忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年04月21日(月)

近所のスーパーマーケットのレジ係のうち、比較的若い世代のおねえさんの間で少し前から密かに『つけまつ毛』が流行っているようだ。しかも、それがまた『すごく長過ぎるつけまつ毛』で、服はスーパーのユニフォームを着ているのでやたらとつけまつ毛のみがフィーチャーされて見え、ついついまつ毛を凝視してしまう。大体、『その長いつけまつ毛』的なメイクや雰囲気を好むおねえさんというのは、トータル的にメイク濃いめで派手めがちでユニフォーム着てたってその派手さがにじみ出ている人が多いと思うのだが、そこのつけまつ毛をしているおねえさん達はみな、特にギャルでもイケイケ風(ってどんな風?)でもなく、むしろトータル的に『おとなしそう』な人なのに、なぜかまつ毛だけがとても不自然。普段街でもああいう露骨なつけまつ毛をナチュラルメイクにしている人はあまり見かけない。なぜだ。

しかし、まつ毛というのは、ナナメ後ろのちょうど顔の見えない角度から、頬のラインからまつ毛の先端だけがのぞいている、という見え方が一番グッとくる。だからあれだけ長いつけまつ毛ならばかなりナナメ後ろからでも充分まつ毛が見えて、うらやましい。私もまつ毛は短いほうなので、一度つけまつ毛をしてみたいのだけど、そのつけまつ毛をつけこなすメイク技術がないので一度もやってみたことがない。私がやったらスーパーのおねえさんとかの比でないぐらいもっと不自然なかんじになるでしょうね、きっと。


[link:975] 2008年04月25日(金) 02:12


2008年04月25日(金)

そろそろゴールデンウィークにさしかかろうという昨今、ライヴに向けて準備している。
来月のleteもご予約が開始になりました。 今度のleteはお久しぶりに久住さんと共演します。
マイペース活動中のチッチ&クックの曲をふたりでカバーする?とかプロジェクターQにも私も飛び入りする?とか、いろいろ計画をこれから練ろうと思います。楽しみです。
それから29日のほうろうはもう目前ですが、せっかくだからお天気がいいといいなあ。ほうろうへ来る前に「谷中ぎんざ」で買い食いしたり、「いせ辰」で使いもしない和紙を衝動買いしたり、根津の「いなほ」でパンダおにぎりを買って食べたり、せっかくだから「イナムラショウゾウ」なんかでケーキとか買ってベンチで食べたり、谷中霊園で青葉の桜を楽しんで毛虫に飛び退いたりして楽しんでほしいです。一箱古本市week企画のイベントもあちこちでやっているようです。

[link:976] 2008年04月30日(水) 04:34


2008年04月29日(火)

千駄木の古書ほうろうでライヴ。
いつもライヴに来てくださる方も、はじめて見てくださる方も、たくさんの方々が来てくださってすごくうれしかった。どうもありがとうございました。
このライヴを企画して声をかけてくださったほうろうのみなさん本当にありがとうございました。
ほうろうは本屋さんなので、イスに座れた人も前のほうで体育座りだった人も立って見てくださった人もいて、お尻が痛くなっちゃった方や気分が悪くなっちゃった方もいらしたかもしれなくてごめんなさい。演り手ばかりがイスに座ってよい場所で申し訳なかったです。でも、あの古書ほうろうという場所で、ほうろうってイイお店だなあ、と思ってもらえるようなライヴを味わっていただけていたらうれしいです。
いつもライブに来てくださる人たちから手拍子をいただけたり、今までアルバムは聴いたことあったけどライヴは観たことなかった、という人に観ていただけたり、古書ほうろうでなければ出会えなかったいろいろな人たちにも出会えて、私の中やまわりで「つながり待ち」だった何本かのヒモがまたつながり、大変にうれしくシアワセな一日でした。
いつも不思議でとても面白い、人とのご縁。人生で、出会うべき人々には時間がかかろうともかなりのまわり道をしようとも、必ず出会えるようにできているんだなあとつくづく思う。そういう人々と、遠回りをして出会う時期というのがちょうどいまぐらいの歳なんだろうか。歳をとるといいことがあるなあ。

終演後、打ち上げの席で、近所にあるスーパーでは、レジ係のFさんが一番仕事が早くミスがなくいつも全力投球でおまけにデキるので、Fさんがいれば必ずその列に並ぶ、という話が出るや、その場の8割の人が『あ!あそこのFさんね、私も並ぶ』『俺もFさん』『私も絶対Fさんに並ぶ』と言い出し、面白かった。

それからびっくりだったのは、『野宿野郎』というミニコミ誌を作っている『加藤千晶』さんという人がライヴに来てくれたこと。どちらも『加藤千晶です。』とご挨拶する。名前がまったく同じというだけでライヴを観に来てくれるなんてすごい。その加藤さんはいろんな所で野宿をしていて、発行している『野宿野郎』というミニコミ誌も人気急上昇らしい。野宿は私は未踏の分野だけども、ヒトゴトとは思えない何かがある。自分と同じ名前の人が活躍しているのはうれしいです。

というわけで、本日お目にかかれたみなさま、ほんとうにどうもありがとう。

[link:977] 2008年05月06日(火) 23:03


2008年05月06日(火)

親類に不幸があり、急遽名古屋へ飛んで帰る。そこからさらに車で1時間ほど走り山間の街へ。ちょうどほうろうさんのライヴが終わり、仕事も区切りの合間だったので、お通夜とお葬式に出ることができてよかった。かわいがってもらったおじちゃんで、亡くなる前に会ってお話しすることが叶わなかったのが心残りだったけど。

行きと帰りがたまたま連休の初日と最終日に重なったのですが、日頃、世間でよく話題になる大型連休、帰省ラッシュ、Uターンラッシュというものから若干ズレた生活をしているので、『混んでるったって、なんとかなるでしょう?ねえ?』なんて気楽に構えていたのですが、特に今日の新幹線は最終まで指定は満員で、ホームも当然大混雑。もうとにかく並べっていうんで、並んだら並んだで『次の便にしようか?いやこだまはどうだろう?』などと迷っている間もなく列の波に押されて乗車してしまい、そのまま通路へ入り込んで身動きがとれないうちに発車。そして立ったまま1時間40分(しかも足下は履き慣れないヒールの靴)。という帰路でした。フと気がつくとホームにUターンラッシュの模様を映すテレビカメラの人たちがいましたが、名古屋地方の夕方のニュースに写ってませんでしたか、私。
いやはや、『ラッシュ』というものがほんとに大変だったんだ、と改めて知りましたぞな。新幹線の通路って人が立って乗る仕様になってないものだから、『つかまる取っ手』が座席の肩に着いてる『つかまりボッチ』しかなく、座席の背中部分に立てた人は通路をはさんで両側に2個あるのに、座席の背中から遠い人は全くつかまるところナシ、みたいな。年に何度かはそういう混雑があるのだから、もうちょっとどこかにつかまるところを作ったらどうでしょうか。長時間取っ手の取り合いになるので。

[link:978] 2008年05月10日(土) 01:52


2008年05月10日(土)

いろいろとお家でお仕事。
古書ほうろうの宮地さんにもらった広瀬正の『エロス』が面白くて、今終盤まできた。どうなるんだろう、この先。
私は半村良は好きだが、いわゆるSFといわれるものはそんなに読んでないし(というか、そもそも読んでるもの自体偏ってるので、SF以外もそんなに読んでいると胸を張って言えることはなかったのであった)ので、新しくとっつく分野ができた感じでうれしさ100%(意味不明なテンション)。
宮地さんありがとう!

さて、先日実家方面へ帰省した折、かの『サンガリア』から出てる『コーヒーソーダ』なる飲み物を発見しまして、それを入手したものの、味の想像がつかなくてまだ封を切っていない。というか、封を切って一人で最後まで飲むかどうかわからない(そもそも炭酸苦手)ので、こういう珍しく楽しそうなものは大勢で飲もうと思い、今度のleteの時にみなさんと一緒に味わいましょう、と思っています。コーヒー自体はブラック?お砂糖のみ入り?お砂糖ミルク入り?で、ソーダ?どういう味?楽しみですね。

[link:979] 2008年05月13日(火) 23:30

2003年6月16日までの日記


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