忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年11月16日(木)

曲を作っていたのですが、部屋でウーリッツァーを弾いていますと、隣から何やらお念仏を唱える声が。。。更に、上の部屋からは重低音強調型の歌謡R&Bのような音が。。。そしてウチでは妙な音楽が。。。
うるさいマンションじゃ。しかし私も小さい音だけど狂ったように弾いていたので、文句は言えまい。

そして、今日のお風呂は『屋久島の湯』です。
先日『蔵王の湯の花』を入れて以来すっかり温泉の素を入れるのがブームになってしまったのじゃ。フフフフ。

[link:752] 2006年11月18日(土) 00:21


2006年11月17日(金)

今日は4時ぐらいから7時半までの間に表参道でビリケンギャラリーに森雅之さんの原画展を見にいって、アノニマスタジオにもちょっとおじゃましてTさんに会って、千駄木の古書ほうろうへ行って、最後はUちゃんSちゃんOちゃんと韓国料理。というただでさえ密度の濃い予定だったのが、午後一番でプロデューサーS氏(電話の第一声でいつも私が寝ていたのを見破る人)から電話があり、月曜にデモ録のとあるモノを2曲作ってね、と言われて、順路にS氏の事務所での打ち合わせが加わる。それら全部を時間通りにまわることができて、めでたくダッカルビにありつけるのか?という挑戦の日になってしまった。
でも、途中、ひたすら道を反対に歩いていたり、まちがったところで曲がってよくわからなくなったりしたわりには、迷って迷って結果すごくいい場所にひょっこり出たりして、それらが全部うまい具合に時間調節ができ、つまるところ、まるではじめから迷ったり逆に行ったりすることが計算に組み込まれていたかのように全部予定通りに行くことができた。ああ、みなさんどうもありがとう。

森さんの絵は、原画で見るとますます空気がつかめるような感じで、こどもたちのおきゃんで元気で、むちゃくちゃで、たまに変で、透き通った様子が生き生きと伝わってきた。
運よく森さんにもお会いすることができたのだけど、森さんとお会いするのはかれこれ15〜6年ぶりで、お互いパッと見ではわからなかった。でも、すぐにあ!と気がついてお声をかけたのだけど、振り向いた森さんの一瞬きょっとーん、とした顔が面白かった。

その後アノニマスタジオに無理矢理おじゃまする。Tさんは忙しい中、時間をさいてくださって、少しの間お話する。
アノニマスタジオは、とっても心のある丁寧な本をたくさん作っていて、週末にオフィスでイベントをしたりもしている出版レーベル。イベントで出るお菓子やお料理がおいしそうなんだよなー。

で、古書ほうろう。Mさんとはすれ違い。でもまた本をがさっと買ってしまう。もう、ほうろうといい上々堂といい、なんでそんなに私が買ってしまう本ばかりを売るのだ!

韓国料理は久しぶりで、辛、辛、辛、辛。
ダッカルビを頼むと、いつもはトッポギが入っていて、そのノワ〜っとした食感が辛いのを休める重要な役目をしていたのに、今日は入っていなくてショック。忘れたのかなあ。それとももう入れなくなったの?

[link:753] 2006年11月20日(月) 23:19


2006年11月20日(月)

金曜日に急遽受けた仕事に土日はかかりきり。
今日の午後一で録音で、なんとなく昨日作ったやつが気にいらなくて、今日の朝もう一曲作ったけど、結局それは出さずに無事終了。うーむ。まあそういうもんですなー。
でも気に入ってもらえたみたいなので一安心。
しかし、気に入っていたリズムは『このポンポコはなくしましょう。』と却下。あはははー。


[link:754] 2006年11月21日(火) 22:54


2006年11月21日(火)

打ち合わせで渋谷。
来年度も面白そうな企画がいっぱい。よい仕事ができるよう気合いを入れる。
ひょんなことからディレクターのF氏が戦国武将オタク(?)ということが判明したのですが、秋葉原にある時代屋などはもちろんチェック済みで、その眼力は最近は地方の無名な武将にまで及んでおり、『全国的に有名な人とかには今はそんなに.........』とニコニコとやさしいまなざしで言っておられました。
私など、歴史上の同じ苗字の人は全員同じ、という超大雑把っていうか、完全に無知なレベルの者にとってはあり得ないオタク具合です。いやー、どなたかも言っておられましたが、オタク(=何かについてものすごく詳しい)はかっこいいです。

帰りに寄り道して、鴨せいろを食べる。桜えびの薩摩揚げも食べる。興奮して写真を撮り忘れる。


学生時代の先輩でお友達のKecil-Pohon の井上アコさんの作ったお洋服が昨日発売の天然生活の表紙になりました。アコさんのお洋服はほんっっっっっっとにかわいいです。ただかわいいだけじゃなくて、日常の遊びや暮らしの中に密着したかわいさ。
名古屋でライヴがあった時にアトリエにおじゃまして実物を見せていただいたのですが、全部欲しくなりました(着れませんけど)。『ちいさな女の子のドレスブック』という本も出しています。こちらもちいさい女の子がまわりにいてもいなくても欲しくなる本。写ってる子供の表情が最高です。




[link:755] 2006年11月25日(土) 01:47


2006年11月24日(金)

ワンマンまで一ヶ月。
さて、やるぜ、とふんどし(してないけど)を締め直したのは数日前。しかしその途端仕事の締切や打ち合わせが重なったりして、飛ぶように日めくりはめくれていくのである。
いやはや、法則といえば法則ですが、物事は重なるもんです。
ヒマでヒマでゴロ寝でおせんべいを食べながらテレビを観ている時には何も来ず、ヒマなのでひとつ旅行にでも、と出かけた途端、決まって仕事が入り旅先の民宿にまでコンテをFAXしてもらったりする。人生バランスが大事らしいですが、バランスのとれた人生なんて、とんと味わったことがないような。。。。。。
しかしまあ、みんなだいたいそんなもんでしょう?
12月はいよいよみんな忙しくなるんでしょう?
でも28日はきっと来てね。私もがんばるから。


[link:756] 2006年11月29日(水) 23:52

2003年6月16日までの日記


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