『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:398] 2005年03月06日(日) 17:28
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きのう夜中にうっかりラーメン屋さんに行ってしまった。迷った末、ずっと気になっていたが入ったことのなかったかなり屋台風味のお店に入った。入ると3組ぐらいの先客がいたが、ボーっとあかく灯る電灯のカウンターで一組は、妙齢の女性と明らかに女性よりひとまわりぐらい年下の男で『いや〜33歳(もっと年上に見えるけど)ならまだガンガン行けますよ〜。○○さんみたいに36、7で独身の人狙ってってくださいよ〜』『ありがと。××クンも早く親孝行しなさいよ、親孝行したい時になって親がいない、ってなっても遅いんだから』みたいな会話をしてる。するとその奥で店主と話しをしていた常連らしき中年男性二人連れから『やっぱり捜索願い出そうよ、△△さんもうかれこれ一週間だよ、荷物とかは置いたまんまなんだって、おかしいよ絶対』などという声が聞こえてくる。えー......あまりにも絵に書いたような人生模様.....。やっぱりこういう店は同じラーメン屋さんでも、ただラーメンの味でお客がやってくるイマドキのラーメン屋(道をはさんだ向かいにはそういう店がある)とはまったく違う文化圏なんだなーとプチカルチャーショックでした。ラーメンはすごくおいしかった。