『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:203] 2004年04月26日(月) 15:54
[link:202] 2004年04月26日(月) 00:36
[link:201] 2004年04月26日(月) 00:17
[link:200] 2004年04月21日(水) 23:34
[link:199] 2004年04月19日(月) 22:50
k-diary script by Office K.
※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。
まあそれでもいいのかも、とも思ったが、もともとブルースとかやっぱり好き、って思っちゃうので、近頃また聴いたり観たりしている。音だけ聴いたりしていた時はジョン・リー・フッカー最高!と思っていたが、演奏している姿も込みで見たら今は断然ライトニン・ホプキンスだ。ジョン・リー・フッカーのかわいい感じの見た目から繰り出されるいぶし銀のブルースももちろん最高だが、ライトニン・ホプキンスのめちゃくちゃだけど自分だけは筋が通っている頑固じいさんっぷり、変てこな演奏スタイルっぷりがたまらない。拍子はあったりなかったりで、自分の好きなところで次のコードに移ったりするくせにバックがそれに着いてこられないと睨む、妙なワウを曲の途中で急に踏む(ほんとに突然ピキューーーン!という)、思いもよらないところで突然終わる、まちがえると勝手に終わる、盛り上がってフラフラと客のほうへギターを弾きながら歩いていきたい風を醸し出しつつ、「あ、歌もあるからマイクのとこへ戻んなきゃ...」みたいな感じでフラーッとまた戻るが結局歌い出しには間に合わず拍子を無視、などわが道をひたすら突き進むライトニン・ホプキンスだが、そのすべてが最高にかっこいい。そうかと思えば、MCはやたらとマトモで、ちゃんと曲の解説をしたり、家にしばらく帰っていない若者に、家へ帰り両親を尊敬しろと説いてみたり、自分の思い出話をロマンチックに曲へつなげたり、して全然めちゃくちゃではない。むしろとてもちゃんとしている。どうやらこの人は私が小学生の時にはもう死んでしまったらしい。生で観たかった。