『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:273] 2004年08月12日(木) 01:34
[link:271] 2004年08月09日(月) 23:20
[link:274] 2004年08月13日(金) 00:34
[link:275] 2004年08月13日(金) 00:42
[link:276] 2004年08月15日(日) 15:08
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別に観たきゃいつでもアメリカに行くさ〜、なんて顔をしてはいるが、心の中では泣きたい気分だ。
スターパインズへ行くと、すごい人。あれれ、今日もデジタルピアノだ。ピアノどうかしたのかな(どうやら何かピアノにトラブルがあったようだ)。きょろきょろしながら待っていると、いつものようにMCナカジマさんが登場。でもなんか様子が変。曰く『テリーが行方不明になりました。もうしばらくお待ちを〜』オーディエンスは爆笑。さすがQ。最後までやってくれるなあ。などと談笑しながら更に待つ。しばらくしてメンバーが登場し、思ったとおりのっけからエンジン全開で飛ばしてくれた。ステージ脇から観ていたが、あまりに楽しく、また、この数日間のこと、彼らを初めて観た時のこと、それから初めてちゃんと話をした時のこと、そして何よりNRBQというバンドと同じ時代に生きて音楽をかわし合うことができる幸せなどいろいろいろいろな思いがバーーーッと一気にやってきて、泣けてきてしまった。私は普段はシラっとしているように見せかけているが、ウルルン滞在記とかでホームステイなんかさせられたりしたらまちがいなく帰り際に大泣きする。探偵!ナイトスクープで言えば西田局長より先に泣くタイプである。結構後半泣きどおしで、後でジョニーに『泣いてるのが見えたよ』と言われてしまった。ええ、そうですとも、泣きましたとも。だってあなたたちが素晴らしいから。あなたたちの音楽が、私にいつもいろんなことを教えてくれているのです。それこそ聴く度にね。私もいつかアメリカツアーに行きたいよ、と言うとジョニーが『いつでも来いよ、ヴィブラフォンは調達できるよ。鍵盤は木じゃなくてメタルだけどね(ってことはマリンバじゃないけどね。でも私が必要なのはマリンバだけどね)。などとうれしいことを言ってくれる。いつか行けるとは思っているけど来年はちょっとムリだなあ。その前にもっと日本でがんばんないとなあ。
ともかく、これでNRBQ2004年のジャパンツアーはおしまいだ。でも、世界のあっちとこっちだけど、音楽なんて空気の振動だから、いつでもどこにでも届けることができるはず。そんなことみんなわかってることだよね。これからも楽しい音楽が世界じゅうに飛んでいくことを願ってやみません。そして私もそれを飛ばす一人であり続けたいです。
ありがとうNRBQ。これからも体に気をつけて。
最後に、彼らを呼び、そして支えたすべての人達、本当におつかれさまでした。