忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2007年06月30日(土)

夕方、出かける準備をしていると、『ビャー、トフー。. . . . . . . (シーン)ブィーン』という音が。
あれ、今日も来た、トフー屋さん。ひょっとして毎日?いや、そんなはずは. . . . 。

夜、めったに会うことのない、大変大切で尊敬するミュージシャンの人に会い、ごはん。今日も長靴で出かけた。
このところ、自分のやることなすこと気に入らない自己嫌悪気味で、なんだかなあ、という感じだったのだが、まあそういう時もあるよな、とややゆとりある心持ちになることができた。気に入らなくても、とにかくそこを通過していかないことには先へは出られないものねえ。
親友からの久しぶりの手紙で、偶然にもまったく同じ鍋(世間的にはそんなに知名度のないメーカーで、実際二人とも、それを偶然見つけるまで知らなかった。)を買って使っていることが判明し、それもなんだかそこはかとなくうれしいできごとなのだった。その子とはお互いの趣味とか物事の受け止め方とかもよく似ているし、わかっている旧知の間柄だが、今では1年に3回ぐらい会えるぐらいになってしまった。しかし、聞いてみれば、お互い、最初に買うつもりだった鍋(結構知名度あり)があった(ちなみにその鍋も同じだったのも笑った)のにもかかわらず、それを買う直前にこの鍋を偶然見つけてやっぱりこっちを買ってしまった、という展開まで同じなのだった。そのアンチ具合も大変絶妙で、さすが我々だ、と思った。高校時代には、一緒に買い物に行くと、たびたび気に入る服がかぶって取り合いになるので、一緒に買い物に行かないようにしていたが、それでもかぶってしまって仕方なく色違いや形違いを買い、別々の機会に着るなどしていたものだったが、今となっては離れて暮らすそれぞれの生活の中で、それでも尚、同じ鍋を買ったりしているようなことが、なんだかやけにうれしくもあり、成長してないなー、と笑えたりもする。
人と人とのつながりの、その連結部分というのは、まあたとえばこんな鍋とかだったり、笑う箇所だったり、返事のしかただったり、作り出す響きだったりと、たいていはものすごくささやかな部分だ。でも、いつもがっしりと手をつないだりしているわけじゃなくても、どんなにショボい連結部分でも、そこでしっかりとつながっているというのは、つまりそれはしっかりとつながっているということなんだなあ、と改めて思うのでした。
いつも近くでおこったり笑ったり遊んだりしている人々はもちろんですが、そういうふうにどこからともなく、別に意図もせず、つながったところからいつの間にか力をくれる、えーとつまりは、まわりのすべての人々、本当にいつもありがとう。なんちゃって。いや、やっぱりありがとう。


[link:866] 2007年07月03日(火) 01:01


2007年07月02日(月)

日曜日の情熱大陸はイラストルポライターの内澤旬子さんだった。内澤さんは、以前私のことを『ぐるり』という冊子の中で紹介してくださった南陀楼綾繁さんの奥様で、『ふちがみとふなとと加藤千晶』の時にご夫婦で観に来てくださった。その後、千駄木の古書ほうろうで一度だけお会いしたことがある。スラッと背の高い涼しげなきれいな方で、その時の印象では、そのカラダの奥底にあんなとんでもないパワーとエネルギーが潜んでいるとは気がつかなかった。番組を見てびっくりしたのだ。もちろん画面でも、ご本人は私の第一印象どおり、至って淡々と軽々と、「自分の興味の湧くものを追求しるとこうなっちゃうんですよ、あんまり世の中の記録に残って行かないようなことが好きみたい、アハハハハ」なんて笑ってらっしゃるんだけど、なんだかとにかくスゴイのだ。不勉強にも、今まで一冊も内澤さんのご本を読んだことがなく、さっそく古書ほうろうに買いに走ろうと思っている。

[link:867] 2007年07月04日(水) 00:31


2007年07月04日(水)びよ〜〜〜〜ん

先日、サツマイモの痛んだ部分を半分切り落とし、捨てるのもなんなのでお皿に入れて水につけておいたら茎が出てきた。サツマイモのハッパはハート型でかわいいのでそのまま放っておいたら、ズルズルズルズルとのびるのびる。仕方がないので壁に這わせてみた。今にも枯れそうな弱々しい茎なのだが、一応まだのびている。植物をことごとく枯らす悪魔の舘(ウチ)で、こんなになるとはよほどの根性芋かアホ芋のどちらかだ。どちらにしてもエライ!どこいくのかなー、お芋ちゃんよ。フレーフレー(応援しとこう)!こんなことなら土に植えればよかったか。


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[link:868] 2007年07月05日(木) 00:29


2007年07月04日(水)

姐さん、いや姉さん、大ニュースです。大ニュース、な雰囲気です。
チッチ&クックの『夜をぶっつぶせ』が、ラジオで流れていた模様です。しかも関西圏で。
それを聴いた方からのお問い合わせでそれが判明しました。しかもたったお一人(さすがC&Q!)。
一般的には発売されていない、しかもライヴ自体をめったにしていないチッチ&クックがなぜラジオで流れたのでしょうか。びっくりです。でもどこの局のどういう番組かわよくわかりません。どなたか偶然それを聴かれた方がいらっしゃいましたら情報をぜひ教えてください。
それにしても、いやー、チッチ&クック、快挙だ快挙だワッショッショーイ。この勢い(って、一回ラジオで流れただけだが)で2枚目のシングル作ってみちゃうかー!(バカ。)

さて、8月4日のハガキもできてきました。
近々、みなさまのところへもご案内が行きますのでよろしくお願いしますっ!

[link:869] 2007年07月05日(木) 22:53


2007年07月05日(木)

メダカの瓶の睡蓮が、二つツボミをつけていたが、いつまで経っても咲かないので、私の知らないうちに咲いてまたしぼんでいるのか?とギモンに思っていたが、とうとう一つはツボミのまま枯れてしまった。なぜそれがわかったかというと、もうひとつのツボミは咲いたんだけど、ちょっと見ないうちに虫喰いだらけで花まで穴あき、まわりの葉っぱはものすごーくレース状態になっていたから。
それで、どこのどいつが犯人だ?とブツブツいいながら葉っぱをめくってみたりしていたら、ムニ、と触ってしまった!!!!!青虫!!!!!!ナニ青虫?!!!!
青虫といえば、私は青虫が何より怖くて、学校の帰り道、道路の真ん中にいた2cmぐらいの青虫のまわりをブロックで囲んで、上に板のフタまでした女。料理中、青虫の出て来たブロッコリーが怖くて、株ごとベランダの外の庭に放置して他人のフリをした女。
ギャーーーーーーーーっ!!!!!!ムニってなに??!!!ムニってなによ!ホントにいたよ!!!!!なんでいるんだよ!!!!!なんで水んとこなんだよ!そんなとこにいるんじゃねーよ!!!!!!わー!わー!ぶんぶんぶんぶん(手をふる音)
と、この10倍ぐらいの声でひとりで飛び上がってツッコんで、騒いでお祭りのようになってしまった。お箸でつまんで外に捨てるのにまたひと騒動。近所の人はこの一連の騒ぎをよもや私の一人踊りとは思うまい。
それにしてもまさか、本当に葉の裏にいるとは。よくよく見たら、他の葉っぱの上にも卵らしきものが産みつけられていて、まあチョウや蛾に罪はないけども、睡蓮が大事なんで、ベランダの外に払ってしまいました。
. . . . .絵で見るとかわいいんだけどね. . . . .。

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[link:871] 2007年07月08日(日) 02:07

2003年6月16日までの日記


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