忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年06月04日(金)予約もうすぐ締切です!

さて、リハがはじまった。
今回のリハはなんと実可さんのおうちのスタジオをお借りしてやっているのである。実可さんのおうちには地下に広いスタジオがあり、ピアノやマリンバなどがデーンと置かれているうらやましいお宅なのである。ピアノを弾いたら、私の実家のピアノのタッチと極めて似ていて、なにかとってもなつかしいような気持ちになった。
ともかく、なんか楽しい感じである。申し訳ないが、私以外の人はみなバッチリである。曲を作っている本人が一番やばい。いやあ、リハの初日というものは何度味わっても針のむしろのような心地(むろん誰も責めやしませんが)であり、毎回心を入れ替えようと決心する場でもある。しかし楽しい。
リハ後、けっちゃん、おさむちゃんたちと回転寿司へ行った。イマドキの回転寿司はまわるレーンが3階建てで、回るスピードが3段ともちがうのだ。一番下はお茶とか湯のみとかお箸などの備品が乗ったやつで、わりとゆっくり回っている。入ってきたばかりのお客さんがモタモタといろいろを用意するのに適当なスピード。そして真ん中がメインのお寿司レーン。ねらったものがこっちまでやって来るのが待ち遠しく、しかし迷っていると行ってしまうせつないスピード。でもう一つ、一番上は一般の人は使わない厨房からオープンキッチン部分への配達レーン。これはかなりのスピードだ。厨房で作ったモノ(特大えびフライ巻き)とかがシューーーッと意外な速さでやってきて板前さんの前まで来るとピタッと止まる。すごい。見ている間にもエビフライやメロンなどがシューーーッ、ピタ。シューーーッ、ピタ。とやってきた。自分の頼んだものがそのスピードで厨房から出てきた時のうれしさは格別である。
食べ過ぎてお腹が痛くなった。
みなさん『ゆわかしと口ぶえ』は6月8日、来週の火曜日です。どうぞおいでください。お待ちしてます。

というわけで、私の敬愛してやまないバンドNRBQが今年も来日ツアーをします。
で、今回はなんと大阪で私がオープニングアクトをすることになりました。しかも、この最強のゆわくち軍団での大阪行きが実現!関西方面の方、NRBQも見逃すと後悔、加藤千晶も見逃すと後悔します。ぜひぜひ見に来てください。他にも来日を記念して日本のアーティストが歓迎ライブもするのですが、それにもゆわくち軍団で出演します。このライブはほかにも真城さんやほかにもあのヒトやこのヒトの出演が決定しています。ぜひみなさん遊びに来てください。

[link:228] 2004年06月05日(土) 01:51


2004年06月07日(月)ゆわくちvol.9いよいよです。

今日はキマタくんも参加してもらってのリハ。
いつきいてもキマタくんの独特な歌声は素晴らしいです。
そんなキマタくんにあんなうたやこんなうたを唄ってもらっちゃうのです。楽しみです。

ゆわくち軍団も絶好調です。
雨ふりも楽しくなるライブになろう。
最近つくづく思うのですが、ライブっていうのはやっぱり
演奏している側だけでは成立しないものなのです。当たり前ですが、CDとはちがう。その場の空気としてやってきて、どこかへ消えてしまうものなのに、その消えてしまうものを演奏する人と聴いて味わう人とで一緒の時間に共有できるという何だかとてもすごいものなのです。何が起きるかわからないというモヤモヤからその展開までをも共に味わえるのだ、と思うとそれだけでなんかものすごくウレシイことに思えます。
今度もやっぱり何が起きるかわからない。そのなんともいえない気持ちの膨らみをその場にいる人々と味わいたいなあ、とつくづく思う六月の空です。

[link:229] 2004年06月07日(月) 02:12


2004年06月08日(火)ゆわくち本日

池袋へ行く。リハをした後、けんけんというラーメンとお粥のおいしい店に行った。
エビワンタン麺というのを頼んだらぷりっぷりのエビワンタンがいっぱい浮かんでいて、たいそう美味しかった。とてもおいしいお店で、有名人もいっぱい来店しているようだ。テレビチャンピオンのラーメンチャンピオンの人も来てる。へえ、ほお、と感心していたが、どうもお店の人がアニメ好きらしく、店内に貼ってあるメニューのあらゆるものにピカチュウとか博士(何のキャラかはわからない)とかみたいな絵が描いてある。

きのうはきのうでリハの後、実可さんのおうちの近くのとってもおいしいパスタ屋さんへ行き、みんなでパスタとケーキを食べた。閉店間際に多勢で駆け込んで、いざ頼んでみたらパスタもケーキも、誰ひとりかぶらず全員バラバラのものを注文していた。おそるべしゆわくち軍団。

そんなこんなで、『もうすぐライブだから』『スタミナつけないと』とかなんとか言って食べてばっかり。

そうやって溜めたエネルギーを本番でガーッと派手に使うぞ。みなさん、もうゆわくちはもう本日です。
どうぞお誘い合わせのうえ、観に来てください。

[link:230] 2004年06月08日(火) 00:44


2004年06月09日(水)ゆわくち終了

ゆわかしと口ぶえに足をお運びくださったみなさま、どうもありがとうございました。
遠くや近くから観に来てくれた方々、ゲストのキマタくん、最強のゆわくち軍団のみなさん、スタッフのみなさんのお陰ですごい楽しいライブになりました。この場を借りて感謝の気持ちを全開にしてみます。
大人数なだけに、いつもMANDA-LA2のステージ上の配置が大変なのですが、きのうはピアノ越しにマリンバをたたく実可さんがよく見えて、あんなスゴイマリンバなのに、カリカリした様子も見せずマリンバと楽し気に向き合っている実可さんを見るとますます楽しくなりました。今さら言うのも変なんですが、あえて私から言いますと、実可さんだけでなく、ゆわかしと口ぶえ軍団のメンバーはほんと、すごい。全員が全員ともほんとにOne&Only。そういう人々が一丸となって自分の曲を一緒に演奏してくれる、という幸せは何物にもかえがたい。だからこそ私はこれからもうんとうんと面白いライブをしよう。と思うわけです。

きのうはおなじみの方はもちろんはじめて観てくれたという人も結構いて、うれしかった。回文対決のあたりで、何も知らない人の「コレ何やってんだろう....?」みたいな雰囲気がばんばん伝わってきたのも面白くて、いい感じでした。お越しに慣れなかった方のために勝敗のみ記しますと、前々回、前回に引き続き、引き分けて終了しました。いやあ、今回はなかなか妙な感じの対決でした。

キマタくんのワンちゃんソングも素晴らしかった。
突然の犬クイズにもイヤな顔ひとつせず付き合ってくれて、ありがとう。

そうそう、予約特典のCDをお持ちになった方、いかがでしたか。また次回も何か考えたいと思っています。

次のライブはクロコダイルのNRBQウェルカムライブ、そしてNRBQ大阪公演のオープニングアクトです。

ほかにもいろいろ計画中。がんばります。

[link:231] 2004年06月09日(水) 16:55


2004年06月11日(金)

今日は母の誕生日。
母には羊羹を買い、お祝電報を打った。電報を依頼している時に、電文に「羊羹が届くので食べてください。」というのを入れたら、読み上げている時、NTTのお姉さんに笑われた。そして、全然関係ないけど自分にはPower Bookを買った。
Power Book買ってしまっただよ。雨降ってるし、別に今日買うつもりはなかったんだが。
しかし出会いというもんはそんなものである。これで、外のスタジオで仕事をする際の問題がかなり解決する。しかし全面的に解決するためにはもう少しいろいろを買い足さねばならないし、慣れなければならない。
もう少し経ったら都合よく、これを駆使するような仕事が来ないかなあ。

[link:232] 2004年06月12日(土) 00:42

2003年6月16日までの日記


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