『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:817] 2007年03月20日(火) 22:31
このところ、なんかちょっとヘタレ気味なのですが、そういう時に限って『これはウマイ！』ってものが作れない。やっぱり料理も気分に左右されるのでしょうか。
まあ、そういう時は気持ちに余裕がないので、腹ペコのままキリがつくまで作業をひっぱってしまって、いざ『なんか食べよ』と思ってキッチンに立つと空腹にガマンできなくて手元が狂ったり、買い物に行けてなくて食材がなかったり、そのせいで普通なら入れないような余分なモノまで入れてみたり、で、また手元が狂って隠し味のつもりが大量に入ってしまったり、で、それを修正しようとまた何かを足したり. . . . .ととんでもない方向へ進み出すのです。空腹の悪循環。ああ。。。
昨日なんてまさにそれで、エビと三つ葉しかなかったのでそれらを使ったチャーハンを作ったのですが、隠し味でナンプラーを入れてみたら手元が狂ってドボボボッと入ってしまい、しかたがないので他の調味料を足し、すると味が濃くなりすぎたので、終盤のフライパンへ更にゴハンを足してさらに炒め、三つ葉はもう食感どころか、香りどころか、濡れた埃のように小さく丸まってよくわからない感じになってしまいました。エビもすっごくちっちゃくなっちゃうし、それでも消えないナンプラーだし、せつなかった。やはりニンゲン、心に余裕を持って過ごしたいものです。
ヘタレとっちゃイカンイカン。こんな時は軽く自分をほめてみるか。
ということで、自画自賛で恐縮ですが、いないいないばあっ！の新曲「だいこんどですか」（←作詞しました。作曲は中谷靖氏。）はいろんなところで好評をいただいておりますようで、ヤッター。『野菜の歌で楽しくてできるだけ意味のない歌を』というオーダーをまっとうできたと自負しています。視聴者の方々の『息子がスーパーで熱唱』、『１歳半の息子が気がついたら大根を抱えてかぶりついていた！』、『鼻歌でうたいながらチラシを見ていたら大根２０円の特売を発見！』などというまるでネタのようなブログを拝見し、うれしい限りです。
ご覧いただいた方はご存知と思いますが、ただひたすら野菜をすすめるだけの歌です。八百屋さん目線ともとれますが、作者としては『野菜が自分で「だいこんですけどどう？」という』、言ってみれば野菜ショー的な感じにしたかったので、ああいう感じにありました。映像で流れる野菜がまたかわいいのです。