忘れ物はないね?:2004-07-29

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2004年07月29日(木)

チッチ&クックのデビューシングル「夜をぶっつぶせ!/ナメクジがきらい」は地味に飛ぶように売れているようで、なんともうれしい。早くも久住昌之さんが展覧会をやっている高円寺のStudio zoneというギャラリーから追加の要請があり、夜なべで製作。そして持って行く。この日は時々めちゃくちゃに強い雨が短時間降る、というののくり返しで、ちょうどギャラリーへ向かうほんの数分がそれにかかり、あわてて駆け込む。ギャラリーでお茶をしながら、久住さんの作品群を見る。「クスミ・ダイジェスト展」という名にふさわしく、久住さんの今までの仕事などが凝縮して展示されていて、子供の頃の絵なんかもある。久住さんは現在、素晴らしい素敵な変なオトナだが、こういう人はやっぱりコドモの頃からそうなんだー、とうなづけるような笑える子供時代(褒め言葉)、そしておかしな若者時代(もちろん褒め言葉)、どれもこれも全部がやっぱり現在の久住さんに結びついていて、すごいよかった。何度も笑っちゃった。展覧会の展示を観てつい噴き出す、というのもあまりないことなのでとにかくこれはすてきな展覧会だと思った。さすが、というようなでかい油彩とか、かっこいい切り絵とかもある。

そこで8月の13日はチッチ&クックの初ミニライブをすることになった。ギャラリーで初お披露目というのも13日の金曜日というのもチッチ&クックらしい。レコーディングはできたが、ライブはどうなることか。みなさん見に来てください!

その後、NRBQのライヴビートの収録でNHKへ。ライブハウスでしか観た事のないQの演奏を天井の高いスタジオで観るというレアな体験ができて面白かった。

そのQと同じ時に収録したデキシード・ザ・エモンズは初めて観たがすごかった。グオーンズダダダダダダダジャガガジャガガビーーーーンという感じだ。以前ゆわくちにゲストで出演してくれたブラウンノーズ2号が『プーヤン』としてデキシーでベースを弾いているのだが、やはりバカテクだ。すごい。しかもちょっと痩せていた。あんなにすごいライブを毎回してたらそりゃあ痩せるよな...と思うようなほんとにすごいスタミナ消費系のステージで、圧倒されてしまった。おつかれさまでした。

[link:265] 2004年07月30日(金) 18:10

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?