスに乗ろう、と決め、バス停を見るとちょうどバスの扉が閉まるところ。しかし一歩も走れない。仕方が無いのでそのまま人目のない道まで来ると、ついに後ろのバックストラップを踵からはずし、カッツンカッツンカッツンツン、とみすぼらしい音を立ててアスファルトを歩くはめに。駅前でゴムゾーリでも買えばよかったか。途中年配のご夫婦がすれ違い「あら、どうしたの、あのヒト?いやあ足が痛いんでしょう、きっと。なれないヒールで。かわいそうに。」みたいな。結局徒歩10分のところを途中のベンチ(っていうか石?)で休み休み、倍かかって帰りつく始末。7cmをナメてました。もうきっと履かないと思います(弱気)。現地へ持ってってその時だけ履き替える、しかし無駄に大荷物。うーん、どちらがよいか。