忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年05月16日(火)

なんとなくボヤボヤした日が続いていましたが、先日貧血でブッ倒れてしまいました。もう大丈夫なのでご心配なく。
貧血で全身が硬直して過呼吸になっちゃった時はどうしようかと思いましたが、意識はずっとはっきりしていて、そのおかげで『あ〜漫画とかで石になれー!って魔法かけられちゃってゴワゴワゴワって足もとから石になっていくのはこういう感じか?』などという妙な落ち着きもあり、とりあえず事なきを得ました。
大体1年に1回か2回ぐらいこういうイベントがあるんですが。
次の日は一応レバー(すごい苦手)を食べておきました。鳥レバのやきとり状態のものね。
で、なんかそのせいってわけでもないんだけど、なんとなく気分がボヤボヤしていて、五月病のようななんだか冴えない感じだった。いつもなら弾くと音色だけでぐっとくるウーリッツァーもいまひとつ。そんな折テリーから電話が。テリーはスティーヴファーガソンやトムとまた今年の夏にやってくる。今年の夏の最大の楽しみ。そんなテリーと本当に久しぶりにたあいのない雑談をした。新譜も早く聴きたいなあ。ところでチアキは最近どうしてるの?忙しいの?新しい曲とか作ってる?などと聞かれ、ふと私が『なんとなく気分がさあ。。。。曲も作っても自分でなかなか気にいらないし。』とぶっちゃけると、『いい時もあるし、悪い時もあるよ。』とサラっと言ってくれた。そりゃそうだ。いや、ほんとにそうなんです。なんか妙にその言葉が実感を伴って自分になじんできて、気分がやわらいだ。テリーみたいにずうっと長いこと音楽の中で人生を過ごしてきている人に簡単にそう言われちゃうと、説得力がありすぎて、納得するほかない。
『晴れて良し 曇りても良し 富士の山
 もとの姿は 変わらざりけり』なんて言葉がありますけど、まだまだ私は富士山のようにどんな天候の時にも動じないでデンとしていることはできませんが、調子いい時もそんなによくない時もフガフガとそれを受け止めてやって行きましょう、と思った。
まだまだ精進が足りません。

さて、そうやって精進していく予定の私ですが、来月のあがたさんと川口さんとのライヴ『東海ダイアグラム2006』の名古屋が、会場の都合によりKD japonからカフェパルル(旧カノーヴァン)に変更になりました。日時、時間などは変更なしです。会場がかわってもお問い合わせやチケット予約はKD japonでお受けしますのでよろしくお願いします。

[link:648] 2006年05月22日(月) 22:09


2006年05月11日(木)

あがた森魚さんと川口義之さんと行く東海道ツアーの詳細をアップしました。infoまたはライヴ情報詳細をみてね。あがたさんが中心のこのツアーですが、私はあがたさんのサポートも少ししつつ、加藤千晶コーナーは川口さんと2人というこれまたレアな編成で奮闘します。ツアー自体は浜松、豊橋、名古屋のようですが私は浜松、名古屋のみに出演することになりました。

[link:647] 2006年05月16日(火) 22:03


2006年05月10日(水)

とあるチャンスがあり、『ホットヨガ』なるものを体験するした。湿度65%ぐらいのムッと暑い部屋でヨガをする。これまで運動らしい運動もせず、ストレッチすらせず、身体も激固い私がヨガ。特に足を投げ出して座って前屈、みたいなポーズが最も苦手で、笑っちゃうぐらい身体が曲がってなかった。湿度65%という尋常でない蒸し暑さで、恐ろしいほど汗が出た。暑すぎて頭の血管がドクン、ドクン、というし、顔は『誰?』っていうぐらい赤くなるし、死ぬかと思いました。けど、終わってシャワーを浴びてぼんやりしているとだんだん気持ちよくなってきて、もう一回ぐらい来てもいいかもと思いました。続けると、こんな私でも少しは身体が柔らかくなるのでしょうか。

突然ですが、名古屋、浜松方面の方にお知らせです。
6月2日、5日に浜松と名古屋で『あがた森魚+加藤千晶+川口義之』というツアーをすることになりました。詳細は近日中にインフォメーションにアップします。とりあえずおもしろそう!たのしそう!なので、そちら方面のみなさま、ぜひ予定を空けておいてください!

それからインフォメーションでもお知らせしている、以前取材を受けた『hao』http://www016.upp.so-net.ne.jp/hao/new/index.htmlという雑誌が発売になりました。vol.13です。
アノニマスタジオの丹治さんがとてもよい紹介を書いてくださいました。ぜひ見てみてください。
それから『ぐるり』4月号http://gururi04.exblog.jp/1473581/にも取り上げていただいています。こちらもぜひ。



[link:646] 2006年05月12日(金) 01:12


2006年05月08日(月)

ゴールデンウィークはまったく関係ない私ですが、今年はなんかいつもよりお休み度が高かったような。
おもなできごとは、 まず4/30ムーンライダーズ30周年ライヴにお呼ばれして野音へ。久しぶりに大先輩方の勇姿を堪能。
その後はお友達が来て朝までボードゲーム(一人が犯人で逃げるやつ。やはりすぐつかまった。)。キーマカレーを作る。柴又の民芸品屋へ偵察に行く。連休中にメダカの産卵ラッシュ。慌てて新しい容器を買いに行き、睡蓮をセッティング。赤坂グラフィティでライヴ観戦。タマコウォルズは本当に観るたびにすごくなってる。日本のバンドじゃないみたい。フジロックとか出てほしいなあ。
あとはピアノ弾いたり写生にいったり。そして寺内貫太郎一家を見続けたり。本当に寺貫はすごいです。人生の凸凹を丁寧に丁寧に描いた内容、役者さん、演出方法、全部ひっくるめてみんなすばらしいんだけど、樹木希林のすごさにはド胆を抜かれます。『あんな笑えるのに人としての懐の深さ、器の大きさ、生きることそのもののすべてがわかっているバァチャン』という人物像を、ものすごくサラッと演じてる。

[link:645] 2006年05月11日(木) 00:48


2006年04月29日(土)

CDを置いていただいているお店に追加納品に行きました。
その他にも2、3おじゃまするところがあり、千駄木方面へ。
なんか手みやげを持っていきたいなあ、と思って『そうだ、こんなときはニトベイナゾウ(イナムラショウゾウ)だ!』と思いたったが、時間はすでに6時。パティシエイナムラショウゾウは千駄木の駅からやや遠いところにあり、歩いて行って、また戻ってくるのでは時間がない、とタクシーに乗った。
しかし車だとすぐ近くなのに、道案内をまちがえて反対方向へ曲がるよう言ってしまう。運転手さんに『ええっ?ほんとに右?左じゃなくて?右?右?』と言われながら自信満々で『右です』と言って曲がっちゃった直後にまちがいに気がつき平謝り。
やっとの思いで到着したパティシエイナムラショウゾウ。うわー並んでるー。警備員さんもいるー。すごいなー。
普通ならさっさと帰るタイプだけども、この日はがんばって買った。イナムラショウゾウは小さくてわりと行きにくく、お店自体はそんなにイマドキのお洒落な感じでもとんでもなく洗練されてるわけでもない。けど、ひとつひとつがとても丁寧だ。どんなに混んでいても、聞いたことにはきちんと答えてくれ(だから混むというのもあるが)、買ったケーキをショーケース越しに上から渡さず、常におつりは新札。
そしてショートケーキはおどろくほどそっけない自然なおいしさ。過剰な演出がない。たぶん1年ぐらいぶりに食べましたが、やっぱりおいしかった。しかし店内でお見かけする『イナムラショウゾウ』氏は、どうも勝手な想像ですけど、ちょっと熱いワイルドハートな感じの方なイメージ。休日にはハーレーダビットソンにまたがり、一方でゴッホとブランデーをこよなく愛する、みたいな。

夜はお友達のおうちで味噌おでんをごちそうになる。私の実家では味噌おでんをやったことがないので、初体験。大根とたまごウマ!たけのことエビの素揚げも美味しかったです。ごちそうさまでした。後はビデオなどを観たり、特に何をするでもなくだらだらおしゃべり。
こういうたらーんとした感じ、重要です。


[link:644] 2006年05月08日(月) 16:17

2003年6月16日までの日記


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