『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:257] 2004年07月18日(日) 22:34
結成から10周年を迎えた栗コーダーの磨きのかかった演奏とマイペースな進行ぶり、そしてバカラックから寅さん、ビートルズに至るまで何をやっても「栗コーダー以外の何物でもなくなってしまうスゴさ」に改めて感心する。
久住さんがゲストのこの日、思いがけず、ギター一本でテクノを弾き語る類い稀な才能の持ち主「坂本Q一」のステージも観ることができてすごいラッキーだった。久住さんの曲はすっごくオカシイのになぜかホロッとくる。
急遽、アンコールで一緒に歌うことになり、私としては音楽人生上非常に稀なハンドマイクでコーラスをさせていただいた。ハンドマイクっていや〜ほんっとに心許ないモノなのですね。両手(っていうか片手だけど)が自由で「振りをつけようと思えばつけられる状態なのに何もフリをつけずに歌う」のって苦痛だ。よく歌い上げるタイプの歌手の人が歌いながら手をひらひらさせたりするのって個人的にあんまり好きじゃない(似合ってる人はヨシ)のですが、ありゃやりますよね、手持ち無沙汰だもん。でも、栗コーダーカルテットアレンジの久住さんの曲はどれもバツグンにかわいくて、一緒に歌えてとてもうれしかった。
会場に持っていった久住さんとのブルースユニット「チッチ&クック」のデビューシングルも、持ってった分だけ見事に完売し、買ってくださったみなさんほんとにどうもありがとうございます。ぜひ聴いて苦しんでくださいね!アレ、最初に聴いてピンと来なくても何度か聴いてるとじわじわと虜になるタイプのユニットなので。ホントです。
そのうちチッチ&クックもライブをする予定だし、プロモビデオも作るつもり。正統派でいきます。
それから、いよいよ来日が近付いて来たNRBQのウェルカムライブのほうもぜひ。加藤千晶はゆわかしと口ぶえ軍団と出演します。大阪でオープニングアクトもします。
ウェルカムライブのチケットは加藤千晶食堂でも承っていますのでご予約お待ちしています。7月26日の午後12時(お昼)までで締切らせていただきますのでよろしくお願いします。