『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:176] 2004年03月10日(水) 16:13
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で、その店に限ってかどうかしらないが、私が行った時には必ず外国のお客さんがいて、いつもベラベラベラと店員が英語をしゃべりまくっている。まあ表参道だし、こういうのが普通なのであるか〜〜。と思ってやりとりを小耳にはさんでいたが、外国のお客さんはやはりああいう表参道の小洒落たお店でもガンガン値切るのね、ということがわかった。お店の人も慣れた様子で『We can't』の一点張り。『まとめて買うから』『マネージャー呼んで来い』『じゃあ税金分だけでも負けろ』と、洋服一枚買うのにもねばるねばる。へえ。でも結局負けてもらえてなかった。
そこのお店は対応がすごい丁寧で、私がほんの指犬形を買うにも『手作りなので顔が全部ちがいますから』と言って奥から全部を出してくれて見せてくれたりする。革の小物を買おうとすれば、それも『一点一点革の味わいがちがいますから』と全部在庫を出してくれる。置いてあるものも1000円ぐらいのピン留から20万以上のラグマットまでピン切りだし、面白いお店だ。