忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年05月30日(火)

ひきつづきツアー準備。自分のリハとあがたさんの曲復習。
川口さんと2人ということは、ベーシックは1人ということなわけで、何度も言うように、これだけごちゃごちゃとアレンジして、いろんな楽器が入り乱れてるのを引き算するというのはほんとにかなりな勉強になります。私としては、すっきりしているが、やっぱりごちゃごちゃしてる私の世界、というのがうまいこと出たらいいなあと思っているのですが。

あがたさんの歌うあんな曲やこんな曲も聴けることになって楽しみ。曲自体はシンプルなものが多いのだけど、表現時、あがたさんについていくのが難しい。あがたさんワールドが一番生き生きとして楽しい光線がビャーッと出る『ソコのところ』の絶妙さをつかんだ気骨のある演奏がしたいものです。そしてあがたさんに思い切り楽しく歌ってもらいたい。


[link:653] 2006年06月02日(金) 01:39


2006年05月29日(月)

27日、monaでguiroのライヴ。guiroも観るたびに進化しているし、観るたびに強烈な印象が残る。これだけ高度なことをしているのに、やっている人全員がポワーンとしている(もちろんほめ言葉)のが大変興味深く、そのアンバランスなところや、とても難しいのにとてもシンプルな感じのするところもguiroの魅力。
曲名がちょっと今出てこないんだけど、特にハッとした曲があった。ハッシャバイもよかった。
満員のお客さんもヤラレたと思います。東京でもまた観たい。

29日、『東海ダイアグラム2006』のリハ。
あがたさんの曲に何曲か参加させていただくのですが、すごい楽しみになってきた。コーラスをしたり(これが楽しいのだ、また)、鍵盤ハーモニカも弾いたりいろいろします。演奏予定になかった曲の中から川口さんと私のミーハー心をストレートに表したリクエストなどもしてみたところ、あがたさんも快く歌ってくださることになってすごくうれしい。これはほんとに貴重なツアーになりそうです。
私のコーナーも川口さんと二人というこれまでにない編成。結構丸裸な感じで、それもまた面白い。
当日、あがたさんがどんなことになるのか、何が飛び出してくるのか、このワクワク感。
浜松、豊橋(加藤は欠席)、名古屋のみなさま、ぜひおいでください。観ないと損した気分になるかもしれないです。よ。
がんばりますので、よろしくお願いしまーす。

リハが終わって腹ぺこになり、スタジオ近くの家庭料理屋さんで『銀ダラのみそ漬け定食』を川口さんたちと食べる。ここの定食はいつ来てもとってもおいしい。魚に添えてあった『いろいろ刻んで入れた味噌を大葉にくるんで焼いてある』ものがすごいおいしかった。


[link:652] 2006年05月30日(火) 23:46


2006年05月24日(水)

今日、東京では五月の雷。
昨年出たアルバム『おせっかいカレンダー』でも五月のうたは『カミナリ食堂』です。どこかであのうたのようなことが起きていないかな、と思いながらライヴの準備をしています。
『おせっかいカレンダー』も発売から早や9ヶ月。
そろそろ少しずつこのアルバムを作ったこと、曲に練り込んだ暗号(?)について話してもいいかな、と思っています(遅)。
ダヴィンチコードみたいに世界を変えるようなメッセージは何もありませんが、実はわりとガンとしたテーマがあるのです。
変わっていく、でも変わらない世界でてくてくと歩きつづける私たちの様があちらこちらに透けて見えているでしょう?
ライナーノーツや今までの曲解説には書かなかったちょっとしたことをこれから少しずつ書いていこうと思います。

と思った矢先、すっかり治ったように思われたmacが、やっぱり治っていなくて、再び動かなくなってしまいました。一応別の方法でネット環境はなんとかなるのですが、しばらくの間は連絡は電話か携帯のメールにしていただけるとうれしいです。



[link:651] 2006年05月30日(火) 00:10


2006年05月23日(火)

今日もまた雨。
睡蓮が葉をのばしにくそう。メダカの子供もすごい増えてきた。このあいだから外の木の枝にヒヨドリがくる。ヒヨドリ結構でかい。コーヒーにミルクとまちがってグレープフルーツジュース!酸っぱかったがそこそこイケる。柑橘コーヒーと思えば。
ボタンのほつれを直す。ミシンを踏む。ウーリッツァーを弾く。ポストに行く。故郷に四万十川のある友達から写真とメール。名古屋の友達から手紙。NさんからQの2枚組。母から新茶の便り。暮らしの中をいろんな人からのいろんな気持ちが矢印にのっかって行ったり来たりして、それらの矢印はたまにぶつかったり、行き違ったり、まだ届かなかったり、遠ざかったりしながら明けたり暮れたりしている。
そろそろ夏の大三角形が見える頃です。
私の住む東京はよく星が見えないと思われていますが、明かりが見えない空き地に行けば意外とよく見えます。
もちろんどこか空気の澄んで明かりがまったくない山の方とはくらべものにならないけど。
私史上一番すごい星空は、友達ともう17〜8年前に下呂温泉へ行って、単線の線路にねっころがってみたやつ。
線路に耳をつけると遠くの電車の音が聞こえる、なんて言われてるのをほんとかどうかやってみたけど、耳が冷たいだけでそんな音は聞こえなかった。ただゴワーーーーーっていう音だけだった。
雨の日はいろんなことを思い出します。



[link:650] 2006年05月25日(木) 02:03


2006年05月22日(月)

自分の体調がだいぶよくなったと思ったら、今度はmacが瀕死の状態に。
壊れるまで早かった。最初、ちょっと重いな、と思っていたらメールソフトが起ちあがらなくなり、そのうちmacが何度がフリーズ。そして目を覚まさなくなった。。。。。
それからが大変。修復ソフトで治してもダメ、なので中身をとりあえず外付けにコピーして(これがまた時間かかる)、システムを入れ替えてもダメ、何度目かで成功してもそこからアップデートするとまたフリーズしてハードディスクに重大な問題ありと出てダメ、またシステム入れ替えて.....と本当に丸二日macとともに明けて暮れた。それでなんとか今日になって復旧のメドが立ちました。助けてくれたOちゃん、相談に乗ってくれたUさんどうもありがとう。

お友達のライヴにも行った。が、対バンの人たちが音楽っていうより朗読?みたいで意表をつかれる。それでも内容が面白ければそれはそれでよかったのだが、どうやって聴いてもまるでなじめず。

ダヴィンチコード下巻に到達しながら、野鳥コミック『とりぱん』、ジャンル不明『利平さんとこのおばあちゃん』を読む。
銀座のITOYAへ久住さんの切り絵展を見に行く。ジャンゴラインハルト、赤瀬川原平、伊福部昭(敬称略)、サブちゃんなどの新作がぐっとくる。どの人にももちろん会ったことはないけど、その人その人のひととなりが存分に伝わってくるようで、それでいてとても自由な作品だった。改めてアーティストとしての久住さんのすごさを再認識する。

その後、松屋の地下を一周。フと出会ってしまったパッケージにやられてクッキー2箱即買い。お菓子のジャケ買いはもうそうそうないが、久しぶりに心をつかまれてしまった。
泣いたり落ち込んだり笑ったりいそがしい一週間でした。
macが一度死んでしまったせいで、今までのメールが全部なくなってしまいました。5月12日から今日までにいただいたメールはまだサーバーに残っていたので届いているのですが、それ以前にもらったお世話になってる方やお友達などの大事なメールは全滅です。アドレスも全滅です。ごめんなさい。どうかまわりのみなさま、お暇な時に私にメールください。


[link:649] 2006年05月24日(水) 00:25

2003年6月16日までの日記


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