忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年10月11日(月)

打ち合わせ。いろんなことがいろいろ整ってきつつあり、自分に喝を入れている。

次回ゆわかしと口ぶえの予約特典である「ゆわかしと口ぶえのテーマカタログ略してゆわカタ」を制作しているが、こうして並べてみると、「ゆわかしと口ぶえのテーマ9回分+私自身によるデモバージョン合計10回分』というのは、自分で言うのもなんだが、はっきりいってくだらない!本当にくだらない。しかし一回一回ちがう演奏や、初期の頃の「あれ?最初はこんなんだっけか?』加減や、「ほお、ここでこうなったんかー」というアレンジの遍歴(?)はなかなか感慨深いものである。
そして、何よりはっきりしているのは「ゆわかしと口ぶえのテーマ」はあくまでもワンマンライブシリーズ「ゆわかしと口ぶえ」のためのテーマソングなので、次回のアルバムには決して入ることはない、ということだ。さらに、よほどのことがないかぎり、
この先演奏することはないだろうという予感がある。ということは、この予約特典が「ゆわかしと口ぶえのテーマのすべて」ということになりかねない。と思うと、このしつこさも大目に見てもらえるだろう、と踏んでいる。予約をしてくださった方限定なのでお早めにみなさん予約してね(つまりは宣伝?いや....)。

[link:302] 2004年10月12日(火) 02:33


2004年10月10日(日)

このところあちこちへ打ち合わせなどに持っていく資料を整理したり、曲をまとめたり、計画をたてたりしています。いわゆる私の一番苦手な「ものの整理」という作業です。私がなぜ整理が苦手かというと、途中で方針が変わるからです。だから仕事関係とかはもっぱら超整理法なんですが、これもこれでやたらと封筒に入った資料が増え、しかもその封筒がバランバランなものですから、見た目が悪い悪い。で、関連資料をまとめて新しい順と簡単にいいますが、新しいやつが昔のを基調にして、または昔のを参考に、とかいうのがあったりするのでこれまたごちゃごちゃになるわけです。そのうち、「あ、これって封筒よりファイルにしたほうがいいかも」とか「一個一個じゃなくて一冊にファイリングしよう」とか思いついてしまうので、やりはじめる。しかし全部それにしようとするととてつもないことになる。やめる。ちょっとだけ捨てる。その繰り返しです。今、部屋はものすごいことになってて、クラビの上にオルガンが、そのうえにマイクの箱が、そしてその上に洋服とかもちょっとのってる。最悪。最悪だ。

[link:301] 2004年10月10日(日) 22:06


2004年10月09日(土)

キリンジのLIVEにお招きいただいて、お台場まで観戦に行く。台風で雨が真横に飛んでたり道路脇の柳が折れてたりですごかったが、なんとかたどり着いた。入ってみるとどの人もどの人もずぶぶれで、開演前からキリンジTシャツやキリンジタオルが飛ぶように売れており、会場内はおそろいのタオルを頭や肩にかける人人、人。一瞬矢沢エーチャンのコンサートかと思いました。となりの席のきれいなおねえさん風な人もブーツは干すわ、靴下履き替えるわ、裸足で歩き回るわで、ちょっと非日常空間でした。これで帰りに電車がとまったり道路が通行止めになったりしたら、みんなで足止めをくって、どこからともなく炊き出しとか始まって、もう出演者もお客もなく輪になってフォークダンスでも踊りながら朝を待つ、なんてことになったらおかしいな、と思っていたが残念ながらそれはなかった。ほっとした。

LIVEはあいかわらずのめくるめくキリンジ世界で、ツアーの終盤だけある脂ののった演奏。聴きごたえのあるすばらしいステージでした。帰宅後、再びいろいろ作業。

[link:300] 2004年10月09日(土) 23:16


2004年10月08日(金)

今朝早くに実家の母からFAXが来て、何かと思えば、10月19日から一ヶ月間「大根フェスタ」というのが用賀の東京農大の博物館であるらしいから、このチャンスにアンタ例の大根のうたを売り込みなさい。という。朝早くからFAXで。さすがである。ねぼけながら大爆笑したのだけど、待てよ、これはひょっとしてひょっとするとひょっとするかもよ?と思い、さっそく久住さんに相談。何がどうなるか、またどうにかできるのかぜんぜんわかんないけど、とりあえず「大根はエライ」を世に出すべく、作戦会議中。

午後、名古屋のふるーいふるーい親友でもあり、ギロというバンドをやっている高倉一修が突然東京に来たと連絡があり、お茶する。ギロはフィッシュマンズトリビュートにも入っている知る人ぞ知る名古屋のイカしたバンドである。今となってはごくたまにしか会う機会がないのだけど、十代の頃からお互いを叱咤激励しあって来て、それは今も変わらない。そんなギロはこのところシングルを定期的に出していて、いちばん新しいやつがこの間出たそうです。シモキタのノアルイズレコードとかで売ってるそうです。

[link:299] 2004年10月09日(土) 01:14


2004年10月07日(木)

恵比寿のリキッドルームへロスロボス観戦に行く。青山、鳥羽両氏がかぶりつきポジションへダッシュする中、私は某女史とともにPA横のイスへ向かってダッシュ。見事獲得できて、いい場所で座っていい音で楽しむことができた(でも盛り上がって、途中でやっぱり前へ行きたい衝動にかられた)。ロスロボスはCDで聴いてるとメキシコものはそんなに私の中では盛り上がらないなあ、と思っていたのだけど、ライブは意外にもメキシコものをやると俄然盛り上がる。急にメキシコ世界へつれていかれる感じがするし、何よりそれらを演奏する彼らにやっぱり自信が満ちあふれてる感じがすごいした。自信がっていうのも変だけど、なんだろう、沖縄のおっさんが島唄うたう時とおんなじような何か。もちろんそれ以外の部分もすごい楽しくてよかった。
デヴィットイダルゴの風体がなんかロボットみたいなのも面白かった。帰りに焼き鳥屋さんで軽くごはんを食べて帰宅。

[link:298] 2004年10月09日(土) 01:15

2003年6月16日までの日記


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