忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年02月08日(水)

眠い。寝ていました。
なんか時々、OnOff病みたいになる。パチッ、パチッとスイッチが入ったり切れたりしている。ここんとこ切れていました。
それで、電話で飛び起きる、というのをまた今日やってしまった。以前は飛び起きて出ていたのだけど、どんなにまるでもうとっくに起きてたような感じで出ても声と受け応えが変らしく、その度に『あ、寝てましたね』とか『起こしてしまいましたね』などと、寝ていたことが必ずバレるので、最近は、飛び起きても出ないで、ちゃんと起きて発声練習してからかけ直すことにしている。
どうも私は起きてから、『ほんとうに起きる』までに時間がかかるようなのだ。それで、電話の前に『もしもし』とか『オハヨウゴザイマス』とか『カトウです』とかを何度も練習してから電話をする。しかしそれでもよく知った人にはバレる。

とあるバンドの、1973年のライヴを聴く。私がまだあぜ道でレンゲとかをむしってたような頃、歩くたびにキュ、キュ、となるサンダルをはいてお猿のサチコを肌身離さず持ってたような頃にこんな素晴らしい楽しい演奏をしていたと思うと泣けてきます。

[link:606] 2006年02月10日(金) 01:45


2006年02月09日(木)

3月4月のLIVEの詳細が出ました。
スケジュールにアップしましたので見てみてください。
2月10日よりチケット予約も当食堂で承ります。

今日はDMの絵を描かなくてはいけなくて、何回も失敗して何枚も描きました。
クリーニング屋さんへ頼んでおいたコートを取りに行くと、『あ、何かポッケに入っていたようです、これ』と茶封筒をくれた。見るとずうっとなくなってさがしていたヘアピンでした。私はこれがなくなっちゃったから前髪を切ったと言っても過言ではないほどのものです。よく聞く洗濯もののポッケから500円玉とかお札が出てきてばんざーい、というシチュエーションは、あったら大変うれしいが、意外とない。けど、お金じゃなくてもこういうさがしものが出て来るほうがばんざい度が高いかもしれません。

[link:608] 2006年02月12日(日) 00:30


2006年02月11日(土)

今日は祭日だったんだなー。
昨日たまたま夜中にトリノリンピック(略)の開会式を観た。こういう開会式をニュースのダイジェスト映像でなく、ちゃんとテレビで観るのははじめてかもしれない。
といっても全部観たわけじゃないんだけど、でっかいアルペンホルンを吹いているおじさんの背中から頭のてっぺんにアルプスの国々の国旗が揚がるというのがすごくよかった。ホルンのおじさんたちの後ろに一人に一人ずつかわいい女の子が歩み寄り、おじさんの背ぼねからつむじまでの直線に国旗を掲揚する。
木を着た人たちとか、ハリボテみたいな牛をぐるぐるまわす人たちとか出て来て、本当は練習いっぱいしたかもしれないけど、ぜんぜんそうは見えないバラけた感じもよかった。
なんかよくわかんないけど、次から次へ入場してくる選手がみんなイケメン(一度使ってみたかった)だ。女子も美人が多い。最近の選手はみんなイケメンなのか、イケメンばかりカメラが抜いているのかどっちなんだ?

今まで様子見な感じだった近所のカレー屋さんのお持ち帰りカレーダールチキンを食べたらすごくおいしかったので、2日連続で行ってしまった。

[link:609] 2006年02月13日(月) 01:34


2006年02月12日(日)

2〜3日前から寒くなる、寒くなる、と脅されていたけど、今日は本当に寒くなった。
私は寒いのは苦手なのだけど、『寒気団』っていうのがどうも好き。寒さが徒党を組んでやってくる様子が面白い。3年ぐらい前の冬に『寒気団踊り』を作って、寒さを紛らわすために踊ったりしている。かなり腹が立っている時でもこの寒気団踊りを思い出してやってみると、あまりにバカらしくて怒りがしずまったりもする。まわりの人からは気が狂ったように見えるかもしれませんが。

夜、高倉一修率いるguiroが東京にライヴにやってきたので、秋葉原グッドマンへ観に行く。
東京でやるのは2度目ぐらいだそうだが、私は初めて。ああ、guiroも東京で観られるのか、、、、とちょっと感慨深かった。
とてもよかった。表面的な感想は別に言わなくてもいいような気がするので言わないが、その場の人のハートをつかんでいたし、独自の光を放っていた。
いつかまた東京で一緒にできるといいなあ。私もがんばろう。

お正月に包丁で切った小指が、くっつかないまま乾いて、カチンカチンになったフタが指先にくっついている感じ。
もう痛くないのだけど、どうかした拍子に痛いので、絆創膏を2重にして、その上からキャップ包帯をして鍵盤を弾いている。
ぐるぐる巻きの分微妙に指が長いので変な感じ。リーゼントの人もはじめのうちは頭が長くて感覚が狂うのではないか。

[link:610] 2006年02月15日(水) 18:57


2006年02月15日(水)

寒気団の話をした途端、あつっ!ゴールデンウィークぐらいの気温らしいですね。まあ、こうして三寒四温を繰り返して季節は移っていくのです。のっぺりと正しいグラデーションよりも、たまに『あれ?この色ココ?』みたいなのがあったほうが面白いのです。

きのうは一日中確定申告の計算をしていました。電卓でやってるのにやるたびに合計がちがうというのはどういうわけだ。
えらく時間がかかってしまった。

急に暖かくなったら、外を行く自転車のおじさんやおばさんがやたらと鼻歌をうたっている。人間てやっぱり本当はとても素直な動物なのだ。私の曲もそういう時にフと鼻でうたってもらえるとよいな、と思いながら、なぜか一休さんの終わりの歌を歌いながら帰りました。


[link:611] 2006年02月19日(日) 01:25

2003年6月16日までの日記


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