『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:407] 2005年03月18日(金) 04:15
[link:406] 2005年03月18日(金) 04:07
[link:405] 2005年03月16日(水) 02:22
[link:404] 2005年03月15日(火) 02:34
[link:403] 2005年03月12日(土) 14:52
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恵比寿のカジュアルなフレンチダイニングに連れてってもらった。そのお店はなぜか内装がやたらとバブリーで、入り口から店内からいたるところに余白(余分なスペース)がいっぱいあり、そこに「椅子を積み上げたオブジェ」みたいなやつとか、「白い胸像」とか、「でかいバラの絵」とか「スターウォーズのナントアスーツ(よくわからない)」みたいなやつとかがドーン、ドーンと置いてあり、趣味的にはまったくよくわからないところだったが、料理はどれもこれもすごく丁寧に作ってあってはげしくおいしかった。全部がどうやって作ったのかよくわからない微妙なさじ加減で、それが素材とソースと組み合わせですごくおいしくできあがっている。「リゾットの上にポーチドエッグと穴子のローストが重ねて乗っかっていて、穴子をローストしたプライパンで赤ワインを煮詰めて作ったソースがかかっている」とか、「カジキのソテーにラタトゥイユみたいなのがたっぷりかかって、横にオリーブと何かをどうにかしてなんとかした『タプナード』っちゅーのがそえてある」とか、「骨付きの分厚い豚肉のシンプルなソテー」とか。デザートの「小豆と黒糖のブリュレ黒糖アイス添え」もすげーおいしかったです。
話しの中で、「『傍目からは実体、実力がよくわからないが、言動がおおよそにおいて奇をてらいがちで、自分ではその出方がよいと思っている人、あるいは自分のウリはそれだと思っている人』は苦手だ」と言ったら、「常に魔球を投げるピッチャーとか?」と聞き返され、それを『常に薪を投げるピッチャー』と聞き間違えたまま、まさにその通り!と思ってそのまま『そうそう、ピッチャーなのに薪を投げるのがウリかよ!みたいなね。ボール投げてないじゃん!っていうような人。たまにいますよね。それがねらって『フン、こっちは薪だぜ。』っていう投げ方ならそれはそれで確信犯的でいいんだけど、ただ『薪を投げる』だけで何気なく目立とうとしてる人とかってなんか腹立ちますよね!』と調子に乗ってしゃべっていたら、『魔球』だったことがわかりかなりバツが悪かった。あー、魔球投げ続けるんだったらいいんですよ、ちゃんとボール投げて勝負してるわけだから、魔球が投げ続けられるっていうのもその人の実力ですよ......。私がヤなのはそもそもボールじゃなくてわざと薪を投げるような人ってことで......ってモジモジとなって、すると『薪を投げるピッチャーって?』とツッこまれて非常にマヌケな毒舌になってしまった。ただ笑うしかなかった。アンタが薪投げとるがな!と自分ツッコみ。聞き間違いに注意。