忘れ物はないね?:2005-01-12

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年01月12日(水)

寒かったー。今日は寒かったねー。
日頃、特に冬は外に出ないが、こういう寒い日に限って打ち合わせ2つ。いや厳密には3つ。そのうち2つはわりと緊急を要する内容でひっきりなしに電話がかかり、そのおかげで『ケイタイで大声で話しながら急ぎ足で横断歩道を駆け抜け』、『家に帰れば外でバイク便の人が荷物を持って待ってる』という、自分的には近年まれに見るニセのイケてるビジネスマン状態を経験することができました。しかし私のような人は1年のうち10ヶ月はヒマで、2ヶ月のみ集中的に忙しい、ということもよくあるので、こんなに忙しいのは今月だけかもしれない(マイナス思考)から、ありがたく心と体をひきしめて果敢に挑む(果敢に挑め、とTVブロスの占いに....)のであります。
しかし、某放送局で、某所に立ち寄ろうとして、またまたおかしな所へ迷い込んでしまいました。大きな建物の中には、私の知っている活気のある制作局のフロアとは全く対照的な、神秘的でちょっと怖い感じのフロアもやはりあるのですね(当たり前か)。エレベーターを乗り継ぎ、何度も角を曲がった先は長い長い廊下がのびている。その片側は、番号のついた黒い鉄のトビラがいくつもある。倉庫かとも思えるが、時折、そこから笑いながら人が出て来たりするので、なんらかの部屋であると予測できる。そしてその反対側は窓のないシーンとしたオフィスで黙々と人が机に向かっている広ーい部署。目的の所には結局行けなかったのですが、面白かったです。子供の頃、知らないビルに忍び込んで探検とかしてたのをまた実行できた感じ。このエレベーターに乗るとどこ行っちゃうの?みたいなのって今時あんまりできないもんね。

[link:353] 2005年01月13日(木) 15:50

2003年6月16日までの日記


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