忘れ物はないね？

あしたからまた忙しいので今日は前から行こうと思っていた作品展に行きました。
ひとつは学生時代の先輩のバッグ展。卒業してからずっとお会いしていないので、全然知らなかった。でもひょんなことからお手紙をいただいたので、青山へ観に行った。すごいかわいくてふわふわで、にこにこあったかい感じ。さわると気持ちがよくて笑えてくる、外畑有満子さんのバッグです。
http://homepage3.nifty.com/kano_kano/bag.htm

もうひとつは恵比寿で今日までだった今村洋子さんというスカート作家さんのスカート展。古布を使った１点もののスカートはどれもすごいきれい。形も色あいも他にはない感じ。直感で一気に作っている感じがするけど絶対簡単には作ってないことがすごくよくわかる。

いろんな人が時間と気持ちをたくさんつかって素敵なものを作っているなあ、としみじみしました。
私もがんばりましょう。

さて１２月のライヴ１本目は昨日の円盤。なかなか楽しいライヴでした。
来てくれた方、誘ってくれた田所くん、タカレコードのヒラサワ氏、円盤の田口さんどうもありがとうございました。
田所くんのあのワン＆オンリーさが、私の曲を歌ってもちゃんと発揮されてて、やはり彼はすばらしい歌い手なんだな、と思いました。それにくらべて私はややピアノの先生っぽくなってしまったか、と反省。今月はまだまだライヴがありますですから、がんばりますです。次はHARCOと加藤千晶。これもまた面白い組み合わせ。非常に楽しみです。

なんにも食べてなかったから、モーレツに腹ぺこで、帰りにお友達に円盤近くの『パスタのうまくて安いお店』に連れてってもらったが、パスタがおいしいというのでてっきりイタリア料理のお店だと思ったら、インドあるいはイスラム文化圏（か？）のカラー全開のお店。入り口には緑、白、赤のイタリアカラーの看板貼ってあったのに、中はペルシャ絨毯が敷き詰めてあって、その中央で日本人の踊り子さんがトルコ（か？）っぽいヘソ出し衣装で民族舞踊（か？）を実演中。トルコ（か？）音楽が大音響で流れる中、踊り子さんの知り合いなのか、お客さんの女性まで参加してくねくねと踊っているし、サラリーマン風の男性はずーっと太鼓たたいてるし、お店の奥では水タバコまでやっている。バカ世界地図を見たばかりなので、インド、トルコ、パキスタン、ナントカスタン、イラン、イラク、などをごっちゃにしてはいけない！と頭の中で思いつつ、結局『ぜんぶまとめてナントカスタン』の気持ちに。なのにメニューにはまずパスタが５〜６種類（なぜ？イタリア？）、そしてナントカケバブ。チャイは１００円。安。チャイってミルクが入ってないのもあるのね。スパイスも特に入ってない感じで、かわりにバラの花が浮いてた。バラの香りのチャイ。１００円の味でした。でもパスタはおいしかった。

田所せいじくんと明日のリハ。
おお、田所くんが私の曲と歌うとこうきたか。おもしろいなー。味わいがあるなー。田所くんのちょっとヨレ気味の歌い方で歌われると、もう田所グルーヴ。面白いです。私の歌う田所ソングはどうだろう。楽しんでもらえるといいです。
明日は７時からのようです。おそらく。出番とかは何番目かよくわかりませんが、フラッと遊びに来てください。土曜日だし。
お待ちしていますー。

あっれー。もう師走です。
あさっての田所くんとのデュオのために一人でリハ。
そのあとの１５日、１６日、１６日の夜中の準備、など。
帰りに本屋をひやかしたら『バカ世界地図』という本が平積みになってた。いろんな人に白地図をわたしてとりあえず自分の思い込んでる国名を書き込んで世界地図を作ってもらい、さらにそれを見た色々な人々が発した『ハワイはもっと大きい』だの『アラスカはアメリカに面しているはず』だの『ここから上はツンドラ（国名ではない）』だのと国名、旧跡名、気候、イメージ全部ごちゃまぜの主張をとりまとめて世界地図を作ってみた、というほんっとにバカバカしい本です。ほんとにバカバカしいんだけど、とりあえずその強い思い込みに拍手。とはいえ、世界地図はおろか日本地図もまったく頭に入ってない私にはバカにする資格ナシ。それにやっぱりいた『北極は寒く、南極はだから暑い』というヒト。いるいる。私も鹿児島へ旅行した時、本土最南端の佐多岬行ったんだけど、『最南端だから３月はじめだけど、きっとTシャツ１枚ぐらい大丈夫だよね』とペラペラの服で行って、寒風吹きすさぶ岬で泣いたもん。まるでオホーツクみたいな波の高さだったし。
本自体の印象は、私の好みでいうとちょっと鼻につく感じもしてやや読み飛ばしつつ、というのもあったけど、こういう人々の存在が明らかになることで、なんとなく安堵。
いやいや、まだまだたっくさんいますって。こういうひと。

最近電車に乗ってばかり。
ところで、去年までテレビや店先の貼り紙でみんな『ボジョレーヌーボー』って言ってたように思うのだけど、今年になったら皆口裏を合わせたかのように『ボージョレヌーボー』と言っている。私はフランス語は第二外国語で選択したくせに、先生が発音をカタカナでフリガナをうつ人だったせいもあるのか、まったく頭に入らず、てんで知らんので、ボジョレーなのかボージョレなのかボジョレなのかボージョレーなのかよくわからない。
で、何が言いたいかというと、つまりは、フランス後の発音なんて日本でカタカナになった時点で絶対ちがうんだから、ボジョレーという人がいてもボージョレという人がいてもいいじゃん、と思ってるのに、なんで去年はみんなが『ボジョレー』で今年はみんな『がボージョレ』なのかなあ。ここでいうみんなっていうのはテレビや街で飛び込んでくる確率が高い、っていうことだけど。そういうのはやっぱり酒屋さん連合とか輸入してる団体とかで『去年はボジョレーって言ってましたけど、ボージョレのほうがフランス語の発音に近いのでボージョレと言ってください』という話があるんだろうか。