『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:664] 2006年06月23日(金) 23:28
ほかのメンバーはエッセイストの石田千さんやアナウンサーの今泉清保さん、ライター、某アウトドア雑誌の編集者や建築家、と、皆さんてんでバラバラな分野だけれどもそれぞれガツンと活躍されている方々。
そしてテーブルにはお店のシェフ石橋さんの『どしょっ骨』が随所に見え隠れする絶品料理が次々と登場する。
知らない分野の人の話というのはたいそう面白く、一人一人の人ともっとゆっくりお話ししたかったが、ただでさえ多くの人といっぺんに会合するのが下手なのにほとんどの方が初対面ということもあって、とにかくあっちにもこっちにもあいづちを打ち打ち、もぐもぐとおいしい料理をほおばるのに精一杯だった。
またゆっくりそれぞれの方一人一人とお話ししたいなあ。
それに加えてお店の店主である石橋さんというのがまた面白くて、笑顔がとっても素敵な反骨精神サービス精神にあふれる変人スゴ腕料理人で、いっぺんに心を奪われてしまった。ひとつひとつの料理に本当に気持ちが入っていて、ごまかしがない。どれもめちゃくちゃおいしかった。特にえび団子とかエゾシカのカシューナッツ揚げとかクロレラ入りの麺とかが美味しかった。すっぽんの卵のゆで卵という珍味をはじめて食べた。見た目は白いチョコボール。食べると殻がまだ固くなってなくてクシャッと潰れて中は卵の味。石橋さんによると、たま〜に卵焼きを作ることもあるらしい。すっぽんの卵の卵焼き. . . . . ?味っていうよりその小ささにひかれる。すごく食べてみたい。また絶対行こう。
でもいつもとっても混んでいて予約がないと入れないそうです。
昨日は一草洞、今日はこのお食事会。すばらしい出会いに感謝です。