『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:456] 2005年06月21日(火) 01:16
[link:457] 2005年06月28日(火) 03:29
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[link:459] 2005年06月28日(火) 04:00
[link:460] 2005年07月01日(金) 01:20
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なかでも特筆すべきはピアノのサントリィ坂本さんというお方で、イベントが終わり、1日2日と日にちが経つほどにその後味がじわじわと押し寄せてきているのです。その素晴らしいプレイはもちろんですが、あのお人柄、やはりタダモノではないと後になるにつれ、思うのであります。
思い出せば、ブルースセッションのリハスタで、まだなんの会話もかわさずにただご挨拶して一瞬お姿を拝見したのみだった時点でのこと、(大変な失礼を承知で書かせていただきます。どうかサントリィさんがこの日記を読まれることがありませんように。)金髪、ロン毛、そして黒のランニング姿のサントリィ氏、例えていうならば、黒髪、ボウズ頭、白いランニングという、たまの石川さんのかつてのお衣装と対極に位置するファッションのそのオジサマに、私は大変な衝撃を受けたのでした。
しかし、その後みなさんに『お先にスンヅレイスマス. . . 』とおっしゃったのが確かに聞こえ、その直後、『あれ?雨もう止んでる?私は病んでる、なーんちゃって. . . .』とギャグ風ネタをたたみかけられるのを目撃し、家に帰ってHPを拝見し、『思い返しても決して他に比べる人のない、あのサントリィ氏の一瞬理解不能な面白さはやはりホンモノ. . . 』とますます気になっていったのです。
果たしてブルースセッション当日のサントリィ氏も、『鳥居が三つでサントリイ、アハハ』などとやはり至るところでギャグを連発し、ともすれば分刻みのキリキリしがちな現場のムードを常にガス抜きしておられた。そしてもちろん演奏はといえば、ほとんどの曲で毎回ソロをとり、引くところは引き、出るところは出るといった素晴らしいプレイそしてイカした歌声。しかしあのギャグ、そして若干妙な感じの出で立ち。ああ、素敵なお人であったことよなあ. . .
といったようなことを、ブルースセッションもとうに終わった2日後の今日になってまったり思い出したりしているわけです。
う〜〜〜む、出会いというものは奥深いものです。会ってすぐ印象の決まる人、会ってすぐ印象とは違ったもう一枚奥の姿を感じとれる人、まったく感じとれない人、後からじわじわとクル人。ほんとに面白い。音楽を通して、または通さなくても、どんどんいろんな人と楽しく出会って行きたいなー、としみじみ思うのです。
っていうか、出演者の多くのみなさんも加藤千晶のことはまったくご存知なかった(おそらく今も)と思いますが、『チッチ』は一体どういう人に映っていたんだろう。