忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年03月01日(月)確定申告

近くの区役所出張所みたいなところに税理士さんが出向いてきてくれて、わかんないところを相談しながら書いてそのまま提出できる、というやつに行ってきた。入った瞬間に『ああ、あの人にあたるとおしゃべりでめんどくさそうだなあ...』と思ってしまった人に見事に当たってしまい、書いてる間じゅうぺらぺらと関係ないおしゃべりをされて、数カ所記入をまちがえてしまった。職業欄が「音楽家」だからって桑田佳祐とくらべないでよねー。こっちは「音楽家」って書くこと自体がものすごく恥ずかしいんだからさー。そういえば去年は坂本龍一をひきあいに出されたっけなー。あっちも音楽家、こっちも一応音楽家って書くけどさー。いつも職業欄になんて書くかいろいろいろいろ考えるんだけど、作詞家とか作曲家、演奏家、ならリアルだけど、音楽家ってどうよー。すごいゴージャスで嘘っぽいじゃん。世界を股にかけて億ってお金動いてそうじゃん(偏見?)。と思って躊躇するんだけど、仕事の内容がヘンに作詞、作曲、演奏、歌唱、一応すべてに渡ってるからやっぱり「音楽家」なんだねー。ま、慣れるか、そのうち。

[link:172] 2004年03月03日(水) 16:54


2004年03月04日(木)

私が昔少年王者館というところにいた頃にお世話になっていた、名古屋の七つ寺共同スタジオという小さな劇場の小屋主さんの奥さんが亡くなったことを人の日記で知る。
その人とは直接たくさんお話したことはなかったけど、顔ははっきり浮かんでくる。なんとなく体をちょっと傾けたような歩き方するのが印象的だった。遠くからですが、ご冥福をお祈りします。

今日は空気リハだった。どこかへ傘を忘れて来たようだ。

[link:173] 2004年03月05日(金) 02:11


2004年03月06日(土)もう3月なのに

今年の手帳がない。A6の6つ穴のやつだから、とりあえず中身を買わなきゃ、と思いながら、外身に飽きて新しいのが欲しいなあ、と探し続けてはや数カ月。要するに自分の納得のゆく手帳カバーさえ手に入れば中身はどうでもいいのだが、すっごく気にいるとそれはノート形式になっていて差し換えができない形態のやつだったり、大き過ぎたり、もうダメダメなのだ。で、ぐずぐずしているうちに去年の12月の次の白いページに手描きで1月の日付けと曜日を入れ、そこにスケジュールを書いている。で、次のページに2月。で、ついに3月。手描き。でももう限界。ちゃんと順序よくあいている余白のページがなくなってきてる。すでに3月は何かの走り書きのページをまたいでしまった。しかも忘れてはいけない5月ぐらいまでの予定は2004年分のカレンダーが1ページにおさまった極小カレンダーにただ印をつけて書き込んである(5月の話をしている時点ではすぐに書き込む所がないから)。かなり危険。もう買おう。でも手帳っていつも持ってるものだか気に入らないやつを買うとイライラしていやなんだよな。でも結局その場しのぎの変なやつになっちゃうのかな。やだな。

[link:174] 2004年03月06日(土) 17:14


2004年03月07日(日)しほーんけーき

私はシフォンケーキが好きだ。喫茶店やケーキ屋さんやファミレスなどでもシフォンケーキがあると頼んでしまう。

仲良しのUさんのお誕生日ということで、シフォンケーキをいただいた。本来ならこちらがケーキやプレゼントなどをあげる立場だが、うれしいことに『はい、これはカトーさん』と言ってとってもとってもおいしい弓削牧場のシフォンケーキというのを持って来てくれたのであった。それは、なるほどお取り寄せでわざわざ手に入れてまで食べたくなるようなふわっふわしっとり甘さ控えめちょっとチーズ風味。という見事な気泡のシフォンケーキで、本当に『あれ?』と言っている間になくなってしまった。ああ....。どうもありがとう。ごちそうさまでした。もっと食べたい...。最後になりましたがUさんお誕生日おめでとう。

[link:175] 2004年03月10日(水) 16:00


2004年03月09日(火)

表参道で用事をすませた帰り、手帳カバーとかないかなあ、と立ち寄ったお店で犬の指人形(また?)を衝動買いしてしまった。別に衝動買いってほどの買物でもないが、まあ私の中の衝動買い取り締まり委員に報告。
で、その店に限ってかどうかしらないが、私が行った時には必ず外国のお客さんがいて、いつもベラベラベラと店員が英語をしゃべりまくっている。まあ表参道だし、こういうのが普通なのであるか〜〜。と思ってやりとりを小耳にはさんでいたが、外国のお客さんはやはりああいう表参道の小洒落たお店でもガンガン値切るのね、ということがわかった。お店の人も慣れた様子で『We can't』の一点張り。『まとめて買うから』『マネージャー呼んで来い』『じゃあ税金分だけでも負けろ』と、洋服一枚買うのにもねばるねばる。へえ。でも結局負けてもらえてなかった。
そこのお店は対応がすごい丁寧で、私がほんの指犬形を買うにも『手作りなので顔が全部ちがいますから』と言って奥から全部を出してくれて見せてくれたりする。革の小物を買おうとすれば、それも『一点一点革の味わいがちがいますから』と全部在庫を出してくれる。置いてあるものも1000円ぐらいのピン留から20万以上のラグマットまでピン切りだし、面白いお店だ。

[link:176] 2004年03月10日(水) 16:13

2003年6月16日までの日記


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