『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:460] 2005年07月01日(金) 01:20
けども、私は別にバードウォッチャーじゃないし、鳥写真家でもないからこれで充分だもんね!と思って、いざのぞいたりしてみたのだけど、のぞいて自分の目とピントが合うまでに酔ってしまって、結局まだちゃんと双眼鏡としての機能さえ使いこなせていない。っていうか、のぞくとこが家の中じゃ近すぎてぜんぜんわかんない。こんなんで鳥が見れるんですか?
しかもその勢いで長靴まで買ってしまった。えー何用?水辺の鳥?とはいえ、どうも私は鳥全般が好きというわけではなく、カモとかサギとかツルとか、いわゆる水辺っぽい鳥にはなぜだかわからないけど、何の興味もわかない。
しかし、先に書いたアカショウビン、ルリビタキ、ミソサザイ、などにはものすごく心がときめいている。一体これは何か、と
冷静に考えてみると、どうも私が激しくときめいている鳥は『おかしい名前の鳥』とか『変な格好の鳥』などに限られているようです。だって、大体犬だって猫だってたいてい『○△犬』とか『××猫』っていう種類のわかる種類名なのに、鳥はなぜか『〜〜ビタキ』『〜〜ショウビン』『〜〜クイナ』、ネコじゃないのに『ウミネコ』、セミじゃないのに『カワセミ』、あげくには『ミソサザイ』って何?『ミソサザエ』ではなく『ミソサザイ』。微妙にナマってるような。ショウビンて?ヒタキって?カワゲラ、ヤマゲラの『ゲラ』って?というめちゃくちゃな名前が多いのです。
それでひとたび気になりだすと、どこまでも気になってしまい、その鳥がどんなものか見てみたくなってしまったと、こういうわけです。だから双眼鏡デジカメとか長靴とかまで買ってしまったと。おまけに『BIRDER』なんていうバードウォッチングマガジンまで買ってしまったと。そんなことしてる場合でもない気もちょっとするんですけど。っていうか、鳥ってすごいキライなはずなんですけど。まあ、名前が気になるので見てみようかなと。