『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:726] 2006年10月05日(木) 23:44
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[link:722] 2006年10月01日(日) 00:34
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コンピューター→こんぺいとう
佐渡の船箪笥→佐渡のフラダンス(自分でも笑った。)
よくキム兄が『たとえまちがって聞こえても、前後関係から正しく判断せーよ!』と怒っているが、私は決定的にキム兄に怒られるタイプだ。だって前後関係から判断しろ、といわれても、聞き間違いをする時には前後を聞いていないところへ突然その言葉だけが聞こえてきて『え?』と思うのだから仕方がない。
聞き間違えられた相手にしてみれば『今時なんでこんぺいとうの話をしなきゃいけないのだ』とか『佐渡でフラダンスはないだろ!』ということになるわけだけど、私にとっては別に急にこんぺいとうの話が出て来てもぜんぜんおかしくないし、へえ、佐渡だからこそあえてフラダンスか、と想像してしまうので、特に違和感はない。普段、『絶対こんなことは会話に出てこないだろう』という比較的かたよったところで(例えば株式業界とか、IT業界とか医療業界とか?うーん、よくわからないけど。)生活しているならまだしも、私のようにのんきに垣根のない生活をしていると頭の中もズルズルなのです。まあ一言でいえば私の耳と頭が悪いんですが。
しかし、垣根といえばジャンルっていうのはめんどくさい。
音楽でも読み物でも絵でも芝居でも、なんでも。
確かにそれが一つの目安になって便利なんだけど、それが目隠しになって不便だし都合の悪い時も多くある。
まず最初に自分の職業を人に言う時不便。音楽を作る、というと『へえ。ジャンルは?』と聞かれる。ネットで私のCDや音楽を売っているところがある。そこでもやっぱりジャンル分けされてる。my spaceみたいなところに自分のページを持ってみる。そこでもやっぱり自分の音楽をどこかのジャンルに入れなければいけない。どこまで行ってもつきまとわれるので、もう特に悩んだりもしないけど、いつまでたってもしっくりくることはないし、いつもやっぱり説明にちょっと困る。
はっきり言って、私の音楽がどのジャンルかはよくわからない。J-POPといえばそうかもしれないが、ちがうような気もする。かといってロックか?ジャズか?フォークか?なんかどれもそういわれるとそういうところもあるが、しかしどれもちょっと違うような気もする。しかしあえてジャンルでいうなら、ジャズ、ロック、クラシック、昭和歌謡、童謡、ブルース、インストルメンタル、ムードミュージック、商店街の音楽、映画音楽、シャンソン、盆踊り、などなど。みんな混じってるし、たとえ少しずつだとしてもそういう全部からの影響がある。自分が好きで聴く音楽、聴いて心を奪われる音楽やそれを生み出した人たちをあげればキリがない。そうやってできあがっている私の音楽とは、はて?
私に限らずみんなそんなもんでしょう。フと思いつくだけでも栗コーダーは?パスカルズは?ふちがみとふなとは?読み物だってそう。芝居だってそう。
でも、一見しっかりジャンル分けされてるように見える、例えばブルースだって、一口にブルースといえば、コード進行とかみんなおんなじようなもんだし、ジャンルはジャンルじゃん、と思う人もいるかもしれないけど、あんなに演り手によって違うものもなかろう、というぐらいみんな独自だ。だけどブルースはブルース。うーん。。。。。
いやはやジャンルって、ややこしいですね。