『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:746] 2006年11月08日(水) 02:30
[link:747] 2006年11月10日(金) 15:46
[link:748] 2006年11月13日(月) 02:09
[link:749] 2006年11月13日(月) 23:40
[link:750] 2006年11月16日(木) 00:00
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『あれ?加藤さんは飲まないの?』
『あ、すいません。飲めないんです。』
『へえーそうかー。ビールとか一口ぐらいもだめなの?』
『ああああじゃあ一口だけ。』
『じゃあ、なんだろう、クランベリーサワーとかジュースっぽいの頼む?それかなんかペリエとか?』
『あ、ありがとうございます。じゃあえーと炭酸も飲めないので。。。。えーとお茶を。。。。。。。』
『へえ、炭酸も飲めないんだー』
『あ、はい。。。。。。。』
会話終了。
ということが何度も繰り返され、その度になんだか自分がひどくつまらない人間のように思われるので、先日はワインを舐めていた。その後、お店を移動したのだけど、その移動したお店にサングリアがあったので、やけっぱちでサングリアを頼んだら、驚いたことにあんまり酔っぱらわなかった。いつもだと1cmぐらいのワイン、ビール他でも顔が尋常でない赤さになり、自分が、みんなが、すべてが遠〜〜〜〜い感じになってぼ〜〜〜〜〜〜んやりし、動悸だけが早くなるのに。
後日、それはサングリアに漬け込まれたグレープフルーツなんかの柑橘類の何かがアルコール分解に一役買っていて、あんまり酔わないらしい、と聞いて、気をよくした私は、今日、若干の逃避気分もあり、めでたく自家製サングリアを作ってみましたー。
といっても安い赤ワインに、オレンジ、レモン、りんご、洋梨、シナモンスティックなど適当に放り込んだだけですが。
で、ちょっと甘味を増したい人は蜂蜜などを入れるとよい、とあったので、ちょうど家にあまっていた『かりん蜜』も入れちゃえっと、思ってかりん蜜を瓶にむかってさかさにしたところ、かりん蜜の瓶のフタの下にある輪っかが中へ。
あっ!しかし、不運なことに瓶は口の狭く、菜箸でもおたまのおしりでもひっかけて出すことができない。イライライライライライライライラ。針金で釣り針状のものを作ってひっかけるしかないのだけど、それを今作る針金はなし。ワインをもう一度別の容器に出せば一緒に出てくるだろうが、イイカンジにフルーツをセッティングした今、またワインを出したり入れたりするのはいかがなものか。
というわけで、それでもしばらく諦めきれず菜箸でやってたんだけど、出てこないばかりかうっかりつつくと奥へ奥へいってしまうので、まあ今日は諦めて明日の夜飲む時に出すことにした。
あそこにあるある、と思っていると気になるので、このことは今日はなかったことにしよう。そして明日飲む時になって初めて気がついたことにして取り出せばよい。
というわけで、せっかく下戸の私がはりきってお酒を作ったのに、フルーツにまじってプラスティックのなんか丸いのが一緒に漬け込まれているのです。見た目悪。どうでもよい話題ですみません。