忘れ物はないね?:2006-12-13

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年12月13日(水)

うわー。
昨日起きたら雨が降っていて、別に降ってるだけならよかったんだけど、ベランダに干しっぱなしになっていた羽毛布団に降ってるじゃないか!
私は昨日布団を干したんじゃないか!(冬になったので、秋用の薄いのを干してからしまおうと思った。)
それでそれを入れてなかったんじゃないか!
しかも、こわいポイントはそこの『うっかり』じゃなくて、実際はまったく取り込んでもいないのに、取り込んだと思い込んでいた自分の思い込み。つまり、干していたのを忘れていたんじゃなくて、てっきりもう取り込んだと思い込んでいた。
その日はとにかく作業に没頭していて、夕方になって、近所で布団をたたく音がしたんだけど、その時に『フ、今頃取り込んでたらもう冷たくなってるよー。あたしなんかもうとっくに取り込んだからいいんだ。』って思ってた。
いいんだ、じゃねーだろー!冷たくなるどころか濡れちゃってますから。取り込んだ、ってのは完全に妄想ですから。
そうだよ、私がそんなに要領よく布団干して、さっさと入れてるわけないじゃん。私が忘れてるんじゃないか?と思ってあの人(知らない人)はあんな派手に布団たたいてくれてたんだよねー。それなのに、あんなふうに思っちゃって、なんか悪かったなあ。
それより、どうなってんだ、私の脳は。


[link:762] 2006年12月15日(金) 00:14

2003年6月16日までの日記


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