忘れ物はないね?:2004-08-30

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年08月30日(月)

8月の終わりに突然友人が亡くなった。いろんな人と電話でやりとりをして、お葬式に参列した。その人が急にいなくなってしまったという実感は告別式に出てさえもわかず、なんだかぽかーんとしてしまった。故人の人柄から、たくさんの人が遠くや近くからお別れに駆けつけていて、そのおかげで長い間会うことのなかった友人たちと再会もできた。久しぶりに挨拶をかわすのがこんな悲しい場だということにはとても複雑な気持ちだったが、これもその亡くなった友人がみんなと会わせてくれたんだな、と思うことにして、近況など報告しあった。言われ尽くした平凡なことだけど、「いなくなってもみんなの心の中には生きている」というのはほんとにこういうことなんだな、と実感する。心からご冥福をお祈りします。

[link:283] 2004年09月01日(水) 14:28

2003年6月16日までの日記


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