『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:170] 2004年02月28日(土) 01:50
で今は、奈々子の傷が1日で治っちゃったと思ったら今度は両親が飛行機事故で死んでしまった段階。
もう短い時間によくそんなに思いつくなあと思うような展開がありすぎて、しかも知らないうちに1年経ってたりして、もう何がどうなってこうなってるのか思い出せない。
で、こういうのをクドカンとかが面白がってやりそうなんだけど(マンハッタンラブストーリーの中の『軽井沢婦人』とか。)、そういう「お楽しみ」的な濃い人が濃く演じるやつじゃなくて、あえて「フツーの役者さんたち」がやってるのが見どころです。『棒読みっぽく』やってるんじゃなくて、微妙にほんとうに棒読みっぽい役者さんがやってたり。いやなんだけど、でもちょっとどっかにひっかかる感じの微妙なさじ加減.......とかって思って観出すと、やっぱりこのディレクターはすごいのかもしれません。ツッコんじゃうと面白くないので、ツッコまないで観ることが第一条件です。でも一回はぜったい大笑いしてしまう。