忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年09月04日(月)

リハ2日目。
昨日ちょっと見えなかったところもより見えてきて、前進。
きのうけっちゃんが仙台土産にずんだがふわふわの皮にはさまれているウマイどら焼きを持って来てくれました。ごちそうさま。

そういえば、最近はドラマはあんまりみてなかったのだけど、今期はひょんなことから見始めた日曜日の『誰よりもママを愛す』が結構よくて、それから見ている。お話の内容はちょっとストレートすぎて、これがもし他のキャストだったらたぶん見続けてなかったかもしれないのだけど、なんか出てくるみんながいいのだ。何より、田村正和がすばらしい。実は田村正和のドラマって意外にもまともに記憶にあるのは『古畑任三郎』ぐらいで、古畑役はもちろんよかったんだけど、こんなに田村正和がすばらしかったんだとはじめて気がついた。なんだよー、すごいかったんじゃんー田村正和。さすが超大物俳優なはずです。ってわたしの目が節穴だったんですが。
このドラマでの役柄は、弁護士としてバリバリ働く妻にかわって、数十年間専業主夫として家を守り続けている夫、というものなんだけど、『一見すると柳のように繊細で神経質かと思いきや、実は柳のようにしなやかで、広い海のように器の大きい頼れる夫』という大変に複雑で難しそうなキャラクターをいとも簡単そうにひょうひょうと演じている。こんなおかしな人はそうそういない、または現実味がなくてひいてしまうような役柄も田村正和が演じると妙に説得力があり、俄然現実味と人間くささを帯びて見えてくる。なんてすごいんだ。田村正和が3枚目で主演の他のドラマも片っ端から見てみたい気持ちです。

[link:706] 2006年09月08日(金) 00:13


2006年09月07日(木)

正確には今日ですが、明けて8日は吉祥寺でライヴ『ふちがみとふなとと加藤千晶』です。
私は東京は久しぶり。MAN2のグランドピアノも久しぶり。楽しみ楽しみです。明日は新曲が数曲。久しぶりの曲もちらほら。ふちがみとふなとと一緒にやるために書いたのもやります。
どうかなどうかな。楽しいことになるはずです。
余談だけど、私は演奏前に食べると歌えなくなるので、いつも何も食べないで本番に向かうので、いつも終わってから腹ペコで死にそうになります。で、今日、上野を通った時にちょうど一口サイズのおいものパイが売ってたので、明日ちょっとずつ食べるといいなあ、と思ってそれを買ったんだけど、味見、味見、みたいな感じで明日まで残っていないかもしれません。よくある話ですが。
ともあれ、明日は楽しい夜にしましょう。よろしくおねがいします。


[link:707] 2006年09月09日(土) 11:01


2006年09月08日(金)

『ふちがみとふなとと加藤千晶』の東京、楽しく終了しました。
足を運んでくださったすべての方々、本当にどうもありがとうございました。それにしてもふちがみとふなとはすごかったなあ。
素晴らしかった。ふちがみとふなとのあのシンプルでどこにもあるような普遍的なモノなのに、まったくどこにもない世界、ふちがみとふなとでしかあり得ない世界、というのがほんとにすごい。かたや私は草食動物の視野的な、一度にあらゆるところであらゆる人が行っているデキゴトやモノゴトをできることなら1曲の中にぜんぶ描写したい、という思いが常にあり、どうやっても
ツブツブを全部一度に描くような表現になってしまうので、ある意味すごい対照的なのだけど、今回はそのお互いの違いがすごく楽しかった。だからセッションで一緒にやるのも、一体どうなるんだろう?とすごく楽しみだった。あのお二人に一瞬でも飛び入ることができて、文字通り『ふちがみとふなとと加藤千晶』になれてほんとにうれしかった。
私のサポートをしてくださったテューバの関島さん、パーカッションけっちゃん、ギターの鳥羽修ももちろん炸裂。特に昨日のは最後の最後で普段はステージ上で歌声を聴く機会などめったにないあのヒトやこのヒトも歌声を披露してくれ、ものすごい貴重なライヴでした。
このライヴをもう一度名古屋でできるのがウレシイ。名古屋のTOKUZOは来週の木曜日です。よろしくおねがいします。

[link:708] 2006年09月10日(日) 22:06


2006年09月09日(土)

昨日のライヴでこの日はスッカラカン感90%ぐらいでしたが、お出かけ。
ライヴでご一緒した『ふちがみとふなと』のお二人とは昨日の打ち上げではじめてゆっくりお話ししたのだけど、渕上さんとはいろいろと意外な共通点があることが判明した。まあ例えば『女の人のくせにくしゃみがカトちゃんくしゃみである。声を押し殺そうとすればするほどカトちゃんになる。』とか。『ステージで対決(回文対決など)をすることがあるが、なぜ対決するのか?と聞かれて『私が勝ちたいから』と答えたことがある。』とか。一見どうでもよいような共通点だが、当人にとっては結構大きな特色であるため、そこらへんが共通している人に会うと(まずそんな人にあまり会わないから)大変親しみがわく。
そんな渕上さんと今日は千駄木の古書ほうろうへ行った。観に来てくださったMさんとしばしおしゃべりした後、店内をぐるっとすると3冊ほどまた見つかってしまって、買ってしまった。フと見ると渕上さんも本を抱えてお金を払っており、旅先にもかかわらずそうとうな重さのブツ(本)を買うところも妙に同じなようだ。
その後、谷中銀座などをブラッとしてお茶を飲む。なんかとりとめのないおしゃべりを長々として、気がついたら外が暗くなりかけてた。なんか幸せな気分で渕上さんとそこで別れ、私はその後打ち合わせに行った。おじゃまする事務所の地図をケイタイで見られるようにファイルを送ったのになぜか開くと白紙になっていて、ぜんぜん場所がわからなくなってしまい、結局電話で道案内をしていただく失態。事務所の窓から『あっちが上野で、あの辺が池でしょ。で、あのうどん屋さんはこっちだから駅は。。。』と教えていただいてる間も、全く要領を得ないのを笑顔でごまかして相づちを打っていたら、帰りに『カトウさん全くわかってないでしょう?きっと次回も迷って電話かかってきますね?』と言われてしまった。
実際知らない事務所へ行くのに3回目でも迷って『頭がおかしいんじゃないか』と言われたことがあるだけに、思い切り笑い飛ばすこともできず(泣)。
なんかけっちゃんとかみたいにどこへ行っても即座に東西南北がわかったりするようになりたいなあ。





[link:709] 2006年09月11日(月) 23:40


2006年09月11日(月)

掃除機をかけた。少し前から気になってるんだけど、ウチのこの掃除機、モーターが熱くなりすぎない?掃除機の取手が本体にパカッとたたみ込めるようになってるんだが、その取手を持ったらアッチーーーーッ!熱くて持てないよ。
まだ買って2年しか経ってないけどもうダメなの?それとも不良品?ま、いいや。煙が出てきたらあきらめよう。

えーと、『ふちがみとふなとと加藤千晶/吉祥寺』に来てくださった方、どうもありがとうございました。今週木曜日は名古屋TOKUZOです。今回も関島さん、けっちゃん、鳥羽修のバックアップでカルテットです。そしてふちがみとふなとと加藤千晶、もちろん全員でのコーナーなど盛りだくさんでお届けします。たぶんびっくりするようなレアなものを聴くことができます。

さて東京の方は次回の加藤千晶は10月11日の代々木です。
それが終わるとライヴは年末のワンマンまでありませんから、ぜひ観に来ていただきたいのだ。代々木の編成はウッドベースの河瀬英樹くんに参加してもらい、けっちゃん、鳥羽修、加藤のカルテットでいきます。
ご予約もスタートしましたのでよろしくおねがいします。

[link:710] 2006年09月13日(水) 01:38

2003年6月16日までの日記


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