忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年12月21日(木)

新曲もできました。
でも歌詞がまだ穴ぼこであいているなあ。
この前スーパーに行った時、なんとなく普段買わないものを買ってみようと思い、麩のコーナーを見てみたら、車麩とかいろいろ楽しそうな麩があって、一人で盛り上がった。麩って食べるのはたいていお吸い物に入ってる小さいやつがほとんどで、それすら食べる時はそんなに『麩だ』と思って食べないので、麩にこんなに種類があるとは知らなかった。小さい時に金魚を飼っていた時にエサでやったり、箱根のデカい池のある旅館に泊まった時に野球のバットぐらいの棒状の麩を渡されて池の鯉にやってください、と言われたりした時ぐらいだろうか、麩の存在というものを意識したのは。でも鯉の時はとにかく鯉がデカくていっぱいいて、バクバクあの口をあけて飛び上がったりするので、気持ち悪くて麩のことを考えてるどころではなかった。
それで、陳列棚にいろんな種類の麩が並んでいるのを見てなんか楽しくなって思わず『仙台麩(あぶら麩)』というのを買ってしまった。
どうも煮物とかに入れるらしいが、まだそのままになっている。
こうやってなんとなく買ってみたが、よく使えなくて放置されているものは他に『大豆缶』、『乾燥めかぶ』、『上新粉』、など。年末には一応それらのものをどうするか気にはなる。

[link:766] 2006年12月24日(日) 01:25


2006年12月19日(火)

このところ心に余裕がなくてイカンなあ、という日が続いているのだけど、今日はラッキーデーだったのか、うれしいことがたくさんあった。トム(NRBQの)からクリスマスのお手紙が来て、トム編集のクルスマスCDが届いた。
それからもうひとつはずっとずっとさがしていて、上々堂の石丸さんにも探してもらったりしていた南桂子全版画作品集が見つかり(Amazonで約10万円で出ていたのはあったが、さすがにそれは手がでなかった)、それが届いた。どちらもちょっと口では言い表せないうれしさです。

昨日はタマコウォルズを観に行って、森川アキコさん、ソフテロ、鈴木晶久くん、そして青山陽一さんまで、どーんとバックをやり、自分たちのステージもガッツリこなすタマコウォルズのゆるぎない底力に驚き、感動したし、先週はテリー(NRBQ)からもずっと電話がかかってきていたのだけど、いつもタイミング悪く出られなくて、留守電ばっかり。やっと先週末に話すことができてよかった。久しぶりのテリーはとても元気そうだったし、私もかなり元気が出た。
トムも手紙によれば、あいかわらず毎日CDを漁っては聴いているようです。このあいだテリーとスティーヴの時に来た時、ディスクユニオンとタワーに連れていってあげたのだけど、どうやら滞在中は1日3回タワー、HMV、ディスクユニオンを回ってたそうだ。大瀧詠一のプロデュースした渡辺満里奈のアルバムを探していた(なんというマニアだろうか)んだが、さすがにそれは見つけてあげられなかったんでした。
トムが編集してくれたCDに入っていたのは、クリスマスソングが中心だったんだけど、見事にまったく知らない人ばかりでした。本当にトムのマニアぶりには脱帽する。
なんだか、いろんなところから目に見えない応援をもらったようだ。応援というのは、する側がしようとしても簡単にできるものではない。逆に、別にする側はそんなつもりじゃなくても、こんなふうになんかの拍子に誰かがその人から応援されたと感じた時
には、確実に応援されている。人と人の気持ちのやりとりというのは本当に面白く、やっぱりどんなにコンピューターの開発が進んでも絶対にできないことはあるだろうな、とつくづく思う。『学習』という分野はもうできるだろうけど、遠くの人や物事を自分の感情の一部として思いをめぐらす、というのとか、もしコンピューターでやろうとしたら、一体全体どういうふうにやるんだろう?

[link:765] 2006年12月22日(金) 03:05


2006年12月16日(土)

以前、マリンバの浅田実可さんが『ねこはしる(工藤直子作)』というのを朗読劇でやるので、劇中でマリンバとピアノで演奏する音楽を作ってほしい、との依頼をうけ、インストルメンタルの曲を何曲か作りました。
そして、それは見事に公演の日を迎え、私もちょっと新しい分野で曲が作れてとてもよい経験だったのですが、その初演から3年の月日を経て、また今年も実可さんが『ねこはしる』をやることになり、今日、観て来ました。とても面白かった。演奏もすばらしかった。
前回と同じお話をまた別の作り方で構成を練り、演奏部分は今回はマリンバとアコーディオンでやる、とのことで、『ピアノ用に書いた曲をアコーディオンでやるとどんなことになっているのだろう?』とすごく興味津々だったのだけど、今回の組み合わせはドキドキするほどよかったのだ(もちろんピアノとのスタンダードな味わいもよかったのだが)。前回の時は、なんとなく、お話から音楽がちょっと飛び出しているかな、と感じるところもあったりしたのだけど、今回はお話の中で音楽が自由自在に場所を与えられて生き生きとしている、という一体感がすごく感じられて、なるほど、こういうのが再演の面白さでもあるのだなあ、と感心した。
演奏部分では、実可さんとアコーディオンの熊坂さんの表現力とか息の合い方がすばらしく、惚れ惚れしたのであった。
この公演は明日も2時からやっているそうですよ。
あ、でも予約が必要なようなので、行ってみたくなった人はお電話してみてね。なんでも小屋NGOMA

[link:764] 2006年12月20日(水) 00:44


2006年12月15日(金)

ワンマンまであと2週間をついに切り。(字余り)
やっぱり年末っていうのはみなさんなかなかご予定とか立たないもんなんでしょうかね。みんな来てくれるかなー、とかなり心配。
そもそもこんな年末の忙しい時にライヴなんてごめんなさい。
でもどうです?掃除なんか今年はしなきゃいいんです。私もしないし。納会の後、上司のお誘いを断れなければ、上司をMANDA-LA2にお連れしてみてはいかがでしょう。こぼれた仕事は堂々と来年に持ち越しましょう。そして一緒に落ちこぼれて行きましょう。いかん、これでは堕落のススメのようではありませんか。
そうではなくて、お伝えしたいのは、なんとなーく気分のトゲ立つこのあたりで、ひとつ一緒にあったかいお茶とかお酒とかおでんとか、どうですか?ってこと。この北風の吹く乾いた大地に、じゅじゅじゅわーとヤカンのお湯をかけたりしようじゃありませんか(意味不明だけど)。
このところお休みしていた関島さんとの対決は年の瀬にふさわしいかなり危険な対決をしようと企てているし(仮)、新しい曲も作ってるし(まだ未完成)、大ジャンボ抽選会もやるし(未定)、モノマネ大会もやるし(嘘)、衣装も過激だし(たぶん)、決定事項はひとつもないけど(てへっ!)、きっとものすごく楽しんでもらえると思うんですよね(希望)。
というわけで、28日、忘れないでね。お待ちしてます。


[link:763] 2006年12月17日(日) 00:47


2006年12月13日(水)

うわー。
昨日起きたら雨が降っていて、別に降ってるだけならよかったんだけど、ベランダに干しっぱなしになっていた羽毛布団に降ってるじゃないか!
私は昨日布団を干したんじゃないか!(冬になったので、秋用の薄いのを干してからしまおうと思った。)
それでそれを入れてなかったんじゃないか!
しかも、こわいポイントはそこの『うっかり』じゃなくて、実際はまったく取り込んでもいないのに、取り込んだと思い込んでいた自分の思い込み。つまり、干していたのを忘れていたんじゃなくて、てっきりもう取り込んだと思い込んでいた。
その日はとにかく作業に没頭していて、夕方になって、近所で布団をたたく音がしたんだけど、その時に『フ、今頃取り込んでたらもう冷たくなってるよー。あたしなんかもうとっくに取り込んだからいいんだ。』って思ってた。
いいんだ、じゃねーだろー!冷たくなるどころか濡れちゃってますから。取り込んだ、ってのは完全に妄想ですから。
そうだよ、私がそんなに要領よく布団干して、さっさと入れてるわけないじゃん。私が忘れてるんじゃないか?と思ってあの人(知らない人)はあんな派手に布団たたいてくれてたんだよねー。それなのに、あんなふうに思っちゃって、なんか悪かったなあ。
それより、どうなってんだ、私の脳は。


[link:762] 2006年12月15日(金) 00:14

2003年6月16日までの日記


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