『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:663] 2006年06月23日(金) 02:49
[link:664] 2006年06月23日(金) 23:28
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[link:667] 2006年06月29日(木) 00:36
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読んでみたところ、勝手な思い込みだけども親近感がわいた。年もそんなに違わないし、かなり近いヒトなのではないか、と思った。で、その中に古本とレコードのお店『金町一草洞』というのが出て来て、千駄木、根津、町屋、金町あたりは思いっきり私の行動圏だけども、そんなお店があったことは知らなかったので行ってみたくなり、さっそくネットで検索してみると、UZUという季刊雑誌を置いているお店として、タコシェ、トムズボックス、『おせっかいカレンダー』を置いてくださってる千駄木の『古書ほうろう』なんかと並んで店名がある。それで、これはぜひ行ってみなければ、と出かけたわけです。
商店街の中のちいさなお店。のぞくとお店の正面奥にいかにも店主、という風情のご主人が座っておられ、目指して行かないとちょっと入るのに勇気がいる感じ。が、もう少しよく見るとご主人はとても優しげで、いわゆる偏屈おやじという感じはまったくない。で、思い切って入った。店内の本は自然や野鳥に関するものと音楽と美術、下町に関連したもの、そしてなぜかつげ義春、鈴木翁二、など。レコードはジャズ、シャンソン、ワールドミュージック、クラシック。
偏ってるー。完全に趣味のよいおじさんのお家に来てあれこれ見せてもらってレコードかけてもらってる感じ。
はじめお店に入った時にはクラシックがかかっていたのだけど、私がジャズコーナーの箱を見てるのを見てさりげなくジャズにかけかえてくれたり、私なんて全然ジャズに詳しくないのににこにこしながら話をしてくれたり、ご主人もとてもキュートで優しいおじさんでした。ジャズ好き本好き、それでいてアウトドアというのは珍しいような気がする。また絶対行くと思います。
聴いたことのないピアノの人で、『ドド・マーマローサ』という人のレコードを買いました。ビバップよりも以前に活躍してたらしいということと『ドド』って名前で。蝋人形のようなジャケットもよかった。あんなマニアなお店に行っておきながら、こんな買い方で申し訳ないです。