『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:342] 2004年12月18日(土) 23:56
『ああ、すごい元気だよ。ここにいるよ、ほらこりん、ちあきちゃんだよ、ちーあーきーちゃんっ!試しにアンタそこから「こりん」って呼んでみ。』と言う。うちの母はほんとにどーしょーもないような小芸(口の端を指さして『あ〜〜〜〜〜ん、ホラあ〜〜〜〜んして』というと口を一瞬だけ1cmぐらい開く、とか、両手をあわせて『いただきまーす』など。どれもすごい微妙)をいつの間にか仕込んで喜んでいるので、『きたきた』と思いながらも電話口で『こりんちゃん!こりんちゃん!ちあきちゃんだよ!こりん!ワンは?』と叫んでみると、『フゥン......?』とか言ってる。母はこりんの耳に受話器をあてているらしく、私が『ダメなんじゃない?わかってないよ』などと言うのも無視。仕方がないのでそのままこりんの名を叫び続けた。すると、『.......ワン』って!おりこうだね〜〜〜!こりんちゃん。こりんは声は聞こえるのに『ちあきちゃん』の姿がないので、きょろきょろしていたらしいです。でもやってみるもんだね。
犬と電話できたよー。