『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:576] 2005年12月22日(木) 00:58
来てくださった方、手伝ってくださった方、ホントにホントにありがとうございましたー!
わざと3連にしたのではなくて、たまたま3連になった、というとっても無計画な今回の連続ライヴ。さすがにヘロヘロになりましたけど、とても楽しかった。つきあってくれたバックグラウンドミュージシャンの方々には本当に感謝しています。
15日のHARCO。いやいやいや素敵でしたねー。あの歌があの声であのキャラからポーンと投げられると、もうね。たまんないでしょう?HARCOというポップスとして完成されてる。ロマンティックなんだけど、やんちゃなとこもあって、う〜〜ん、なんていうんだろう、キラキラしたガキ大将みたいな感じですね。
一緒にできてすごく楽しかったです。
私のチームでは、今回全面的にベースで参加してくれた河瀬くんが、たぶん私のユレユレのテンポにかなり『え〜〜?』と思ったと思うんだけど、そんなことはまったく感じさせないプレイでけっちゃん共々土台をささえてくれて、私は安心してのーびのび演奏できました。ほんと、みなさんのおかげです。
ありがとうございました!
翌16日は、女性ボーカルのバンドを集めたという企画で、今度はHARCOの奥さんであるQuinka, with a yawnさん、ビンジョウバカネさんというバンドとご一緒しました。
実は今回の2daysは、ほんとに偶然に、15日のHARCOが決まった直後にQuinkaさんの出るイベントにお誘いを受けて、2日間でご夫婦と対バン、という不思議な2daysになったのです。
こういう偶然もそうそうないもんね。
QuinkaのミッコちゃんはHARCOでキーボードサポートをしていたから私と同じく連日のライヴ。quinkaのセットはミッコちゃんとクラリネット、というシンプルさで、ミッコちゃんのボーカルが際立ってた。ストーブの部屋でロッキングチェアに揺られながらうたた寝してる時みたいな、ほんわ〜としたあったかさで、高田渡の曲とかも見事にQuinkaの曲になっててすごいなー、と思いました。ビンジョウバカネを含め、それぞれが個性的で面白い組み合わせのイベントでしたー。
2日間連続で観に来てくださった方、どうもありがとうございました。そしておつかれさまでした。
そして夜はNRBQの紙ジャケリリース記念パーティー。
オールナイトイベントらしく、ゆるーく、しかしハイテンションな盛り上がり。お久しぶりの人達にも会えたし、その場にいる人々が共有する『Qを愛するキモチ』が伝わって来て、楽しかったです。しかし、加藤の演奏は. . . . . . .。やはりかなりヘロヘロで反省。10時頃に第1弾ライヴが終わって、深夜の出演まで約2時間半。ごはんを食べに出た回転寿司屋さんで、けっちゃんが食べながら半寝状態になり、『だいじょおぶうううう?』と言っていたのだけど、本当に脳が寝ていたのは私だったようで、演奏もヘロヘロだし、メニューももう一曲やるのを忘れてイキオイで終わっちゃうしで、ほんとにスイマセンデシタ。
けっちゃんにコーラスまでお願いして、直前まで練習してたのに、『加藤千晶でしたー!』じゃないよ!
と、まあ、こんな具合の今年最後の締めくくり。
私らしいといえば私らしい。こんな私のライヴを観に来てくださった皆さん、アルバム買ってくれた皆さん、手伝ってくれた皆さん、どうもありがとうございました。とりあえず2005年のライヴはこれで終わり。
来年はもっとがんばるから、また観にきてください。